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薬の正しい保管方法とは?常備薬リストで使用期限をチェック

薬チェック

体調が悪くなって「病気かな?」と感じた時、貴方ならどのような対応を取りますか?急激に体調が悪化したのなら病院に直行するでしょうが、軽い発熱や頭痛くらいであれば市販薬を使用するのではないでしょうか?

最近では多くのドラッグストアがいたる所にできており市販薬も購入しやすくなったと思います。市販薬だけでなく日用品や食料品なども販売しているので手軽に利用することができ便利ですが、体調不調になった度に買いに行くのではちょっとおっくうですよね。

そこで「救急箱」の出番となるのです。

今回は救急箱にある常備薬の便利さ、そして正しい保管方法についてです。大事な薬の効果を間違いなく得られるように、知識を付けておきましょう。

何となく懐かしい救急箱はとっても便利!そのメリット

少し前まで救急箱はどの家庭にもありました。いわゆる「薬箱」ですが、大抵の病気の対応はこれでできたように思います。しかし、最近救急箱を常備している家庭が減少傾向にあるみたいです。

昔から薬の行商と言えば「富山の薬売り」ですが、これは救急箱に一定の薬を入れておき、使用した分だけ料金を精算する「置き薬」のビジネスです。

救急箱の中には「風邪薬」「頭痛薬」「腹痛薬」「軟膏」「絆創膏」「ほうたい」など様々な薬が溢れるように入っています。中にはビタミン剤なども入っていたように記憶しています。

何が入っているのか解らない状態で「開かずの救急箱」となっている家庭も相当数あったようですが、子供がいる家庭ではそこそこ重宝していたのではないでしょうか?

子供が体調を崩しても救急箱を探すと、とりあえず何らかの市販薬が入っているのですから、これはもう便利ですよね。そして料金は使用した分の後払いなのですから…

ただ、この薬売りの薬を良く見てみると見たことのない銘柄の薬が多く入っています。名前も衝撃的であることが多く、「赤玉」だの「黒玉」だの「マムシ」だのちょっと抵抗があるものもあります。

現在でもこの薬の行商システムは「置き薬」として、いくつかの会社が行っており、根強い人気を誇っているようです。

救急箱があるとこんなに便利

昔は実家を出て独り立ちしたり、家庭を持ったりした時には救急箱を用意したものです。まあ一人前の証拠と言いましょうか、独立した記念と言いましょうか、とにかく救急箱を準備したのです。

それは今みたいにドラッグストアがない時代に、急に病気になっても薬局まで行くのが大変と言う環境が原因だったのかも知れません。

しかし、現在においても救急箱はとても便利な存在です。救急箱にはもちろん市販薬しか入っていません。そして様々な種類の市販薬が入っているのですから、一般的な病気の対応はバッチリです。

また、風邪などの感染症は初期対応が大切なので、「明日ドラッグストアに行こう」では症状を悪化させてしまう可能性もあります。また、虫さされなども直ぐに薬を塗ることで症状の軽減が期待できます。

初期の導入時にちょっと費用はかさみますが、あると便利が救急箱なのです。

子供がいる家庭には救急箱は必須アイテム

あると便利な救急箱ですが、特に小さな子供がいる家庭には必須なものではないでしょうか?大人で救急箱を使用するのは、風邪や頭痛などの内科的な対応だと思います。

しかし、子供は内科的な症状よりも、外科的な症状で利用するケースが多いのです。外科的と言っても「外で転んで擦りむいた」とか「虫に刺された」などの症状ですが、この対応にも救急箱は必須です。

救急箱の優れている点は色々な市販薬を一気に持ち歩くことができるところで、子供が外で怪我をしても全ての薬を持って処置ができますね。

また救急箱で対応できないレベルの怪我であれば、病院に直行する判断にもなります。

どんなものが必要?救急箱の中身を考えてみよう

便利な救急箱ですが、その中身はちゃんと考えてそろえる必要があります。「私は風邪を引きやすいから」と言って風邪薬だけを大量に用意していては、救急箱とは到底言えないのですね。

