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悪化すると腹膜炎に!憩室炎、憩室症を予防する6つの腸ケア、食事法

突然ですが皆さんは「ハンバーガーは好きですか?」「フライドポテトはどうですか?」「フライドチキンは?」いや~これらの食べ物にはビールが合いますよね!

またピザでビールと言うのもたまらないもので、暑い夏のシーズンをこれらで乗り切った人も多いと思います。

しかしこのような食生活が身体によいとは到底思えません。そしてこういった食生活は生活習慣病だけではなく、腸にも大きな悪影響を与えている可能性があります。

今回は食生活が原因で発症する大腸の病気「憩室炎(けいしつえん)」について紹介します。

憩室炎とはどんな病気?その症状と特徴

健康の話をする時に、必ず出るテーマに「食生活」がありますよね。食生活は人間にとってもっとも重要な「健康テーマ」であり、命の全ては食生活から始まると言っても過言ではありません。

それくらいに注目されている食生活ですが、注目と裏腹に管理ができているかと言えばそうでもないのが現実です。そしてその状況の中、憩室炎は日本においても増加していました。

突然の腹痛は大腸が変形したのが原因

「あっイテテテ…」急にお腹に痛みを覚えたAさんは、「昨日ちょっと飲みすぎたかな?」と軽く考えていました。普段あまり腹痛などを経験したことのないAさんは、一過性の腹痛だと気にもとめなかったのです。

しかしこの出来事以降、時々腹痛を感じるAさんは、段々と心配するようになったのです。しばらくすると腹痛に伴い下痢まで出るようになったので、さすがに「マズイ」と感じて病院で検査を受けることにしました。

Aさんの症状をまとめてしました。

  • 定期的に左の下腹部に絞るような痛みがある
  • 下痢の症状が出る
  • 身体が熱っぽく38℃程度の発熱が出ることもある
  • 赤黒い便が出る時がある
  • その他

病院へ行く前にとりあえずこのような症状をネット調べたAさんは、ある病気に注目します。それが「大腸がん」。がんの中でも女性に多いがんですが、死亡原因ではトップクラスです。

大腸がんは大腸に悪性の腫瘍ができて、そこから出血することで便が赤黒くなります。それによって気が付くことも多い病気で、Aさんの症状と一致しているではありませんか?

「ヤバイぞ俺!」なんて思っていたAさんですが、検査の結果医師から告げられた診断は聞いたこともない病名だったのです。

「憩室炎」「けいしつえん」読むのも難しいこの病気が、Aさんの大腸を変形させており、それこそが腹痛の原因でした。

昔は盲腸と間違われて手術までされていた憩室炎

平成ももうすぐ30年となり、ドンドンと昭和の時代が遠くになっていますが、昭和と平成の違いで顕著なのは「医療の進歩」だと思います。

現在では当たり前の「CTスキャン」「MRI診断」「PETCT」などは、昭和の時代には一般的ではなく、特に私の子供の頃(昭和40年~50年)には、「何かあったらレントゲン」の時代でした。

現在では精密画像技術の進歩で、実際に切らなくても身体の中を輪切り状態で見ることができるなんて、当時は思ってもみないことでした。また病気についても現在ほど解明されておらず、間違った治療や手術が行われていたのも事実でしょう。

例えばがんでも良性腫瘍を悪性と判断して、大幅に臓器を摘出していた例もあるそうです。その中で注目したいのが「盲腸」です。

私の子供の頃には学校のクラスの中で、年に何人かは盲腸で手術をして学校を休んでいました。「○○さんが盲腸で1週間の入院です」など先生からよく聞いていたので、「そうなんだ!」程度に特に珍しくもなかったことも覚えています。

盲腸は「虫垂炎」が正式名称であり、盲腸の先端にある虫垂が炎症を起こすことで発症します。症状はみぞおちから右下腹部の痛みで、虫垂の部分を押すと強い痛みを感じます。

また炎症により発熱することも珍しくなく、この症状は上記した憩室炎とある意味で一致しているのです。

近年盲腸で手術をした子供をあまり見かけませんが、これは薬(抗生物質)で虫垂の炎症を抑える技術が進歩したことによります。またそれ以上に診断技術の進歩により、誤った盲腸の診断を防いでいることも大きいと思います。

