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長寿県長野と短命県青森…どんな県民性が健康に影響を与えているのか

都道府県ランキングで分かること

厚生労働省は人口、世帯に関するさまざまな統計データを公開しており、「都道府県別生命表」は5年おきにデータが公開しています。

このデータでは平均寿命、死因別死亡率などが都道府県別に分かります。いわばこのデータは寿命に関する都道府県ランキングといったところですね。

寿命の都道府県ランキング

気になる寿命の都道府県ランキングを見てみましょう。ここで全ては記載しませんので詳しくは厚生労働省のHPを参照していただけると幸いです。

平成25年度発表 都道府県別平均寿命

男性

1位 長野  2位 滋賀  3位 福井 … 45位 岩手 46位 秋田 47位 青森

女性

1位 長野  2位 島根  3位 沖縄 … 45位 和歌山 46位 栃木 47位 青森 

長野県の男性は5回連続1位になっています。また青森県の男性は8回連続、女性は3回連続で最下位になっています。このデータによれば長寿県は長野県、残念ながら寿命の短い県は青森県ということになります。

長野県と青森県のデータから見えること

どうして平均寿命ランキングで長野県は毎回1位、青森県は最下位になってしまうのでしょう。平均寿命の長さに影響するのは県民の健康状態です。

死亡率の高い病気にかかれば長生きすることができません。脳卒中、がん、心疾患といった死亡率の高い病気の死亡者が多い都道府県は平均寿命も短くなります。

近年のデータを見ますとがんの死亡者数が最も多いのは青森県、もっとも少ないのは長野県となっています。また、青森県は脳卒中、心疾患の死亡者数も少ない方とはいえません。

一方、長野県は脳梗塞の死亡者数は上位に上がるもののほかの病気の死亡者数は少なく、老衰といった天寿を全うする形で亡くなる人がとても多いです。

また、若い年齢での死亡者数が増えることも県民の平均寿命を短くする原因のひとつになります。若い年齢の死因に多いのは自殺です。青森県は全国の中でも自殺死亡率が高く、平均寿命を短くする原因につながっているように見えます。

地域性、県民性が寿命に関係している?

なぜ長野県は病気にかかる人が少なく、青森県にはがんや自殺が多いのでしょうか。これだけデータの違いがはっきりしていると、都道府県別に何か特徴の違いがあるのではと思ってしまいますよね。

地域性や県民性を調べてみると、県民の健康状態と都道府県ごとの生活習慣が関係していることが考えられます。(ただし、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。)

食生活」

青森県は塩分摂取量が2位、長野県は6位とどちらも全国的にはしょっぱいものが大好きな県です。塩分の大量摂取は高血圧から脳卒中、心疾患のリスクを高めます。

また胃がんの原因にもなっています。東北地方の胃がん発病率が高いのは、東北地方の塩分摂取量が高いことが関係しています。

野菜の摂取量では長野県が1位、青森県で31位となっており、長野県は野菜をたくさん摂取していることが生活習慣病の予防や長寿に関係していることが考えられます。

飲酒

青森県は飲酒習慣者の多さで1位、長野県は19位となっています。当然、大量飲酒の習慣は健康のために良いとは言えません。

東北地方はアルコールの消費量が多く、米どころが多いということもあり特に日本酒の消費量が多いです。寒いこともアルコールの消費量を上げていると考えられます。

運動不足と肥満

青森県民はほとんど歩かないのに対し、長野県民はたくさん歩きます。運動不足は生活習慣病の原因になります。運動量の影響か青森県には肥満者者が多く長野県は少ない傾向にあります。

喫煙

青森県の男性の喫煙率は1位です。長野県は44位です。青森県の男性の肺がん死亡率は高いものとなっています。

自殺

自殺の原因で最も多いのが健康上の問題です。自殺者が多い地域には飲酒や喫煙の習慣から若くして体を壊してしまい病気を苦に自殺する人が多いのでは、という声もあります。

長生きするには

健康で長生きするためには、塩分を控え栄養バランスのとれた食事を摂る、適度に運動する、飲酒や喫煙を控えるといった健康管理が対策になります。

これらの対策は誰もがよく知っている基本的なことですが、結局基本的な健康管理をコツコツ行うことの積み重ねがとても大切だということが改めて分かりました。

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