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放っておくと顎関節症を招く!噛み合わせからくる病気を予防する方法

噛み合わせが顎関節症を引き起こす理由

噛む力というのは、その人の体重にも相応する力が働いています。本来、その力は噛み砕くものが対象になるので、顎関節までには影響を及ぼさないものです。

しかし、噛み合わせに異常があると、力のかかり方が分散してしまい顎関節にまで降りかかってしまうのです。正常な噛み合わせなら受けずに済む衝撃を浴びる顎関節は疲労していきます。噛む度、およそ50キロの力がかかっているとすると、分散されたとしてもかなりの衝撃が顎関節を襲います。

特に奥歯は歯の中でも最も力のかかる部位です。そのパワーは前歯にかかる力の4~5倍にもなりますので、顎関節にかかる衝撃は相当な強さであることが伺えますね。

それが積み重なることによって顎関節は炎症を起こしたり、捻挫状態になったりと、異常を来たし病気へと変化してしまいます。

噛み合わせが引き起こす病気

噛み合わせは顎関節症をはじめ、歯周病や多くの不定愁訴の原因となっています。体の不調だけではなく、精神疾患の原因にもなりうる為、見過ごすことのできない症状です。

特に、顎関節は上の部分は頭蓋骨に、下の部分は頸椎につながっていますので、この部分に及んだ異常は全身へと伝わってしまうというわけです。

頭蓋骨に伝わる異常は頭痛をはじめ、顎関節の内側にある神経や血管にも影響し、目、耳や鼻、脳神経までにも症状が出てしまう場合もあります。

また頸椎に伝わる異常では肩こりのような全身の骨格の歪みや筋肉の緊張からくる症状を伴い、手足のしびれ、腰痛、膝痛、生理痛や痔の症状まで現れるといわれています。

しかし、海外の学会では、このような全身に起こる症状は、顎関節症や噛み合わせとは因果関係がないと結論づけています。日本でもその結論に従う研究者や大学病院も多く、噛み合わせからくる体の不調を訴えて受診しても、関連付けた治療はなかなか受けることができません。

噛み合わせとは、多くの症状の原因ではないかと考えられている一方で、関係性が証明されない為、病気の原因にはなりえないとされ、非常に不明瞭な立場に置かれているのが現状です。

噛み合わせ治療の現場

ひどい頭痛に悩まされていた方が、歯列矯正を行い、噛み合わせを正したら、すっかり症状がなくなったという例があります。脳神経外科を訪れ詳しい検査をしても原因不明だった症状でしたが、歯科を受診した際に奥歯の噛み合わせの指摘をうけ、治療に至ったといいます。

このように、歯科でも歯並びよりも噛み合わせを重視しての診療を行なっているところが多くあります。このことから、やはり噛み合わせと病気や不定愁訴の因果関係を前提にしている考えは捨てられていない事が分かり、希望を持つことができます。

病気を未然に防ぐには

やはり、不調の原因が噛み合わせにあることを疑うべきです。症状を悪化させ罹患してしまう前に、改善に努めましょう。

噛み合わせは顎の位置を正すことでおよそ改善されます。顎を正しい位置に導き顎関節を守りましょう。顎関節は稼働領域も広く、他の関節に比べ特殊な動きをします。他の関節の動きは回転運動のみですが、顎関節は滑走運動が加わって上下左右前後と様々な動きをするのが特徴です。

また頭蓋骨に固定されずに、筋肉に支えられていて機能しています。そして左右対称の動きをしなくてはなりません。この動きが左右対称でなくなると、顎の位置が歪んで噛み合わせに影響してきてしまうのです。

顎の位置を正常に保つには、下顎を支える筋肉を鍛えるのが効果的です。まずは顎の筋肉の緊張をほぐすことからはじめましょう。

口を楽に開けて、両手で頬を軽く包むように添え回すようにマッサージします。親指の腹が耳たぶの後ろに位置すると、顎関節周辺の筋肉が良くほぐれます。

顎関節周りの筋肉が緊張している状態ですと、血流が悪くなり動きが鈍くなってしまいますので一日の内に何度でも、気が付いたときにマッサージしてみましょう。

マッサージの後は筋トレです。口角を上げ笑顔をつくり、今度は口をすぼめて限界まで突き出し、交互に10回は繰り返します。10回では楽なようでしたら頬が強張り疲労を感じるまで頑張ってみると効果的ですね。

筋肉がほぐれ鍛えられることで、下顎を支える力が強まり、自然に正常位置に戻る効果があります。

顎関節の動きのチェックもしてみます。そのまま手を当てた状態で、頭は固定し顎を下げるイメージでゆっくり、大きく口を開けてみましょう。顎関節の左右の動きが手のひらを通して感じられるはずです。

左右の動きが違っていませんか?ゴリゴリ、カクカクなどの音がしたりしていませんか?症状がある場合は顎関節症の疑いがありますので、マッサージや筋トレは行わず、医療機関の受診をおすすめします。

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