憩室炎はあまり聞き慣れない病気ですが、実際には過去に診断されにくかっただけで、実際には盲腸と勘違いして処置された相当数の患者がいたことが予想されているのです。

大腸に落とし穴ができてしまう憩室炎

憩室の成り立ちと憩室炎が起こるメカニズムを表したイラスト

憩室(けいしつ)とは大腸の壁が、外側へ押されて袋状の小部屋が形成されたものです。つまり大腸の壁に風船のような膨らんだ空間ができてしまうのですね。

本来大腸は便の動きがスムーズになるために、その内側はなめらかになっています。しかし憩室ができると便の通り道にいわゆる「落とし穴」が出来上がってしまい、スムーズな動きを阻害してしまいます。

さらに憩室に便が詰まることで、さらに憩室が圧迫されて炎症を起こしてしまうのです。これが憩室炎であり炎症により「痛み」「下痢」「発熱」の症状を発症させます。

憩室炎は大腸の変形による炎症が原因だと考えて下さい。

Aさんは大腸がんではなかったのですが安心することはできません。憩室炎は悪化すると命の危険もある恐ろしい病気だからです。

憩室炎のより危ない症状とその原因とは

憩室炎は大腸の変形で便の排出が阻害されることがありますが、実際にはもっと大きな危険性を秘めた病気です。危ない症状とその原因を探って見ましょう。

便の圧力で大腸が破裂してしまう可能性が!

女性には便秘が多いと聞きますが、近年では男女に関係なく便秘で悩んでいる人が多いそうです。これは初めに書いたようなジャンクフード食が一般的になったことも一因であり、食生活に大きな原因が隠されています。

皆さんは脳梗塞や脳出血などを総称する「脳血管疾患」と呼ばれる病気をご存知だと思いますが、これらの病気で恐ろしいのが脳血管の破裂により出血してしまうことです。

脳の血管にできたコブが血流に耐えきれずに破れてしまうのですが、同じことが大腸でも起こることがあるのです。

憩室は大腸が伸びて袋状に変形したものですが、そこに便がつまりさらに便秘で圧力がかかると炎症だけではなく、憩室に穴が開いてしまうことがあります。

「便はキレイですか?」バカなことを言うつもりはありませんが、便には沢山の細菌が膨れており、とても清潔なものではありませんよね。それが憩室に穴が開くことで、体内へ侵入してしまい、他の臓器への感染症を引き起こしてしまうのです。

酷い便秘で「お腹が張って破れそう!」なんて叫んでいる貴女!そんなことはないのですが、もしかしたら憩室は破裂してしまうかもしれませんね。

憩室炎と大腸がんの関係は微妙

憩室炎が発症すると大腸内での出血により、便が赤黒くなり潜血反応も陽性になります。そのことから大腸がん検診で「再検査」になることになり、精神的に不安に陥ることになります。

しかし検査の結果、大腸がんではなく憩室炎と判ったからと言って安心してよいのでしょうか?

専門医によると憩室炎と大腸がんは関連性が低く、憩室炎が悪化して大腸がんになるとは考えにくいと思われています。

「あ~よかった!」そう思っている人は、ちょっと待って下さいね。この話には少し矛盾している内容が含まれています。

「憩室炎と大腸がんに因果関係は見つからないと思われる。しかし憩室炎を発症している人には、大腸ポリープなどが多く見られ、大腸がんの発症も多くなる」

この意味理解できますか?つまり憩室の炎症から細胞が腫瘍化してがんになることはないのですが、憩室炎を発症している人は大腸ポリープが多く、大腸がんを発症するリスクも高いと言っているのですね。

憩室炎が腫瘍化することは確認されていないのですが、憩室炎がある人はがんを発症しやすいとも受け取れますよね。

「結局関係あるじゃないか!」そうともとれる結果かもしれません。医学の表現は難しいのです。

【結果】憩室炎のある人は大腸がんの発症リスクが高いと思いましょう。微妙ですが関係性ありです。

過敏性腸症候群に間違われる可能性がある

最近製薬会社のコマーシャルでも見かけるようになった「過敏性腸症候群(IBS)」ですが、これは緊張した時などにお腹の調子が悪くなり「下痢」「腹痛」などの症状を発症させる病気です。

大きな原因には「ストレス」が起因していると考えられており、ストレスを受けることで腸が過敏な反応を示してしまいます。

IBSのタイプにはいくつかの種類があります。

下痢型 ストレスで下痢を起こす、男性に多い症状
便秘型 便が硬く便秘を起こす、女性に多い症状
混合型 下痢や便秘を繰り返す症状

これらの症状は憩室炎でも見られる症状であり、間違って診断されることがあります。腸に憩室が作られた初期では、炎症も起きておらず出血もしていません。

その状態では便秘や下痢を起こしても便に潜血反応はなく、詳しい検査を行わないままIBSと診断されてしまうのです。しかし憩室炎とIBSでは治療の方法も全く違うために、効果が出ることはないでしょう。

