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疲れやストレスが肋間神経痛の原因?症状と痛みの対処治療法

胸を痛めておさえる男性

突然の胸の痛みに襲われた経験はありませんか?例えるならば、鋭い針でブスッと刺されたような、突発的で瞬間的な痛み。胸に痛みを感じた瞬間というのは、誰でもドキッとしてしまうものです。

なぜなら胸の痛み=心臓の何らかの疾患と考えている人が多いためです。しかし、胸の痛みが心臓の疾患であるというケースはまれで、その痛みは「肋間神経痛」と呼ばれる痛みなのかもしれません。

肋間神経痛とは何か、痛みを引き起こす原因と、その対処法についてご紹介します。

肋間神経痛は非常に多くの原因が考えられている

肋間神経痛と言う名前は多くの人が聞いたことのある名前だと思います。また、ある程度の年齢以上になると、経験することも多いのではないかと思います。意外に10代の若者でも経験することがあるんですよ。

肋間神経痛自体は病名じゃなくて症状です。つまり、何か病気があって肋間神経痛と言う症状が出ているということですね。

風邪が病名で、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが症状と言う関係と考えてもらうとわかりやすいでしょう。

他の多くの症状と同じように、肋間神経痛にも原因になっている病気が判っている症候性のものと、他の病気が見つからない原発性のものがあります。

症候性のもので有名なのは帯状疱疹後肋間神経痛ですね。これは三叉神経に起こるものと同じように病名として扱われるようです。帯状疱疹ウイルスに感染した後、感染した神経に痛みが出るものです。

原因になる病気や怪我はやはり胸にある場合が多い

肺炎や胸膜炎が肋間神経痛の原因になることは割合多いようです。肺炎はよく知られている通り、様々な原因菌に感染することで肺が炎症を起こすものです。

原因菌はウイルスから細菌、真菌、寄生虫に至るまで幅広く存在しています。そのほか、年配者の誤嚥性肺炎や喫煙によるもの、肺炎自体が他の病気を原因として起こるものなど多岐にわたります。

肺炎から肋間神経痛へのメカニズムはいくつかの経路があるようですが、詳細については症例ごとに対応が異なります。治療に当たったドクターに相談してもらうのがいいと思いますが、実際のところ積極的な対応は少ないようです。

と言うのも、こうした原因の病気がある肋間神経痛は、病気本体が治るといずれ消えてゆく症状だからなんですね。多くの場合鎮痛剤系のシップやカイロを勧められると言う経験談をよく聞きます。

肺炎だけでなく、肺がんに伴う肋間神経痛も有名です。ただ、これは肺がんの手術に伴って神経が傷つけられることに原因がありますので、傷が治って行くに従って軽快します。

1.胸膜炎は気を付けた方が良い病気

肋間神経痛の原因になる胸膜炎は、それ自体が他の重い病気に続発して起こることが多い病気です。年配の方の場合「肋膜炎」と言う名前でご存知の人も多いでしょう。

胸膜炎は二枚の胸膜の間にある胸水が増えることで痛みをもたらすことが多いですね。腹膜の中にあって内臓の動きをスムーズにする潤滑液のことを腹水と言いますが、これが増えすぎる「腹水が溜まる」と言う症状は皆さんよくご存知でしょう。

これと同じように肺の動きをスムーズにするための潤滑液が胸水です。腹水と同じように量が増えすぎると問題が出てくるんですよ。

感染によって起こった胸膜炎の場合、胸水のあるべき部分に膿が溜まってしまうこともあります。こうした場合は、危険性があるため膿を抜く手術対応になります。

胸膜炎は肺炎や肺がん、膠原病、結核菌の感染、心臓の疾患などが原因で起こる病気です。ですので、肋間神経痛は、胸膜炎と言う病気を間に挟んで、より重い病気を知らせている可能性もあるのです。

ただ、胸膜炎自体が胸の痛みをもたらす病気ですので、病気による痛みなのか肋間神経痛による痛みなのかも見分ける必要がありますね。これをテストするにはシュベルマン徴候と言う物を見ます。