まずは基本の風邪対策を考えよう

市販薬で最も需要が高いのが「風邪薬」ではないでしょうか?コマーシャルでも「風邪かな?って思ったら…」などと言っていますが、初期の対応で症状を軽くすることができます。

風邪薬は「総合感冒薬」と言って「発熱」「鼻水」「喉の痛み」「咳」などの症状を緩和させます。様々な症状に効果のある総合感冒薬を救急箱に常備する人が多いのですが、家族の体質も考えるのも大切です。

最近発売されている風邪薬はタイプ別に分かれていることがあります。「鼻水重視タイプ」「発熱重視タイプ」「喉の痛み重視タイプ」ですが、もし家族の中で喉風邪が多い人がいれば「喉の痛み重視タイプ」の風邪薬を用意した方が良いでしょう。

総合感冒薬は風邪の諸症状に効果があるように作られていますが、その効果は低くなってしまいます。風邪の症状パターンが予め解っている場合には、専門的な風邪薬を用意しましょう。

また、発熱対策として「水まくら」を用意したいところですが、最近では使い捨ての「熱さまシート」などが発売されていますので、これを利用するのも良いでしょう。

鎮痛薬や解熱剤は必須アイテムだ!

頭痛などの症状に効果のある鎮痛薬を、常備している家庭は多いと思います。いわゆる「バファリン」「ロキソニン」に代表される薬ですが、これらは頭痛以外にも様々な効果を発揮してくれるのをご存知でしたか?

まずは「解熱作用」。鎮痛薬には解熱剤としての作用もあり、風邪などで発熱が治まらない時には重宝します。また、あまり知られていませんが「肩こり」「腰痛」の緩和にも効果が期待できます。

様々なシーンで使用できる薬なので、救急箱には入れておきたい必須アイテムです。

緊急性がある胃や腸の薬

出掛けなくてはいけないのに、急な下痢で困ってしまう経験ってありますよね。そこで救急箱に必要なのが「下痢止め」です。

代表的な薬では「正露丸」がありますが、最近では水なしで飲める下痢止め薬などがありますので、そちらの方が便利かも知りません。また、食べ過ぎなどの時の消化不良に効果のある「胃腸薬」も救急箱に入れておくと便利です。

胃酸を制限する「H2ブロッカー」などの専門的な胃腸薬は常備する必要はありませんが、定期的に胃酸過多がある人は救急箱に入れておいても良いと思います。

アレルギー気味の人には必須の鼻炎薬

季節の変り目などに鼻水がジュルジュルと出る場合があります。これは鼻炎が原因であることが多く、「アレルギー性鼻炎」かも知れません。

大抵は数日で治まることが多く、こんな時には鼻炎薬を常備していれば安心です。また風邪が治った後にも鼻水が暫く続く場合にも便利です。

うがい薬など予防薬も忘れないように

体調不良はちょっとした変化で解ります。特に喉の痛みは風邪の引き始めに多く見られる症状で、喉を殺菌することで症状を緩和させることができます。

うがい薬は喉を殺菌して喉に付着した細菌を排除します。水うがいでも効果はありますが、救急箱にうがい薬が入っていれば、イザと言う時には安心です。

また、予防の観点から携帯型の除菌スプレーなども救急箱に入れておくと良いかも知りません。

目薬は普段使いと違うものを用意して

目薬を普段から使用している人は多いと思います。あらためて救急箱に入れる必要はないと思ってしまいますが、ここで用意したい目薬は殺菌効果のある目薬です。

ドラッグストアで目薬を見てみると「視界くっきり」「疲れ目に」と言うタイプと「結膜炎」「ものもらい」のタイプに分かれているのが判ります。

一般的に私達が普段使用しているのが疲れ目タイプであり、この商品には殺菌効果がありません。例えば目にドロが入ったり、人の指が入ったりした場合では、このタイプの目薬を使用しても救急処置にはならないのです。