最近注目されているIBSだからこそ誤診されないように注意したいですね。

大腸に憩室が作られる原因は便の圧力だった

「うーーん」「はぁ~~」便秘の時の排便は辛いですよね。私は便秘ではないのですが、ショッピングモールなどのトレイで稀に聞こえてくる声には、心に中で「ガンバレ」と応援したくなってしまいます。

しかしこの頑張りこそが憩室炎の原因となることがあります。

憩室には2つの種類があります。一つは「真性憩室」であり、腸壁が変形して飛び出したものです。そして「仮性憩室」は腸壁の筋肉層の間から粘膜層が膨らんでできる憩室です。

日本人では仮性憩室が多いと言われており、その原因こそが腸内の圧力が上昇することによるのです。つまり腸内の圧力が上昇すると腸の筋肉層の弱い部分に圧力が集中します。そうなるとそこから粘膜が押し広げられて憩室を構成するのですね。

憩室が作られる原因は大腸内の圧力の上昇と言う訳なのです。しかしこの圧力上昇はどうやって起こるのでしょうか?

その答えが「便秘」です。便秘とは何らかの原因により、排便が困難になる状態で、一般的に多く見られるのが便の硬さによるものです。

便をスムーズに排便するためには、適度な水分が便に含まれている必要性があります。しかし食生活の問題や水分不足によって、便に含まれる水分が少なくなると腸内をスムーズに移動することができなくなります。

そうなると排便にも支障が出て、定期的な排便が困難になり、無理に行うことで過剰ないきみと圧力が腸に掛かってしまい憩室を作ってしまう原因になるのです。

日本人に見られる憩室の欧米化とは?

憩室炎はそもそも憩室が作られなければ、発症しない病気です。憩室は欧米人に多い症状と考えられていましたが、それは食生活と便秘の関係性にあるのかもしれません。

日本人の憩室は盲腸近辺に作られる「大腸の右上部」に多いのが特徴で、欧米人は「大腸の右下」に多く見られていました。欧米人が大腸の下部分に多く発症する理由は、便秘による圧力が掛かりやすいことによります。

しかし現在では日本人にも欧米人と同じく、大腸の右下に作られることが増えており、これは日本人の食生活が欧米化していることを示しています。

「欧米かっ!」…そう言ってみれば「便秘の欧米化」ですよね。

若い人に便秘症の人が多いそうです。
やはり食生活の問題が大きく関係していると想定されます。

憩室炎で最も注意したいのが腹膜炎

自分の大腸を「カパッ」って見ることなんかできませんから、まして憩室が作られているなんて気が付くことは難しいものです。しかし、ある日突然の腹痛と発熱で憩室炎を発症させてしまうかもしれません。

そしてそれが悪化すると最悪の結果を招いてしまうこともあります。「腹膜炎」の発症です。

腹膜は臓器を守るバリアの働きをしている

「腹膜(ふくまく)」を聞いたことがあると思いますが、これはお腹の中で臓器を雑菌から守るためのバリア(膜)だと思って下さい。

「大腸」「小腸」「肝臓」…などの臓器は、腹膜で守られていることから、雑菌などの影響を受けなくて済むのです。しかしそれは外部から侵入した時の話であり、内部から侵入された場合は大きな被害を被ってしまいます。

そこで大切な臓器をすっぽりと膜で覆うことで、細菌などの異物からの影響を排除していたのです。

憩室炎により腹膜内部に細菌が侵入する危険性が!

