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ワーファリン服用中に納豆はダメ!大豆製品の飲み合わせは?

血栓予防のため、しばしば処方される薬にワーファリンというものがあります。血液をサラサラにして血栓を作らせないようにする薬として、長年使われているものです。このワーファリンを服用中は、絶対に納豆を食べてはいけません。

ワーファリンを処方されている方は、そのことについて何度も指導を受けているのではないでしょうか。でも、なぜ薬の服用と納豆が関係するのでしょうか?納豆がダメだというのなら、他の大豆を使った製品はどうなのでしょうか?オクラのようなネバネバ食品は大丈夫なのでしょうか?

どうしてワーファリンと納豆がダメなのか?

血液が固まるためには、その途中でいくつもの要素(因子)が必要になります。これを凝固因子を言います。実は、血液が固まるという反応が起こるためには、この凝固因子が複雑に関係し合っているのです。そして途中の因子がうまく働かないと、固まることができません。

この凝固因子の中に、ビタミンKが必要なものが4種類あります。ビタミンKがないとうまく働けず、血液凝固自体がうまくできなくなってしまうのです。ワーファリンの作用とは、ビタミンKを阻害することにあります。

ビタミンKが阻害されると、この4種類の凝固因子はうまく働けなくなり、血液凝固ができなくなります。つまり、血液が固まらないために血栓ができなくなり、血液はサラサラになるのです。納豆は煮た大豆を納豆菌が発酵することでできます。

そしてその過程で、ビタミンKが豊富に生み出されるのです。しかも納豆菌は、体内に入った後も腸の中でビタミンKをたくさん作り出してしまいます。せっかくワーファリンでビタミンKを阻害したのに、納豆を食べてしまっては、余計なビタミンKが増えてしまいます。

ビタミンKが増えれば増えるほど、ワーファリンの働きは打ち消されてしまい、せっかく飲んでも効きめがなくなってしまうのです。ワーファリンの効きめがなくなると、血栓ができやすくなります。その状態が続いたのでは生死に関わる問題です。

食品の中で、納豆ほどビタミンKを含んでいるものは他にありません。ビタミンKが多いおかげで、納豆は骨粗鬆症を予防するとも言われます。しかしワーファリンにとっては逆効果なのです。

納豆以外に、ワーファリン服用中に食べてはいけないものに、青汁やクロレラがあります。ほうれん草などの野菜にもビタミンKは含まれますが、納豆ほど多くはないため、小鉢程度の量なら問題ないとされています。

他の大豆製品やネバネバ食品はいいの?

大豆の煮物や豆腐や味噌など、他の大豆製品に含まれるビタミンKは極々少量で、全く気にする必要はありません。納豆以外の大豆製品は、全く気にすることなく食べて問題ないのです。

そしてオクラや山芋などのネバネバ食品ですが、あのネバネバの正体はムチンと言われる成分です。納豆のネバネバもムチンによるものです。ただ、ムチンがビタミンKを作り出しているわけではありません。

ネバネバ自体は問題ないのです。ムチンには粘膜を保護する働きがあったりして、とても体によい成分ですので、たくさん食べるようにするとよいでしょう。

他の血液サラサラの薬と納豆は?

ワーファリン以外の血液サラサラの薬と納豆ですが、もちろん全く問題ありません。血液をサラサラにすると言っても、その作用の仕方は薬によって様々です。そしてワーファリン以外の薬は、ビタミンKとは関係のない働き方をして、血液をサラサラに保っています。

そのためビタミンKをたくさん含む納豆を食べても、何の問題もないのです。言うまでもなく、納豆は大変体によい食品です。ワーファリンを飲まれていないのでしたら、ぜひ毎日食べることをお勧めします。

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