肋間神経痛は左右非対称に、つまり左右どちらかに発生します。その時、痛くない側に身体を曲げて痛みが増えるようであれば胸膜炎による痛み、痛い側に身体を曲げると痛みが増えるようであれば肋間神経痛だと区別します。

実際には椅子に座って体を左右に曲げてみます。曲げた側に痛みが出れば肋間神経痛、伸ばした側に傷みが出れば胸膜炎による痛みの可能性があります。

2.女性は特に骨粗しょう症に注意が必要

女性は更年期を迎えるとホルモンバランスの関係で、閉経に向けて徐々に骨密度が下がってゆきます。いわゆる骨粗しょう症の入り口ですね。

一方、現在ではこうした年齢であっても元気に活動的な生活を送っている人がほとんどです。そうなってくると、活動的な生活が原因で弱った肋骨に微細な不完全骨折、つまりひびが入ってしまうこともあるんです。

しかしその骨折部分が小さいため、X線検査などで確定診断がつかないことも少なくありません。この小さな骨折が原因で神経を痛め、それが肋間神経痛を引き起こしていることがあります。

特に更年期後半から閉経後の女性の場合はこうしたことにも注意が必要でしょう。

3.帯状疱疹による肋間神経痛は大変痛い

帯状疱疹は、最初水ぼうそう(水痘)として感染した水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が、水痘治癒後神経細胞のそばに潜伏し、のちになって症状を表したものです。

非常に痛く、眠れないほどという人も珍しくありません。もっとも危険性が高いのは顔の三叉神経に出る帯状疱疹ですが、この肋間神経に出るものも痛みは非常に強いので厄介ですね。

この肋間神経痛は、帯状疱疹が現れたときに強い炎症で神経に大きな傷がつき、後遺症として表れることが多い症状です。ほとんどの場合、名前の通り潜伏していた神経に沿ってぶつぶつができますから、わかりやすいものだとは言えます。

しかし、まれにですが神経痛だけでぶつぶつが出ないケースもありますので、非常に強い肋間神経痛が出た場合はこれを疑ってみることも必要でしょう。一度は受診してくださいね。

肋間神経痛と一口に言っても原因は多いのです。

肋間神経痛は神経が物理的に圧迫されて起こる

肋間神経は背骨から出ている神経です。人間の背骨は上から7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎と、複数の骨がくっついて一つになった仙骨と尾骨が重なって構成されています。

このうち12個の胸椎の間から出る神経を肋間神経と言い、これらの神経に痛みが出る症状を肋間神経痛と言います。

神経は骨や筋肉に挟まれて締め付けられることがある

神経は空間を宙ぶらりんで走っているのではなく、骨や筋肉、内臓や膜組織などにくっついて全身を巡っています。そうなってくると本来なら安定して存在しているものが、他の組織に押されたり刺激されたりすることがあるのです。

わかりやすいのが椎間板ヘルニアですね。背骨の間にある椎間板が変形して神経を圧迫することで腰痛や下肢痛、運動不良が起こる病気です。

これほど極端なものではありませんが、背骨から出た肋間神経がどこかで筋肉や骨に挟まれて起こる絞扼神経症が肋間神経痛の原因の中でかなり多いのではないかと考えられています。(絞扼=こうやく:締め付けられること)

また、背骨のところに原因がある胸椎椎間関節症も肋間神経痛の主要な原因です。胸椎の関節にトラブルが起こっている状態全般のことですが割合広い状態を指しますので、やはり良くない姿勢や運動に絡んで起こることの多い病気です。

神経を締め付ける筋肉や骨は姿勢や疲労が原因になる

不自然な姿勢を取り続けたり、疲労から悪い姿勢を取り続けたりしてしまうと、どこかの筋肉が不自然に緊張し、腫れやねじれを生じます。そうした筋肉同士や筋肉と骨、関節などとの間に神経が挟まれると様々な症状が起こります。

一方、こうした現象は長時間継続するものではありませんので、一時的に終わることがほとんどです。ですので、鋭い痛みが突然襲ってくることから不快な状況ではありますが、慢性病的に長期間継続することはありません。