例えば「虫垂炎(盲腸)」では虫垂が細菌による感染で、炎症が起きて膿を持った状態です。虫垂は大腸の一部であり、腹膜内に収まっている臓器なので、この状態で膿が破裂することは、腹膜内に膿を放出することになります。

そうなると膿に含まれている雑菌は、腹膜内にある各臓器に広がってしまい細菌感染が拡大してしまうのです。

「盲腸が悪化すると命の危険もある」と聞きますが、これは虫垂炎が危険なのではなく、感染が拡大することによる他臓器への悪影響によるものなのです。

そして憩室炎も同じことが言えます。憩室炎が発症すると憩室に炎症が起きますが、この憩室は腸の粘膜が膨らんだものなので、憩室壁は薄く炎症が起きることで破れやすくなります。

しかし憩室炎だからと言って排便を止めることは人間にはできませんよね。また憩室が作られる状態なのですから、きっと便も硬く排便には強い圧力が必要なはずです。

そうなると憩室の壁は破裂してしまい、便の一部が腹膜内に流れてしまうのです。便には沢山の雑菌が含まれており、その中には沢山の感染症を引き起こす悪玉菌も含まれています。

このような細菌が腹膜内に流れ込むのですから、他の臓器への悪影響は計りしれません。「強い腹痛」「吐き気」「高熱」などの症状が現れ、場合によって「多臓器不全」で命の危険性も否定できません。

お腹の中に便が入り込むなんて考えただけでも怖い話ですよね。

近年ではストレスによる憩室炎が増加していた

便秘の原因の多くは食生活や大腸の機能低下ですが、中には精神的な原因によって発症する便秘もあります。特に大きなストレスは大腸の機能を低下させて、ぜん動運動を阻害し便秘の原因になってしまいます。

大腸は「第二の脳」と呼ばれており、自律神経とも大きな関係性があります。また脳とも密接な関係性を持っていることから、脳が受けるストレス(刺激)がそのまま大腸へ影響することもあるのです。

治療は緊急手術も覚悟しなくてはいけない

憩室炎の悪化による腹膜炎が発症した場合、抗生剤(抗生物質)による治療により細菌感染を抑える治療を行いますが、症状が重い急性腹膜炎では緊急手術が必要になります。

手術は破れた憩室を塞ぎ、腹膜内を洗浄消毒します。この治療で一時的に「人工肛門」を取り付ける処置を行うこともあります。

大変大掛かりな手術であり、リスクも決して低くありません。「お腹がイタイなぁ」と病院へ行って、緊急手術も十分にありえる病気だと理解して下さいね。

腹膜炎になると緊急手術が必要なことが多いようです。
手術も簡単なものではなく時間も必要になる大きなものです。

憩室の発見と予防法を考えてみる

恐ろしい腹膜炎を発症させる憩室炎ですが、憩室が作られなければ腹膜炎のリスクも大幅に低下しますよね。そこで憩室の早期発見と予防法について紹介します。

定期的に自分に憩室があるのかを検査してみる

自分の大腸に憩室が作られているのかを知るには、消化器の専門医で検査を受けるしか方法はありません。検査には以下の方法があります。

  • 大腸内視鏡検査
  • 大腸バリウム検査
  • CT機器による画像診断

「大腸内視鏡検査」は大腸をカラにして、肛門から内視鏡を入れて検査する方法です。最近では人間ドックで行う人も増加しており、一般的な検査法になっています。

「大腸バリウム検査」はカラになった大腸に、肛門からバリウムを挿入して、レントゲンで撮影する検査です。胃がん検診で行われる「胃バリウム検査」の大腸版だと思って下さい。

これらの検査は憩室を見つけるには有効な検査ですが、検査による危険性もあることを理解しなくてはいけません。

憩室がある状態でバリウムを挿入すると、大腸の圧力は急上昇してしまいます。医師の技量によっては過剰な圧力となってしまい、憩室が破裂してしまう可能性があります。

また内視鏡の検査でも薄くなった憩室壁を内視鏡で破ってしまう医療事故も発生しています。

このような医療事故が発生すると、大腸が損傷するだけでなく、腹膜内へ大出血してしまうことになり、また細菌の侵入も許すことになります。

そうなると腹膜炎と同じく緊急手術が必要になり、場合によっては人口肛門を取り付ける処置もあり得るのです。

自分の大腸に憩室が作られているのかを確認することは大切ですが、場合によっては高いリスクもあることを覚えておきましょう。

大きな病院ではこれらの検査以外にCTスキャンによる画像診断も可能なので、医師と相談して方法を検討するようにしましょう。

憩室を作らせない為の予防法を伝授

普段は症状も少なく気が付く人も少ない憩室ですが、一旦炎症を発症すると厄介な存在になってしまうことがご理解頂けたと思います。

そこで重要なのが大腸に憩室を作らせない予防を心掛けることです。憩室を作らせない予防法を紹介します。

【予防法1:食生活を見直してみる】

食生活の欧米化によって憩室炎が増加していると紹介しましたが、それは肉食中心の食生活への変化によるものです。よく聞く話ですが、昔の日本人は野菜や魚を中心とした食生活で、食物繊維を十分に摂取していました。

