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むくみはさまざまな病気のサイン!原因も大事だけどまず対処

むくみ、誰でも一度や二度は経験しますよね。肉体疲労時、立ち仕事が続いた時、塩辛いものを食べた時。むくみの原因はいろいろありますが、まったく害のない一過性のものから、生命にかかわる重病のサインであったり、とても幅広く起こるものなのです。

とは言え、一日置いても治らないむくみや、繰り返されるむくみには、何らかの身体の不調が隠れています。まずは軽い不調を取り除いてみて、それでだめなら翌日お医者様に行くという方法を試してみましょう。もちろん、むくみの他に別の症状を併発しているなら、そんなのんびりしたことを言わずにすぐさま病院へダッシュです。

むくみという症状

むくみは浮腫みと書きます。症状の名前としては浮腫(ふしゅ)と言ったり、年配の方などは顔がむくんでいることを「顔が浮いている」と言われることもあるようですね。

むくみはどこから?

皆さん想像がつくと思いますが、むくみは水分です。ではその水分はどこから来て、どこに溜まっているのでしょうか。まずどこから来たのかですが、これは血液中の水分が血管から外に染み出したものです。

人間を含む動物の身体は、細胞同士の間が間質液という水分で満たされています。間質液というのはリンパ液と同じようなもので、細胞の間にある時は間質液、リンパ管の中にある時はリンパ液と呼ばれています。

この間質液ですが、動脈の中の血液には常に心臓からの圧力がかかっているので、水分を含めてその成分が血管の外に滲み出します。これが間質液です。そして心臓からの圧力が少ない静脈には主に水分が、切れ目があって大きな分子が通過できるリンパ管にはその他の老廃物や栄養成分が、間質液から移動するようになっています。

こうして常にバランスを取っているわけですが、何らかの事情で動脈からの水分の移動が多かったり、静脈への再吸収が上手くいかなくなったりすると、間質液の水分が増えてむくみになるのです。

原因疾患

多くの場合、むくみを引き起こしているのは何らかの内臓疾患です。あるいは、病気とまでは言えませんが筋肉が少なすぎたり、運動不足からもむくみが起こることも珍しくありません。

むくみの種類

よく脛を指で押してみて、押した跡が残ったらむくみだという判別法がテレビなどで紹介されていますが、これは真実の半分で、原因になっている病気を見落とす事に繋がりかねませんから、あまりそれで判断しない方が良いですよ。

押しても跳ね返ってくるむくみがある場合は、まず甲状腺の病気やリンパ系の病気が疑われます。また、手足のかゆみを伴うむくみの場合、白血球の一種で酸性環境を好む好酸球というものが増えすぎる病気のこともあるようですね。一方、押したらしっかり跡が残るむくみは一般的なものです。腎臓や心臓、肝臓の病気、疲労によるむくみもこっちに分類されます。

心不全

心臓が悪いとむくみは全身に及びます。最悪の場合内臓にむくみが出て、肺がむくんで呼吸できなくなり死んでしまう事もあります。これは心臓の機能が衰えることによって、水分をろ過して排出する腎臓へ、充分血液が回らなくなることで起こります。

肝硬変

肝硬変になると、肝臓で作られるたんぱく質が血液中から減ることによって、水分が血液から間質液に移動しやすくなるためにむくみが起こります。むくみに加えて腹水がたまり、お腹が蛙のようにせり出してきます。

腎不全

腎臓が機能不全を起こすと、当然水分の排出が上手くいかなくなり体内に残ってしまうため、血管から細胞の間に滲み出す水分が増えます。血液の濃度が変わると大変ですから、身体はこうやって調整しているわけです。

その他

他にも薬の副作用や原因不明のもの、病気とは言っても比較的レアなものまで入れると、原因になる病気は非常にたくさんありますが、共通するのは、余計な水分が血管の外にたくさん残った状態であるという事です。

むくみ対策

今はさまざまなむくみ対策商品が出ています。例えば着圧ストッキングなどはむくみ予防に効果があるようですね。これは筋肉の衰えや、心臓が悪い人のむくみの原因を軽減するのに役立つアイテムです。

