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シジミが肝臓に良いというのは間違い?!シジミの意外な悪影響とは?

年末も近づき、これからお酒を飲む機会も増えるかと思います。昔から、お酒を飲んだ翌朝にはシジミ汁を飲むと良いなどと言われていますね。

確かに、シジミに含まれるオルニチンという成分は、肝臓の機能を高める働きがあるのですが、それとは別に、シジミを摂ると肝臓の機能を悪くするということが最近の研究で分かってきました。

一見、矛盾しているような話ですが、シジミが肝臓に悪い影響を与えるということは、一体どういうことなのでしょうか?

シジミが持つ良い効果と悪い効果

何事もそうですが、物には良い面と悪い面があるものです。シジミに含まれるオルニチンは、アミノ酸の1種です。普通、アミノ酸はタンパク質を作る元になる体にとっては欠かせない成分ですが、オルニチンはタンパク質にならない遊離アミノ酸という少し特殊な種類のアミノ酸です。

オルニチンはタンパク質にはならず、そのまま血液を通って速やかに肝臓に運ばれます。そして、アルコールを分解する働きを高めたり、弱った肝臓の機能を正常にする働きをします。肝臓にとっては、とても助かる役割をするのです。

その一方で、シジミが肝臓の機能を低下させるというのは、シジミに多く含まれる鉄分と関係があります。鉄は赤血球の成分となり、体中に酸素運ぶ、とても重要な役割をしています。

しかし、肝臓に疾患のある人が鉄分を多く摂るということは、鉄と結び付いた酸素が過剰になり、過剰な酸素から作られる活性酸素という有毒な物質が肝臓でたくさん作られてしまうということになります。そして、この活性酸素の発生が肝臓の疾患をさらに悪化させるということにつながってしまうのです。

ですから、一概にシジミをたくさん摂る事は、必ずしもすべての人に良いというわけではなく、とくに肝機能に異常や疾患がある人は、鉄分の摂り方にも注意が必要だと考える必要があるのです。

ただし、あくまでも、肝臓に何らかの異常がある人に対しての話ですから、肝臓の機能が正常で、健康な人であれば鉄分を摂ることに神経質になる必要は全くありません。むしろ、鉄分などのミネラルは不足しがちな栄養素ですから、一般的にはたくさん摂った方が良いとされています。

その他にも、一般的には肝機能の働きを助けるとされる、豚のレバーや、その抽出液で作られたドリンク剤などについても、健康な人であれば、アルコールを飲む時に一緒に食べたり飲んだりすることで肝臓の機能を高める効果がありますが、肝臓に異常や疾患がある人は、シジミと同じように、鉄分の多く含まれるレバーなどの食品やレバーから抽出したドリンク剤などは、肝臓の機能を悪化させることがあるので注意が必要です。

最後に、よく、適度な飲酒は体にとっては良いとか、週2日は休肝日にすれば良いなどと言いますが、これはあくまで、肝臓が健康な人についての話です。

お酒の飲みすぎなどで肝臓に異常があるような人は、休肝日を3日にするとか、一定の期間、禁酒をするなど、健康な人よりも肝臓を守るための養生が必要だということも、まさに肝に銘じておいて下さいね。

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