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重篤な副作用!市販薬の説明書で見かけるSJSを疑いたい症状とは

薬の説明書で見かけるスティーブンス・ジョンソン症候群という病気

どの家庭にもいくつかの市販薬が常備薬として置いてあると思います。市販薬を利用する時は説明書を必ず読んで利用法をきちんと守る、ということは言うまでもありません。

特に副作用についての記載はしっかり目を通して把握しておきましょう。市販薬で重篤な副作用が起こることはまれかもしれませんが、万が一の際には危険を伴う可能性があるからです。

さて、副作用の記載には「スティーブンス・ジョンソン症候群」という病名が出てきます。長くてインパクトはありますがどんな病気なのか想像が付きませんよね。ですが、市販薬の説明書にはしばしば登場しますので、どのような病気か理解しておきたいと思います。

スティーブンス・ジョンソン症候群とは

スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)は皮膚粘膜眼症候群・中毒性皮膚壊死症とも呼ばれる皮膚の疾患です。発見したのがスティーブンスとジョンソンという2名の医師だったのでこのような症名がついています。

SJSはウイルス感染症や悪性腫瘍などが原因で起こる場合もありますが、ほとんどは薬の副作用が原因です。一種のアレルギー反応と考えられています。

SJSを起こす薬は1000種類を超え、家庭でよく使われやすい解熱鎮痛薬、総合感冒薬、漢方薬のほか、医師から処方される抗てんかん薬、抗生物質、非ステロイド性消炎剤、降圧剤などもSJSを引き起こす可能性があります。

一年間に100万人当たり数人というとても低い発症率なのですが、重症化すると症状は全身に広がり、死に至る場合もある怖い疾患です。死亡率は5%程度となっています。

SJSの症状

SJSには次のような症状が起こります。

  • 高熱
  • 全身にやけどのような水ぶくれが起こる
  • 粘膜にも水疱ができただれる
  • 目の充血や痛み

進行すると角膜の炎症から後遺症で失明したり、内臓のただれ、肺炎による呼吸困難、肝障害といった重篤な症状を引き起こしやすい疾患です。

SJSを疑いたい症状

SJSは薬を服用してから1週間~1か月経った頃に突然発症することもあります。そのため、薬の副作用と気付きにくく、受診しても他の病気と診断されることもあります。

最近薬を飲んだという人で、以下のような症状が出た場合には注意が必要です。

「風邪に似た症状」
最初は発熱、のどの痛みが起こる場合があります。

「皮膚のかゆみや違和感」
ニキビに似た発疹が出ることもあります。

「目のかゆみや痛み、充血」
眼科を受診すると結膜炎など他の病気と診断される場合もあります。

「口の中に水疱ができる」
体に水疱ができるほか、口の中に水疱ができる病気はウイルス感染で流行しやすい手足口病にも似ています。

「排尿痛」
排尿痛は膀胱炎や性器の病気の場合にもみられます。

SJSを予防するためには

SJS自体はまれな疾患ですが、原因となる薬は日常でよく使われるものなので、薬を飲む際には副作用の起こる可能性も頭に入れておかなければなりません。

いかなる時でも受診の際には最近どんな薬を飲んだか必ず報告するようにすると医師も見落としにくいと思います。また、明らかに体調がおかしい場合にはすぐに薬の服用をやめて受診しましょう。以下の症状はSJSの明らかな特徴です。

SJSを強く疑いたい症状

  • 皮膚の水疱とほぼ同時に目の充血・目やにが起こる
  • 唇、陰部、口の中といった粘膜にも水疱やただれが起こる
  • 高熱

早期に発見できれば抗生物質やステロイド剤で治療することができ、皮膚のただれもいずれ皮膚の生え代わりによって元に戻すことが可能です。

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