このことは後でお話しするストレスにもかかわることですが、普段から姿勢が悪い人は注意が必要です。

悪い姿勢はこんなところにも悪影響を及ぼすのです。普段からこわばった姿勢をほぐし、正しい姿勢を意識しましょう。

ストレスは悪い姿勢を通じて肋間神経痛の原因になる

人はストレスにさらされると、特にデスクワークのように椅子に座った姿勢では猫背になりがちです。これは上や背後からの攻撃から身を守る防御姿勢なんですね。

動物であった時代の人間は、捕食者に襲われるということがストレスそのものであったわけですから、ストレスにさらされると猫背になるというのもうなずけます。

猫背は肩こりの原因にもなる悪い姿勢

ストレスを受けたら必ず猫背になるのかと言うと、そこは定かじゃありませんが、少なくともストレスにさらされた状態でおなかを見せてふんぞり返る人は少数でしょう。

猫背になると肩が凝ります。肩こりと言うと首の方、つまり頸椎への負荷が問題になりがちですが、頸椎の下に12個もある胸椎にも少なからず悪影響があるのです。

(抜粋翻訳)

本研究では被験者の首を保持しながら、被験者の胸椎を動かすという介入を行いました。

その結果、介入後の胸椎運動の範囲とVAS(Visual Analogue Scale:痛みの主観的評価)との間に有意な関係がありました。

胸部の移動度の向上が、首と肩のこりの大幅な改善をもたらしました。この結果によって、胸部運動機能の喪失による姿勢制御障害が、首や肩こりの重要な要因の一つであったが示唆されました。

このように、悪い姿勢などが原因で胸椎の動きが悪くなっていると、肩こりや首のこりが発生することが実験観察からわかりました。

そして、胸椎の動きが悪くなるということは胸椎椎間関節症の原因にもなってしまうので、肩こりになる姿勢は肋間神経痛の原因にもつながりかねないのです。

ストレスは思わすところに緊張をもたらしていることがある

皆さんもストレスに襲われたときには、無意識に身体に力が入っていませんか。何かを握りしめたり、貧乏ゆすりしたり、おなかに力が入ってしまって呼吸が浅くなったりと言うことはよくあることじゃないかと思います。

呼吸が浅くなるということは、おなかだけじゃなく胸郭のあたりにも、無意識の緊張が発生している可能性は高いですね。そうした場合、背骨から出て肋骨沿いに走る肋間神経を、どこかで緊張して腫れた筋肉が圧迫するかもしれません。

筋肉同士で挟まれたり、筋肉と骨で挟まれたり、その様子によって痛みの質や継続性などは変わるでしょう。しかし、緊張がほぐれればそうした圧迫も解消され痛みが出なくなるという訳です。

しかし、その緊張状態が持続する、つまりストレスから解放されないということになると、同時に肋間神経痛の原因になっている筋肉の緊張や腫れも慢性化しかねません。

肋間神経痛は痛みっぱなしにはなりにくい

肋間神経痛に限らず多くの神経痛では、一定の痛みが継続的に発生することはなく、強まったり弱まったりすることや、まったく痛みがない状態から突然チクチクっと痛みが出て驚くこともあります。

肋間神経痛に多いのは後者の方ですね。継続的に痛みがないのは助かりますが、突然針で刺されたような痛みが電撃的に起こるので、思わず声が出てしまうこともよくあります。それはそれで困りものです。

一方、痛みと言うのはそれ自体がストレスになります。肋間神経痛のようにいつ襲ってくるかわからない痛みと言うのはさらに精神的ストレスをもたらしますね。ですから、可能な限り排除しておきたいものなのです。

肋間神経痛は突然来ますからびっくりします。

坐骨神経痛のように鈍痛が続くものに比べると、驚きと言うストレスも無視できないんじゃないでしょうか。

肋間神経痛を治療するには原疾患を取り除くことから

どんな症状にせよ、それを解決するのはもとになる疾患を取り除くことです。それができない場合、症状を緩和する対症療法が次善の策として用いられます。

最初にお話ししたように、肋間神経痛は胸周りの重病によっても引き起こされますから、まずはそのような病気がないかをチェックすることが大事です。ですので、痛みに悩んだらまずは内科を受診しましょう。

