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実はまったくの別物だった!?生薬と漢方薬の違いについて

「生薬」と「漢方薬」は、何となく似たようなイメージがありませんか?でも、実際には全く別物なのですよ。そこで今回は、生薬と漢方薬の違いについて、分かり易くご紹介していきます!

生薬とはどんなものか?

生薬と漢方薬の違いを知るためには、まず生薬について詳しく理解しておく必要があります。生薬とは、薬草の根や葉っぱ・果実・花、動植物の分泌物・抽出物・細胞内容物などを加工したものの事です。

具体的には、「陳皮(ちんぴ)、と呼ばれるミカンの皮」や「葛根(かっこん)、と呼ばれるクズの根」、「鹿茸(ろくじょう)、と呼ばれる鹿のツノ」、「熊胆(ゆうたん)、と呼ばれるヒグマの胆汁を乾燥させたもの」などがあり、種類がとっても豊富です。そして、生薬のひとつ一つに、それぞれ薬効があります。

でも、「ミカンの皮って、あんまり病気に効きそうにないな・・・」と思う方、いらっしゃいませんか?生薬は、ミカンの皮をそのまま使うわけではありません。生薬になるためには、必ず加工が施されます。

では、いったいどのような加工がされるのでしょうか?それは素材によっても異なるのですが、生薬になるために必要無い成分を取り除いたり、潰したり、刻んだり、熱を加えたり、乾燥させたりします。

つまり、不純物を取り除き薬効成分を凝縮させるのです。こうやって生薬は作られています。ですから、薬草の葉っぱや根などを直接薬として用いるわけでは無く、薬として用いられるように加工しているのです。

漢方と生薬の違いについて!

「漢方」と「生薬」は、混同されることも多いのですが、実は全くの別物です。では、どのように異なるのでしょうか?漢方薬とは、生薬で構成された薬の事です。そして、生薬とは漢方薬の構成成分と言う事です。

1つの漢方薬には、数種類の生薬が使われています。例えば、風邪の引き始めやインフルエンザに効果があると言われる麻黄湯(まおうとう)は、麻黄(まおう)・甘草(かんぞう)・杏仁(きょうにん)・桂皮(けいひ)の4つの生薬で構成されています。

これらの生薬を独自の配分で混ぜ合わせて作られており、西洋薬と同様の優れた効果を有しています。つまり漢方薬は、生薬数種類を独自配合で作られた薬です。数百年かけて築き上げた日本育ちの漢方医学に基づいた薬と言う訳です。このように、生薬と漢方薬は混同されることもありますが、全く別の物なのです。

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