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健康診断と人間ドック。病気の早期発見する予防医学のノウハウ

健康診断の種類

みなさんは、健康診断を受診したことがありますか?職場での「定期健康診断」・「生活習慣病健診」や住んでいるところの「住民健診」・「がん検診」・「特定健診」あるいは、自主的に「人間ドック」がいわゆる「健康診断」になります。

また、その他にも、企業に入社する前や、入社して間もない頃に実施する「雇い入れ時健診」や、海外出張や海外赴任前あるいは、一時帰国時に行う「海外渡航健診」があります。

定期健康診断はどうして受診しなければならないのでしょうか?

かつて炭鉱夫が石炭を掘り出す時に出る粉じんを吸い込んで、肺の病気である「じん肺」が多発し労働できなくなってしまった時期がありました。これら労働衛生等の健康障害を予防するために検査を始めたのが健康診断のルーツと言われています。

一次産業労働者だけではなく、「結核」が流行していたこともあり、全ての労働者に昭和47年に施行した「労働安全衛生法」・「労働安全衛生規則」で定期健康診断を義務付けたのが始まりです。

現在でも企業の社員及び、労働時間が正社員の2/3以上の労働時間勤務している、フルタタイムパートタイマーは年に1回は定期健康診断を受ける義務があります。また、その実施については、企業に実施責任があります。

検査項目も決められており、医師診察・身長・体重・腹囲・血圧・視力・聴力・尿検査・血液検査貧血・肝機能・血糖・脂質・胸部レントゲン・心電図を必ず行うことと決められています。

年齢によっては、実施しない項目もありますが、この項目は健康管理する意味でも必要最低限の医学的検査です。受診させた企業は、健診結果については5年間の保管義務があり、管轄の「労働基準監督署」に結果の報告を提出しなければなりません。

人間ドックや生活習慣病健診

定期健康診断の検査項目に、胃部レントゲンや腎機能検査等を追加したのが、「生活習慣病健診」です。以前は「成人病健診」と呼んでいましたが、厚生労働省が生活習慣から高血圧や糖尿病が発症することから1997年頃から「生活習慣病」と提唱し始めました。

また、人間ドックは「生活習慣病健診」よりさらに詳細な検査を行い、胃部内視鏡検査や腹部超音波検査等が更に追加されます。MRI・CT検査を行う「脳ドック」や「心臓ドック」、婦人科検査やマンモグラフィー検査等を行う「レディースドック」が人気のようです。

「生活習慣病健診」や「人間ドック」は、法律で義務付けられた定期健康診断の検査項目はすべて網羅されており、定期健康診断の代わりに受診するものです。企業や健康保険組合や共済組合等は、これらについて補助金を出して推奨しています。

しかし、定期健康診断は全額企業負担に対し、「生活習慣病健診」や「人間ドック」は自己負担が必要です。「予防医学」に価値を見出している方が、積極的に受診する傾向にあり、特に30代以上の女性の方の受診率が上がっているようです。

最近、新聞・雑誌・テレビ等で盛んに取り上げられており、いずれにしても「病気の早期発見」が第一目的であり、いわば「自分への投資」というところでしょうか。

「人間ドック」等を行うことで、1年間安心して過ごせることは大きな意味を持ちます。検査技術の発達により、今までMRI検査(磁気共鳴画像装置)でなくてはわからなかった「ラクナ梗塞」(隠れ脳梗塞)が血液検査でわかるようになったり、検査自体の精度も非常に高くなってきました。

特に、「がん」に対する新しい検査技術の発達は、目を見張るものがあります。遺伝子構造を解析して、「がん」の遺伝的要素を将来発症する可能性を推測してしまうことも、血液検査で可能となってきました。

受診者の費用的な負担や受診医療機関の検査キャパシティーを軽減する意味でも、今後の検査技術に注目したいと思います。これからも、「予防医学」的に健康を管理することがますます、クローズアップされていくでしょう。

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