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健康と長寿は食材から!米国発ヘルシーフードピラミッドに注目

「健康は毎日の食事から」と言うキャッチフレーズを聞いたことがありますよね。昔から健康を維持するためには毎日の食事が一番大切だと言われてきました。日本においても「一汁三菜」と呼ばれる基本的な献立の指針があり、健康に気遣っていたようです。

皆さんは一汁三菜の意味をご存知でしょうか?まず主食はご飯です。一汁とは味噌汁を指しており、その他におかずを三品(三菜)つけます。三菜の中の主菜は魚などのタンパク質。その他の二菜は野菜の煮物や漬物を指しています。

日本人が理想的に考えている健康メニューと思えば良いでしょう。しかし、多くの日本人はこのような健康的な食生活は送っていないのも現実ですね。

アメリカ発のフードピラミッドって知っていますか?

アメリカでは日本よりも早く、食生活が引き起こす健康被害が社会問題となっていました。これは高脂肪、高カロリーの食生活を送っていると、本人に対する健康被害だけではなく、様々な社会問題が発生することに気が付いたからです。

一般的には個人の健康被害はその人の問題であり、他人が口を挟む必要はありませんが、多くの人が健康を害することは、社会構造を破壊する可能性があるのです。国民の大部分が病気で仕事ができなくなれば、国の医療コストも膨大になり、税収も減ってしまうことに気が付いたのです。

そこでアメリカは健康推進キャンペーンを開始し、「肥満は悪」「高カロリーは危険」「ジャンクフードは敵」などの意識改革を行ったのです。ここの中でアメリカ農務省がちょっと微妙な食品基準を出しています。それが「USADフードピラミッド」です。

これは食品をピラミッドのような三角の表に分類して、底辺にある食品を積極的に食べて、頂点にある食品はなるべく食べないように注意すると言うものです。一見して見やすく、子供やお年寄りにも理解しやすいので、とても良い取り組みではあったのですが、内容がちょっと微妙なのです。

フードピラミッドには様々な思惑があった

フードピラミッドの取り組みは画期的でした。作成したアメリカ農務省は、日本の農林水産省と同じ役所になります。アメリカは世界有数の農業国であり、農産品の輸出が一大産業になっています。特に小麦、大豆、トウモロコシ、牛肉はアメリカを支えている産業と言っても過言ではありません。

ここに遠慮が生まれてしまいます。つまりフードピラミッドには、小麦製品(パン、パスタ、シリアル)は底辺(最下層)にあり、積極的に食べる食品として扱われています。精製された小麦粉などの穀物は糖質であり、本来は最下層にあるべきではありません。

しかし、大人の事情からきっとこれらをピラミッドの上部に置くことできなかったのでしょうね。このピラミッドに異論を唱えたのが、ハーバード大学のウォルターC.ウィレット教授であり、結局彼が新しいフードピラミッドを発表したのです。

ヘルシーフードピラミッドは日本人の食生活でも有効だ

この新しいフードピラミッドは「ヘルシーフードピラミッド」と名付けられており、現代の栄養学に則って作成されています。このピラミッドの特徴は、穀物についても一緒くたにするのではなく、精製、未精製と分けて考えており、とても理論的です。

ヘルシーフードピラミッドを紹介します。

<頂点>バター、赤みの肉(牛、豚)、精製した小麦製品(白パン、パスタ)、白米、ジャガイモ、ケーキ

<6層>乳製品(チーズなど)、カルシウム補給剤

<5層>魚、鶏肉、卵

<4層>ナッツ類、豆類

<3層>野菜、果物

<2層>未精製の全粒穀物、野菜オイル(オリーブ、キャノーラなど)

<最下層>毎日の運動&体重の管理

このピラミッドの最下層から重点的に実施することで、健康な身体を維持することが可能になるのです。ヘルシーフードピラミッドの最下層が毎日の運動なのは、アメリカらしいお茶目な発想かも知れませんね。このピラミッド、日本人にも大いに参考になると思います。

頂点の食材は控えめに、底辺に近づくにつれ、積極的に食べることで、自然に低脂肪、低カロリーの食生活が実現できるのです。実は日本では、未だに政府系、医学学会系から出される栄養指針は白米が中心のままです。

糖尿病患者に対しても、主食は白米とされている話も耳にします。これではヘルシーフードピラミッドとは全く違う方針になっていますよね。この件については様々な議論がされているようですが、皆さんはどのように考えられますか?

私としては、このヘルシーフードピラミッドは、利害関係もなく、とても理論的に作成されたものだと思っています。ぜひ毎日の食生活の参考にして下さいね。

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