このような場合には抗炎症効果が望める結膜炎タイプの目薬を使用すれば安心です。このタイプの目薬は1回使いきりの個別包装になっているものがありますので、救急箱にはそれを用意した方が良いでしょう。

虫刺され用の軟膏は痒み止めにも

突然の虫刺されに効果のある「虫刺され軟膏」も、ぜひ救急箱に用意したい薬です。特に最近では蚊だけではなく、ダニによる被害も多く発生しています。

虫刺されは放置すると皮膚の炎症が悪化してしまう可能性がありますので、生活環境に合わせた虫刺され軟膏を用意しましょう。

傷や小さな怪我に対応する用品

転んで擦りむいたり、カッターで指を切ったりと日常生活では小さな怪我はよく起こります。少しの傷でもそこから細菌が入り込むことで、「破傷風」など重症化することも考えられます。

そこで救急箱で用意したい小さな怪我に便利な用品を紹介します。

  • 殺菌消毒薬(マキロン、オキシドールなど)
  • きず薬
  • 滅菌ガーゼ
  • 包帯
  • 絆創膏
  • テープ
  • はさみ
  • 脱脂綿
  • ピンセット
  • その他

湿布薬には温湿布と冷湿布があるのを知っていますか?

捻挫や腰痛などに使用する湿布薬ですが、実はこれには「温湿布」と「冷湿布」があるのをしっていたでしょうか?

2つの湿布の違いとは、患部を「温める」か「冷やす」かであり、間違えた使用をすると症状を緩和するどころか悪化させてしまうこともあります。

一般的に捻挫や急なぎっくり腰などでは、炎症のある患部を冷やす必要があることから冷湿布を使用します。しかし、慢性的な腰痛や肩こりなどで冷湿布を使用すると筋肉を硬直させてしまい症状を悪化させてしまうでしょう。

このため慢性的な腰痛や肩こりでは温湿布を使用して筋肉をほぐす必要があるのです。

救急箱では慢性的な症状の対応は必要ないと思いますので、捻挫や急な腰痛に必要な冷湿布を中心に用意するようにしましょう。

このように用途に合わせた医薬品を潤沢にしておくことが良いでしょう。

えっ、あれ入ってなかったっけ!?とイザというときに慌てないために、どういうものが入っているのかを管理する必要があるのです。

有効利用するには適切な管理が必須!チェックリストを活用しよう

このように救急箱には様々な市販薬が常備されており、イザと言う時に大きな力を発揮してくれます。しかし、その力を最大限に利用するにはある条件をクリアしなくてはならないのです。

それが「救急箱の管理」なのです

薬には使用期限があることをお忘れなく!

あまり意識しないことが多いのですが、実は食品の賞味期限と同じく市販薬には使用期限があります。これは薬によって期間が違うので一概には言えませんが、1年以上の期間があることが多いようです。

市販薬は病院から処方される処方薬と比較して使用期間が長く設定されていますが、それでも長くて3年程度となっています。

使用期限の切れた薬を服用することは、製薬会社も認めておらず問題が発生しても自己責任になってしまう可能性が高くなります。定期的に救急箱をチェックして使用期間が迫っているものは新しいものと交換しましょう。

軟膏などで開封した薬の使用期間は意味が無い

軟膏など個別包装していない薬を開封した場合、その薬の使用期間が長く残っていても早期に使い切ることが基本です。薬は開封してしまうと酸化や成分が弱まってしまうことがあります。

また、何回か使用している間に、細菌に汚染されている可能性もあります。個別に包装されていない薬を開封した場合は、1ヶ月程度で使い切るようにしましょう。

また、このような状況を避けるために、軟膏類は大きなものを買わずに小さなパックや使いきりタイプのものを用意するのも方法です。

救急箱を管理する上で便利なのが「救急箱チェックリスト」です。これは救急箱に収められている薬を管理するリストで、項目は以下のようなものが良いでしょう。

記事2参考イラスト

  1. 薬の効果(例:風邪、下痢など)
  2. 薬の名前
  3. 購入年月日
  4. 使用期限
  5. 使用開始年月日
  6. 包装タイプ
  7. その他

このようなリストを救急箱と保管することで、中身の管理や使用期限の把握など様々なことに利用できます。イザと言う時に「薬が使用期限を過ぎていた!」なんて話をよく耳にしますよね。

そのようなことがないように救急箱チェックリストを活用してみませんか?