食生活の変化でまず根菜の摂取が少なくなり、反対に豚や牛の肉食が増加しているのです。そうなると食物繊維不足から便が硬くなり便秘の原因となっているのです。

食物繊維が十分な食事を行っていると、便にも食物繊維が沢山入ります。そうなると食物繊維に水分が含まれることから、柔らかい便となりスムーズな排便ができるのです。

憩室を作らせないためには、食物繊維の豊富な食品を食べて便秘を改善するようにしましょう。

【予防法2:忙しくても排便習慣】

現在の人は生活リズムよりも睡眠が大切で、仕事に出かけるギリギリまで寝ていることがあります。そうなると生活リズムも崩れてしまい、排便についても一定のリズムをつかむことができません。

便秘の人によく見られる行動に、「排便はしたい時にする」が見られます。まぁ言っていることは正しいのですが、これでは排便を習慣づけることはできずに、ちょっとリズムが崩れるだけで便秘になってしまいます。

そうならないためには時間を決めて排便習慣を作るようにしましょう。

【予防法3:便意を我慢してはいけない】

仕事中など急に便意を模様した時に、ちょっとの我慢をするのは仕方がないことですが、面倒くさくて我慢するようなことはしてはいけません。

排便を我慢することで便意が治まることがありますが、これは決して身体によいことではありません。

便意は我慢しないで、排便習慣でコントロールするように持っていきましょう。

【予防法4:寝る前にも水分補給】

水分は便を柔らかくするためには重要な成分で、硬い便には少量しか水分が含まれていません。特に就寝中は気が付かない間に汗をかいており、大量の水分を消費しています。

水分補給が少ないと便に含まれる水分が少なくなり、便が硬くなり便秘になってしまいます。

「寝る前に水を飲むと夜中にトイレに行きたくなる」ことが理由で、寝る前の水分補給を嫌がる人もいますが、その行動が便秘を引き起こしている可能性があります。

水分不足にならないように注意しましょう。

【予防法5:便秘の改善には運動】

運動で身体を動かすことは、大腸の働きを促進させて便秘を解消させる働きがあります。特に大腸のぜん動運動はお腹周りの筋肉の刺激で、活発化することがあります。

ウォーキングや水泳などで日常的な運動を習慣づけるようにしましょう。

【予防法6:消化を意識した食材を】

食べ物の中には「消化のよい物」と「消化の悪い物」がありますよね。アーモンドやピーナツなどのナッツ類は消化が悪い食品で、豆腐やうどんなどは消化のよい食品です。

消化の悪い食品を多く含む食生活を行っていると、消化不良のまま便に含まれることになり便秘の原因になります。

また小さな憩室が作られた場合においても、消化されにくい食べ物が詰まって炎症を引き起こす原因になる可能性もあります。

食事では消化を考えて、大量に消化されにくい食べ物を食べないように注意しましょう。消化されにくい食べ物の一例を紹介します。

  • アーモンド、ピーナツ、カシューナッツなどのナッツ類
  • ポップコーンなどコーン類
  • かぼちゃの種など種類
  • ごま
  • いちごなどのベリー類
  • その他
憩室を作らせないためには便秘改善が重要です。
予防法を理解して便秘にならない生活を送りましょう。

憩室炎は再発するリスクが高い病気!食生活の改善を意識して

大腸にできる憩室は複数であることが多く、一つだけできてそれがたまたま憩室炎を発症することは珍しいことです。

つまり憩室炎を発症する人の多くが、大腸に複数の憩室が作られており、一つを治療したからと言って完治することはありません。

症状が収まってもまた憩室炎がいつ発症するのか解らない状態なのだと理解することが大切です。

また手術で全ての憩室を除去することをしたら、全ての大腸が無くなってしまう人もいるかもしれませんね。つまり憩室が見つかった人は、他にもあることが想定されることから、食事を改善して便秘対策をしっかり行う必要があるのです。

憩室は一度作られると自然に引っ込むことはなく、一生に渡り付き合っていかなくてはならない症状です。ある意味では「時限爆弾」かもしれませんが、大腸の圧力さえコントロールできればそのスイッチが入ることもありません。

ジャンクフードなど食物繊維の少ない食事は避けて、健康的な食生活をもう一度考えてみてはいかがでしょうか?

よく食べて、よく飲んで、そしてよく出す…これが健康の秘訣ですね。

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