TOP > > 風邪薬や痛み止めを気軽に飲まないで!皮膚の副作用で死の危険!

風邪薬や痛み止めを気軽に飲まないで!皮膚の副作用で死の危険!

アセトアミノフェンって聞いたことがありますか?

読者の皆さんの中にはアセトアミノフェンを聞いたことがある方がいらっしゃるかと思います。一番有名なのは風邪薬です。テレビでもCMでこの薬品名が流れていることもありました。この度、FDA(米国食品医薬品局)がこのアセトアミノフェンに関して警告を出しました。大変心配な副作用があるということです。

どのような副作用なのでしょうか?

今回、FDAが警告した重篤な副作用とは3種類あるそうです。いずれも皮膚疾患ですが死に至るケースが2種類あります。どこにでも手に入るお薬であり、また気軽に飲まれている方も多いかと思います。副作用の症状や病名を詳しく解説したいと思います。

1.スティーブンス・ジョンソン症候群

スティーブンス・ジョンソン症候群という病名をご存知でしょうか。多分、馴染みが無い方が多いかと思います。この病気は皮膚病ですが発症して重症化すると死に至ります。

この病気そのものの原因が多くの薬品による副作用というものです。中にはマイコプラズマやヘルペス菌からの感染で発症する可能性もありますが、多くはお薬を服用したことによっておこります。

初発症状は38℃以上の発熱と瞼が重く目があけにくい、喉の痛み、目の充血などが起こります。そして、全身の皮膚に赤い爛れ(紅班)をおこします。口腔内の粘膜にも水疱ができたり、出血を伴う水疱も発症することがあります。

また排尿、排便痛を伴い、爛れは陰部にまで達します。失明、内臓損壊、を経て死に至ります。この病気を引き起こすメカニズムは分かっていませんが原因が薬の副作用であることが多いことはわかっています。

疑われている薬の種類は約1,000種類にも及びます。発症する確率は少ないですが薬に対するアレルギー反応と考えられますので、いつ発症しても、また誰が発症してもおかしくないのです。お薬を飲んで上記のような症状が出た場合は早急に病院へ行かなければなりません。

2.中毒性表皮壊死症

中毒性表皮壊死症は先に上げたスティーブンス・ジョンソン症候群と同じ症状です。何が異なるのかというと、スティーブン・ジョブス症候群で皮膚組織が剥がれた面積の大きさによって名前を変えています。

全身皮膚組織の10%以下が剥がれてしまった状態をスティーブン・ジョブス症候群と呼びます。30%以上と重篤な場合が中毒性表皮壊死症と呼ばれるのです。皮膚組織の損傷が大きいだけに致死率もずっと上がります。

20~30%の致死率があると言われています。ですから、先に述べた症状が発症したら緊急に病院へ行き、治療を開始することが大事なこととなります。

3.急性全身性発疹性膿疱症

急性全身性発疹性膿疱症も、先に出たスティーブンス・ジョブス症候群や中毒性表皮壊死症とよく似た症状です。38℃以上の高熱が出る、皮膚に紅班がでるなど似てはいますが、この紅班の上に白いツブツブとした発疹が出るのが特徴です。

食欲不振、全身倦怠感、水泡なども出ます。こちらは発症後適切な治療により2週間~3週間で治癒する可能性があります。しかし、他2種と同様に症状は重篤ですから必ず病院へ行き入院しての治療となります。

治療法はないのでしょうか?

この様な症状が発症して診断を受けた場合の治療法ですが、ステロイドの大量点滴投与で治療していきます。他にも免疫グロブリンなど治療法はありますが、どれも必ず大丈夫という治療法ではありません。

この治療法自体もやはり副作用が現れます。ステロイドによる副作用ももちろん出現します。しかし、重篤な症状を抑えるためには必要不可欠な治療法です。

アセトアミノフェン含有薬には皮膚症状が出たら医師の元への表示が出る。

今回のFDAの決定でアセトアミノフェンを含有する薬には皮膚症状が出た場合には医師の元へ促す表示をするそうです。今までにも懸念されていたことでしたがきちんと表示されることはありませんでした。たとえ、副作用の出る確率が少ないとは言え、この情報を知っているのと知らないのとでは大きな差がでてきます。

重篤な症状が出ないためにも、風邪薬をむやみやたらに飲んだり、少しの知識で薬を勝手に服用したり、中断したりすることは絶対にやめて下さい。薬(クスリ)は必ずリスクがあるものと思っていましょう。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る