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たかが便秘?肝臓の悪い人は便秘で昏睡におちいることもあり!

便秘をしてしまうとお腹が張って苦しくなり、気持ちもなんとなくスッキリせずに辛いものです。便秘が続くと憂うつになってしまうこともありますが、だからといって命の危険まで感じることはないでしょう。しかし肝臓の悪い人、肝炎や肝硬変になってしまっている人にとっては、便秘は命に関わることもある大きな問題なのです。

たかが便秘くらいと考えてしまいがちですが、場合によっては便秘が原因で昏睡状態におちいることもあるというのです。どうして便秘のせいで、そんなことにまでなってしまうのでしょうか。

便秘により、アンモニアが発生

便秘になると、大腸の中にずっと便がたまっている状態になります。すると大腸内にいる腸内細菌によって便は分解され、その時アンモニアが発生します。アンモニアは血液中に混ざり、そのまま肝臓へと運ばれます。

健康な肝臓ならば運ばれてきたアンモニアを分解し、無毒な状態にして体の外へと排泄することができます。しかし肝炎や肝硬変などのために、機能が低下して正常に働くことのできなくなっている肝臓では、アンモニアを解毒することができないのです。

アンモニアは毒性を持ったまま血液中に残ってしまいます。そしてそのまま血流に乗って、脳へと運ばれていくのです。そして脳内に入ったアンモニアはそこで悪さをするようになります。

アンモニアは肝性脳症を引き起こす

脳内に入ったアンモニアが脳細胞に吸収されると、脳の機能はダメージを受けて中毒症状を起こします。イライラする、ぼんやりする、周囲に無関心になる、自分がいる場所が分からなくなるといった症状が出てしまうのです。

他にも物忘れ、眠気、簡単な計算を間違える、方向が分からなくなる、手を伸ばすと鳥が羽ばたくように震えるといったことも起きます。そしてもっと症状が重くなってしまうと意識がもうろうとし、場合によっては昏睡状態におちいってしまうこともあるのです。これを肝性脳症といいます。

たかが便秘だと思って放っておくと、自分では気付かないままに脳はダメージを受けてしまい、意識を失ってしまうこともあるのです。普段とは違う行動をとっていたり意識がもうろうとしていても、脳がダメージを受けているために、自分で何かおかしいと気付くことはできないでしょう。

便秘対策も忘れずに

肝臓の悪い人は無理に動き過ぎず、なるべく安静にするようにしたりして、普段から肝臓のことを考えた生活をされていることでしょう。ただそれだけでなく、お通じのことも忘れないでください。肝臓のためには便秘も良くないのです。

できることならお通じは毎日あるほうがよいでしょう。普段から食物繊維の豊富な野菜、海藻、こんにゃくなどをなるべく食べるようにしましょう。水分も十分とるように心がけておいてください。

朝起きてすぐに水を飲むようにすると、腸を刺激することができます。また朝食をとることも大切です。食事をすることで腸が刺激されて動き出し、便意を感じるようになるのです。

そして便意を感じたら、我慢せずにすぐトイレに行く習慣も大事でしょう。行きたくても我慢してしまうことが続くと、しだいに便があってもそれを感じる感覚が鈍ってきてしまいます。やがて便意を感じにくくなってしまい、便秘になってしまうのです。

適度に体を動かすこともお通じを良くしてくれます。ただ肝臓が悪い人はあまり激しい運動をしてはいけません。歩くことが一番よいと思いますが、どのくらいの運動をしてよいかについては主治医に相談してみてください。

3日もお通じがないという時には、すぐに主治医へ相談するようにしましょう。下剤を飲むなどしてでも、なるべく早めに便を出すようにしたほうがよいでしょう。

ただ下剤にはいろいろな種類のものがあります。市販のものを勝手に自分で買って飲んだり、家族の薬をもらって飲んだりすることはやめておいてください。必ず主治医と相談して、自分に合ったものを飲むようにしてください。

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