ずぼらな人は置き薬が良いかも?

このように救急箱は管理されてこそ威力を発揮するのですが、忙しかったり面倒くさかったりする人はなかなか実行できない場合があります。

そのような人は始めに紹介した「置き薬(配置薬)」が良いかも知りません。置き薬であれば最低でも年に1回は営業マンが来てくれて救急箱をチェックしてくれます。

使用期限が近づいている薬は新しいものに交換してくれて、使用していなければ料金もかかりません。管理も営業マンが行ってくれるので、貴方は使用した分の費用を払うだけなのです。

しかし、そこの会社が扱っている薬だけしか入手できないので、自分に合った薬を探すのには苦労する可能性があります。

持っていると心強い救急箱ですが、自分でやるにしても他人に任せるにしても管理を怠ると、その効果は減少してしまうことを理解しましょう。

自分に合ったスタイルを見極める必要がありますね。

置き薬は少々単価が高いものもありますので、その辺りも考えましょう。

薬をどこに置いておこう?正しい保管方法とは

次は薬の保管方法です。「なんとなく」な場所に置きっぱなしではいけません。救急箱の中身もそうですが、しっかり管理することが効果を十分に受けるためには必要なのです。

直射日光を避けて保管する

1つ目のポイントは直射日光を避けて保管する事です。強い日光のあたる場所に長時間おいておくと品質が変化する恐れがあります。

直射日光が当たらず比較的涼しい場所に置いておきましょう。例えば押し入れの中などです。ただ、液タイプの薬は冷蔵庫で保管しなくてはならない事も多いので、購入時に薬剤師さんから保管方法についても確認しておきましょう。

粉末はとくに湿気の多い場所に置かないようにする

薬を湿気の多い場所に置かないようにしましょう。特に粉末の薬を保管する際は湿気に十分な注意を払う必要があります。粉末状の薬は湿気を吸い込んで固まってしまう事がありますので、薬を保管する際は、高温多湿を避けて冷暗所にしまいましょう。

座薬は冷蔵庫で保管する

座薬は体温で溶けるようになっています。一部室温で保存しても解けない座薬もありますが、吐き気止め、熱さまし、痛みどめなどの座薬は室温に置いておくと溶けてしまうことがあります。溶けている状態では座薬は使用できません。

一度溶けた座薬を冷蔵庫に入れると再度固まりますが、こちらを使用する場合は使用できるかどうかを医師や薬剤師に確認してください。便秘を解消するための座薬など一度溶けると効果がなくなってしまう薬もあります。

薬の添付文章は薬と一緒に保管する

添付文章は薬と一緒に保管する事が大切です。ドラッグストアで薬を購入すると必ず添付文章が付いてきますし、病院で処方してもらった薬にも必ず説明文がつけられています。こういった薬の添付文章はどうなさっていますか?

中には、無くしてしまったり捨ててしまったりする人も多いようですが、添付文章には薬に関する細かい説明がされています。ですから薬を全部飲み終わるまでは薬と一緒に保管しておきましょう。

別々に保管するよりも無くすリスクが少ないですし、必要な時にすぐに確認する事ができ便利です。

子供の手の届かない所に置く

これはもちろんですが、薬は子供の手が届かない所に保管するようにしましょう。小さなお子様は薬を誤飲するリスクがあります。もしも大量に誤飲した場合は、体に悪影響を及ぼすことも十分に考えられます。

万が一誤飲してしまった場合はすぐに病院で診察を受けてください。場合によっては胃洗浄などが行われます。

車の中も夏は高温になるのでNGです。

簡単に手に入るものでも立派な医薬品。

ナイーブなところもあるのだとしっかり認識してくださいね。

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