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風邪薬にデリケートな人に!体質に合う漢方薬で風邪を治す方法 

冬は風邪のシーズンです。もし風邪をひいてしまったら、総合感冒薬などの風邪薬を飲んで対処するという方は多いでしょう。

しかし、風邪薬には胃を荒らしたり、眠くなったり、便秘になるなどの副作用もあり、西洋薬に頼るのに抵抗があるという人や、どうしても体に合わず、風邪薬を飲みたくないという人は少なくありません。

そんな時に、漢方薬を試してはいかがでしょう。副作用が少なく、体への負担も軽い漢方薬は、まさに体にやさしい薬と言えるのです。

漢方薬と西洋薬の違いとは?

漢方薬は、東洋医学の理論に基づいた生薬の組合せでできた薬のことです。一般的に医師が病気を治す西洋医学の理論とは対称的な性格があります。

風邪の治療を例にとると、病院のお医者さんは、症状を聞いて、例えば、咳が出るなら咳止め薬、鼻水が出るなら鼻炎薬というように、その症状を改善する薬を処方します。つまり、対処療法で風邪を治していこうとします。

一方、東洋医学の考え方では、本来、体に備わっている病気と闘う力、つまり自己治癒力を高めることで、風邪を根本的に治そうという考え方が元になっています。

どちらの方法でも、風邪は最終的には、自分の免疫力で治すしかないのですが、治し方のアプローチの仕方が違うと言えるのです。

漢方の基本となる3つの力を利用して風邪を治す方法とは?

漢方の考え方の元になる東洋医学では、人には健康を守るために3つの力が備わっていると考えられています。その3つとは、「気」、「血」、「水」(き、けつ、すい)の3つです。(「水」を「精」とする場合もあります)

「気」は、気持ちの気、元気の気です。昔から「病は気から」という言葉がありますが、その気のことです。次に「血」ですが、これは文字通り血液やリンパ液など、体を流れて酸素や栄養分を循環させる体液全般のことを指します。

その次の、「水」は「精」と考えると分かりやすくなります。人が生きようとする生命力など、命の根源的なエネルギーを表しています。

疲れ切った時に「精魂尽き果てた」などと言いますが、その精のことです。(ただし、体は大部分が水でできていると考え、水が体の根源的なエネルギーを持つと考え、水と表わすこともあります)

東洋医学では、人が病気にかかるのは、まず、「気」が失われ、次に「血」、次に「水(精)」という順番で体を守るエネルギーが失われ、それとともに、症状が悪化していくと考えられています。この仕組みが漢方の考え方の基本です。

風邪をひいたら、どの漢方薬を選べば良いのか?

ドラッグストアに並んでいる漢方薬のコーナーを見ても、見慣れない漢字で書かれた薬が並んでいて、どれを選べば良いか分からないという人は多いと思います。漢方薬の専門家でも、どの漢方を処方すれば良いか、意見が違うことが良くあります。

漢方薬を選択する時には、色々な判断基準があり、とても難しいのですが、風邪を治したい時の漢方薬の選び方は、先ほどの「気・血・水」の理論を使うのが良いと私は考えています。

細かな、症状を聞いて、例えば、熱がある時ならこの漢方、咳が出るならこの漢方、とやっているのであれば、結局、漢方薬も西洋薬と同じになってしまいます。

ですから、風邪の症状を、ひきはじめ、症状が強くなっていく時、症状が最も悪いピークの時の3段階くらいに分け、それぞれに、「気・血・水」を補充するような漢方薬を選べば、まさに漢方の理論に従った、体の状態に応じた風邪の治し方ができると私は考えます。

この考え方でいくと、気の補充は、「補中益気湯」(ほちゅうえっきとう)、血の補充は、「十全大補湯」(じゅぜんたいほとう)という漢方薬を使います。これだけで十分です。

水の補給は少々難しく、「腎気丸」(じんきがん)という漢方薬で腎の機能を高め、さらに「鹿茸」(ろくじょう=鹿の角)や「反鼻」(はんぴ=マムシ)、「海狗腎」(かいくじん=オットセイの臓器)などの精を強くする動物性の生薬を併せて服用すれば良いと考えます。

色々と生薬を合わせるのが難しいので、簡単な方法としては、「腎気丸」と一緒に、なるべく生薬がたっぷりと入ったドリンク剤を1本飲むようにすれば良いのです。

漢方薬の効き目が相乗的に高まる、簡単で効果のある方法です。また、気や血を補充する時にも生薬系のドリンク剤を併用すると効果的が高くなります。

風邪は、結局は自分の免疫力で治すしかありません。漢方薬は、体全体から自己治癒力を発揮させ、風邪を治そうとするので、副作用が少なく体にやさしいのが特徴です。

ただし、選び方が難しいという欠点もありますので、この「気・血・水」の理論を使って風邪を治すことなら、簡単で効果的です。薬にデリケートな方は、もし風邪をひいた時に、漢方薬を試してみてはいかがでしょうか?

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