内科的に異常がなければ整形外科の担当

内科で検査などを受けて、目立った病気がなければ担当のお医者さんから紹介を受けて整形外科を受診して下さい。おそらく、ここで原発性の肋間神経痛と言う診断が下されるでしょう。

肋間神経痛は背骨から出る神経が圧迫されて起こる症状ですが、その神経はたくさんありますし分岐もしています。そこでどの神経が痛んでいるのかを探る必要が出てきます。

その際「ヴァレーの圧痛点」と言うものを参考に、押して痛みが強くなる場所を探ることで痛んでいる神経を探し当てます。背骨の両側やわきの下の前側から大胸筋に沿ったライン、胸骨の両側や腹直筋の真ん中あたりにある点です。

しかし、素人にそれを探り当てるのは難しいし、そもそも背骨の両側は自分では触れませんよね。ですから、専門家に診断してもらって、この辺りにある神経だという場所を教えてもらいましょう。

その場所は最初マジックで印をつけてもらってもいいくらいです。そのラインに沿って湿布を貼ったり薬を塗ったりするのが効果的なんです。

肋間神経痛は左右どちらかに出ることが多く、強いて言えば左側に出やすい傾向があります。また、12個ある胸椎のうち、上から5番目~9番目に出やすいこともわかっています。

胸椎は上から7番目までは胸骨につながる神経の、それ以降は腹部につながる神経の出発点ですから、ちょうどその境目を中心にしていると考えればわかりやすいでしょう。

骨格における胸椎の位置と5番目から9番目の胸椎の位置

治療は鎮痛剤・シップ・塗り薬

多くの場合、原発性の肋間神経痛の場合は治療と言っても対症療法になります。シップと痛み止めの飲み薬が中心になりますね。塗り薬が出ることもあるかもしれません。

多いのはNSAIDsに分類される

  • ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン)
  • ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)

です。どちらも効きますが、やや副作用が強いお薬でもあります。副作用は胃腸症状が多いようです。

また、最近よく使われるのはプレガバリン(リリカカプセル)と言う神経痛に特化したような特殊なお薬です。非常によく効きますが副作用が多いのはちょっと気になります。

  • 眠気
  • 視力障害
  • 意識喪失

など様々な物が報告されています。

さらに、NSAIDsに関しては外用薬として塗り薬や湿布薬として処方されることもあります。いずれにせよ適用範囲が決まっていますし、持病によっては使えないものもあるのでお医者様によく相談しましょう。

神経ブロックはペインクリニックで

こうしたお薬が効かない場合、胸椎に麻酔薬を注射する神経ブロックと言う治療が行われます。何度が注射する必要があることもあるようですが、大変優れた効果をもたらします。

この神経ブロックは整形外科などから紹介を受けて、ペインクリニックで行うことになることが多いでしょう。ペインクリニックは疼痛対応専門の麻酔外来のことです。

痛みを止めるプロですから、最小限のリスクで最大限のベネフィットを得られるように対応して下さるでしょう。

そして、神経ブロックにはもう一つの効果があります。それは隠れていた病気を見つける効果です。肋間神経痛の対処として神経ブロックを行っても、まったく効果が出なかった場合、それは肋間神経痛ではなく別の病気です。

万が一そうした症状である場合は、今度は逆にペインクリニックから内科や整形外科に戻してもらうと言う方法も悪くありません。

肋間神経痛であれば数度の神経ブロックで、必ずある程度は痛みが弱まるのです。ですので、お医者様から神経ブロックを提案されたら、それに乗ってみる方が良いと思います。

よく診察科のたらい回しと言うことが問題視されますが、本来は患者の方から求める科を要求して回してもらうのがベストなのです。

たらい回しは「される」より、「するように要求する」と言う能動的な姿勢が病気を改善する方法です。ただし、飽くまでお医者様とよく話し合って治療方針を決め、決めたからには従うと言うアドヒアランスを守って下さいね。

