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困る下痢・苦しい便秘!過敏性腸症候群の原因はストレスじゃない?

その症状は過敏性腸症候群かも?

日常生活の中で起こる不調の中でも「トイレ」のトラブルほど困るものはありません。お腹の痛みや苦しさは言う間でもなく辛いのですが、トイレに行けない時に襲う下痢、下腹がパンパンに張ってもなお続く便秘…誰もが一度は経験したことがあると思います。

下痢や便秘は食事や生活習慣が原因となって腸内環境が悪くなることで発生しやすいものです。たいていはその原因が分かり対処をすれば下痢や便秘は治るものです。しかし、腸に異常がなかったのに慢性的に下痢や便秘を繰り返す人がいます。

これは「過敏性腸症候群」の疑いがあります。過敏性腸症候群というのは、腸に異常がないことを前提に何らかの理由で下痢、便秘、またはその両方が繰り返し起きる症状のことです。こういった症状の人は過敏性腸症候群の可能性があります。

・電車、バスに乗ると下痢をもよおす
・会議や試験などで下痢をもよおす
・旅行に行くと下痢や便秘になる
・慢性的に便秘が続く
・腸にガスが溜まって常におならが気になる
・下痢と便秘を繰り返す
・残便感がある

また、腸の症状だけでなく次のような症状を伴うこともあります。

・吐き気
・食欲不振
・頭痛・肩こり
・抑うつ
・疲労感
・不眠
・月経痛・性交痛
・頻尿

さらに発症の不安から、旅行や外出に行くのが怖くなる、人付き合いを避けるようになる、食事が思うようにできなくなる…といった活動の制限を余儀なくされることも少なくありません。

このように過敏性腸症候群は命には影響しないものの、不快な症状やストレスが慢性的につきまとうために生活の質を低下させてしまうという問題もあるのです。

過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の原因は第一にストレスが挙げられています。腸のはたらきを司るのは自律神経ですが、自律神経というのはストレスを感じるとそのバランスを崩すためにすぐに腸のはたらきに影響してしまいます。

下痢症状を起こす人は20代の男性に多く、プレッシャーや過去のトイレの経験がトラウマになって神経性の下痢を引き起こしていることもあります。

また過敏性腸症候群の原因はストレスだけではなく、以下のような場合にも起こります。

下痢の場合

・感染後過敏性腸症候群…急性の感染症が治った後にしばらく下痢などが続く。1年以内に治まる。
・食物不耐症…ある種の食物を消化することができない体質のために下痢や便秘を起こす。
・乳糖不耐症…牛乳に含まれる乳糖を分解することができない体質のために下痢を起こす。

便秘の場合

・結腸のぜん動運動が弱い…女性に多く、便秘を引き起こす。(運動不足)
・水分不足
・仕事中など排便のタイミングを逃してしまう
・妊娠
・薬の副作用

過敏性腸症候群の対策と治療法

過敏性腸症候群の治療は、まず原因を知り取り除くことが重要になります。受診して医師の治療を受けることが一番です。必要に応じて下痢の場合は止瀉薬、便秘の場合は下剤など薬物療法が行われます。

また、最も多いストレス性のものに関しては、カウンセリングや認知行動療法が用いられ、セルフコントロールでトイレの不安を克服して神経性下痢を改善していく効果を期待します。抗うつ剤は精神症状に効果があるほか腸の筋肉にも作用するので下痢に効果があります。

過敏性腸症候群の人は、食事にも気を使うことがポイントになります。刺激の強い食品、消化の悪い食品、冷たい食品「は胃腸に負担をかけ、症状を悪化させますので避けるようにします。飲酒や喫煙も良くありません。

乳酸菌の摂取は腸内環境を整え、下痢にも便秘にも効果があります。便秘の人は食物繊維や水分を多く摂取するようにします。そしてストレスが溜まらないように自分なりのストレス解消を見つけて実行し、自律神経を整えることが予防になります。

過敏性腸症候群とまぎらわしい病気に大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病などがありますので、自覚症状だけで自己判断で過敏性腸症候群と決めつけずに受診することをおすすめします。

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