古いものでは漢方の考えで、生薬を利用して利尿効果を期待するというのもあります。そうしたものももちろん併用してOKですし、これからご紹介する方法も万能ではありません。でも、おそらく多くの手法よりは効果が高いと思いますから、是非お試しください。

冷える臓器

血液をろ過して不要な水分を排泄してくれるのは、腎臓の働きです。ですので、原因疾患によって異なる対応はあれど共通するのは、腎臓機能を正常にすることで、ある程度むくみは軽減できるという事です。

腎臓は一番下の肋骨から少し下にかけた辺りの背中側にあります。ちょっとイメージしてみて下さい。夏場に暑い時、胴体の中で最初にはだける部分と言えるでしょう。逆に冬場に寒い時、腹巻をしても意外に腎臓の位置まで届いてなかったりするんですよね。

また、腎臓は背中側、大腰筋という筋肉の内側にありますが、他の内臓に比べると冷えやすい位置にあるとも言えます。冷えるとどうしても血流が悪くなり、ろ過すべき血液の量も少なくなりますし、腎臓自体の働きも悪くなってしまいます。

腎臓を温める

さて、冷えやすくて不調が出るのであれば温めましょうという事になるのですが、その前に一つ。まずは減塩です。大げさなことをする必要はありません。特に病院で治療を受けていたりするのでないのなら、塩分に注意して食事するという漠然としたものでOKです。

塩分が多いとそれだけ水分も必要になりますので、腎臓にかかる負担が大きくなってしまいます。それをあらかじめ減らしておこうというだけです。まずは、次のような程度で良いと思いますよ。

  • 味噌汁や麺類のスープは最低半分を残す
  • 漬物やあえ物など塩味のものに醤油は掛けない
  • 料理の味が薄くても、出されたものは三分の二までそのままで食べ、最後の三分の一にだけ調味料を加える

一日30円以下

では温める実践です。まずは秋口から春先にかけてです。場合によっては梅雨ぐらいまで行っても良いでしょう。やることは簡単、使い捨てカイロ(貼るタイプ)を一枚、シャツの背中に貼るだけです。

場所はTシャツで言えば、背中側から見て袖の付けてある位置の一番下か、さらにやや下あたりにカイロの上辺が来るように、背中の真ん中に横向けに貼ります。そのTシャツを着てカイロの下の辺が一番下の肋骨あたりに来るのが良いですね。

多少上下しても大丈夫ですよ。腎臓については、お風呂などでよく温まるという治療法を紹介してあるのを見ますが、カイロを使うこの方法だとのぼせることもありませんし、湯治のように治療対象箇所を温める時間も長く取れます。ブランド品じゃない安物なら1枚15円ぐらいからありますよね。

それでも8時間以上は持ちますので充分です。かえって20時間も持つともったいないです。くれぐれも低温やけどには注意して、就寝時にカイロを貼ったり、シャツの内側に貼ったり、カイロを肌に押し付けるような座り方をしないように注意して下さいね。

夏場は汗に注意

夏場は、さすがにカイロは暑いですので、冷やさないように保温を意識するだけで良いと思います。ただ、夏場の冷えというとどうしてもエアコンのことを意識しがちですが、それもさることながら汗による冷えが意外と多いんですよ。

しかも背中って汗を拭くにしても難しいですよね。皆さんの生活スタイルに合わせた背中の汗対策、これは各々でお考え下さい。基本は二つ、タオルを何枚か取り替える方向で保温用と吸汗用に利用する考え方。

これは着替えたり衣服の着脱が容易な環境にある方向けですね。もう一つは強い透湿性のある衣服を着用して、汗を体表に残さないという考え方です。皆さんがお考えになるヒントになれば。

温めて血行促進

具体的な内容は実に簡単でしたが、この温めるという行動はさまざまな健康効果を持っています。むくみの原因の一つである心不全の場合でも、体を温めることで症状が軽快することもありますし、血流が良くなることでむくみの改善も期待できます。

もちろん体を温めることがすべての病気に効果的であるとは言えませんが、むくみに関しては良い効果が充分期待できるのです。しかしながら、症状の軽快が期待できるこの方法を行っても、まったくむくみが減らないような場合は、病院に出かけて原因疾患の発見と根本治療に取り組まれることを強くお勧めします。

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