治療方法もずいぶん進歩していますので、病院では遠慮なくいろいろ相談してみて下さい。きっとあなたに遭う方法が見つかりますよ。

病院に行くほどじゃないけど痛みはいやだという場合

実際このレベルの方が一番多いんじゃないでしょうか。先にお話ししたように、それほど頻繁じゃいないものの、突然やってくる痛みに時と場所をわきまえず声が出てしまうというのは恥ずかしくもありますよね。

そうなった場合、対処の基本は昔ながらの

  1. 栄養
  2. 姿勢
  3. 温熱

でしょう。

1.ビタミンをいくつか意識して摂ることは悪くない

神経痛と言うとビタミン剤が良いんじゃないかと言う考え方はあります。実際、神経痛用のお薬として、鎮痛剤と合わせてビタミンB1・B2・B6・B12の複合ビタミン剤が処方されることが多いです。

また、神経痛に直接効くものではありませんが、ビタミンEとナイアシンの複合ビタミン剤が血行改善を目的として処方されることもあります。血行改善はさまざまな痛みやしびれ感に有効ですので、これも意識しておきましょう。

多く含まれている食品は以下のとおりです。

ビタミンB1 豚肉
ビタミンB2 アーモンド
川魚
ビタミンB6 まぐろ、かつお類
ピーマンやカブ
ビタミンB12 魚介類やレバー
ビタミンE ナッツ類
魚卵
ナイアシン 魚卵を筆頭に魚介類

こうしたものをうまく組み合わせて摂ることで、栄養素の面から軽度のものであれば肋間神経痛を改善することができるでしょう。

もちろん総合ビタミン剤を利用するのもOKですよ。ただ、総合ビタミン剤で摂るとビタミンAやDのような脂溶性ビタミンを含んでいますので、過剰摂取に注意が必要になります。そのあたりには注意してくださいね。

2.肩甲骨を動かすというのは肋間神経痛にも効果

まず、まっすぐ正面を見て下さい。その状態のまま両腕をまっすぐ上にあげて、耳の横に沿わせ、ひじをぴんと伸ばしてしっかり頭を挟んでみて下さい。スムーズにできますか?

肩関節・肩甲骨・胸椎のあたりの動きチェック方法

これに筋肉の強い緊張があったり、背骨や肩が鳴ったり、まったくできないという人は、肩関節・肩甲骨・胸椎のあたりの動きが悪くなっているということです。

まずはこの姿勢を取っては元に戻るということを何度か繰り返すと、そうした部位の動きが良くなります。そのほか、胸を張って肩甲骨を合わせるような体操も有効です。

さらに。テニスボールを床に置いてその上に仰向けに寝るセルフマッサージも効果的です。ボールを肩甲骨の間で挟むようにしてコロコロすると、胸椎の動きが良くなります。強い痛みを感じたらすぐにやめて下さいね。

3.下着とベストを工夫して保温効果を上げる

身体は冷えると筋肉が緊張します。筋肉の緊張は先にお話しした通り神経を挟んでしまうことの原因になります。

ですので、肋間神経痛の原因になる上半身の体幹部分を冷やさないように保温するのが効果的なんです。

冬場はインナーに一枚追加するのが良いのですが、女性の場合ちょっと問題があります。それはキャミソールタイプでは肝心の胸椎の部分が半分保温できないからなんですよ。

できればベストのようなデザインでもいいので、肩をしっかり覆うものを着用しましょう。ヒートテックのようなものでも、アウターへ響くことを嫌ってデザイン優先になり、肩周りの保温ができないものが多いんですよね。

夏場の場合も保温すべき部分は必ず覆うようにしてください。その時保温性よりも透湿性重視にすることが重要です。汗をかいた時、水分が長く下着に留まるとかえって体を冷やしてしまうからです。

この二つの点に留意して、体幹部と肩を冷やさないようにするのが肋間神経痛の改善には重要になります。

おばあちゃんが言う「身体は冷やしちゃいけない」的な内容ですが、もともと神経痛と言えばおじいちゃんおばあちゃんのものでしたからね。その意見は大事にしましょう。
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