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インフルエンザにもしっかり効く!病状に適した漢方薬の使い分け

漢方薬のメリット

漢方薬というのは古くから中医学で用いられてきた薬です。植物、動物、鉱物など天然の生薬を2種類以上配合された物とされています。

漢方薬には分かりにくいイメージを持つ人が多いかもしれませんが、お医者さんでも西洋薬の代わりに処方することが多く、近年はドラッグストアでも手軽に求められ身近な存在になってきました。

漢方薬のメリットは穏やかな効き目があり体にやさしい点です。西洋薬に比べ副作用が少ないともいわれます。また体全体の調子をバランスよく調整していくので病気を予防したり症状を回復していく効果が大きいのです。

インフルエンザと麻黄湯

漢方薬で近年大きな注目を浴びたのは「麻黄湯(まおうとう)」ではないでしょうか。新型インフルエンザが流行した時、抗ウイルス剤に匹敵する効果があると発表され重篤な副作用の心配がないことから麻黄湯を選択する人が増えるようになりました。

確かに麻黄湯にはインフルエンザのさまざまな症状をやわらげる高い効果がありますが、必ずしも全ての人に同じ効果があるというものではないのです。

どの漢方薬でも体質や症状に合ったものを選択しなければ効果は得られません。また体質に合わないと作用が強く効きすぎて副作用が起こる場合もあります。

麻黄湯の場合、体質によっては交感神経が刺激されて血圧上昇や動悸といった副作用が起こる可能性があると報告されています。

インフルエンザに効く漢方薬

インフルエンザに効くとされる漢方薬は麻黄湯のほかにも存在します。体質や症状によって使い分けをしましょう。

麻黄湯

体力があって胃腸が丈夫な人に適しています。強い発汗作用により高熱を早く下げる効果があります。体のふしぶしの痛み、風邪の症状に効果があります。インフルエンザの初期に適しています。

ただし、体力の弱い人、高齢者にはおすすめできません。特にもとから汗をよくかく人が服用すると汗が出過ぎて体力を消耗させてしまう可能性があるので注意します。

銀翹散(ぎんぎょうさん)

麻黄湯と同様に新型インフルエンザに効果があると注目された薬です。高熱、強いのどの痛み、体のふしぶしの痛みに効果があります。インフルエンザの初期に服用するのが効果的です。体力が虚弱な人、悪寒がある場合には適していません。

小柴胡湯(しょうさいことう)

体力が中等度以上の人に適しています。体内にこもった熱を冷まし、微熱や悪寒に効果があります。倦怠感、食欲不振にも効果があります。

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

体力が虚弱~中等度の人に適しています。悪寒や吐き気に効果があります。どちらかというと発症してから後半のほうにさしかかり、微熱が残るといった体調の時に適しています。

香蘇散(こうそさん)

体力が虚弱な人、胃腸虚弱の人、高齢者に適しています。悪寒、食欲不振、胃腸障害に効果があります。

症状によって漢方薬の切り替えを

漢方薬を飲み続けても効果が感じられない場合は症状に合っていない場合があるので、長く飲み続けずに使用を中止するのがのぞましいです。

また麻黄湯はインフルエンザが治るまで飲み続けずに、初期の2~3日に服用し熱が下がってからは症状に合わせて柴胡桂枝湯や小柴胡湯などほかの漢方薬に切り替えるのがよいとされます。

自己判断で服用せずに薬剤師に相談を

漢方薬は薬局で入手できますが、自己判断で漢方薬を選択するのではなく薬剤師に相談して自分に合ったものを購入するようにしましょう。知識がない人が漢方薬を選択するのは難しい場合があります。

また、漢方薬を服用してもインフルエンザの症状が重い場合にはすぐに受診して治療を受けましょう。

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