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睡眠薬は長期化などの副作用が怖い?不安と不眠を解消する話

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睡眠薬は昨今、睡眠導入剤と呼ばれるようになりました。これは同じ物なのですが、まず睡眠薬という言葉についた悪いイメージを払しょくするのに一役買っていますね。

確かに睡眠薬という響きは、なんとなく暗いイメージが付きまといます。映画やドラマの自殺シーンにもよく登場してきたのも事実です。確かに以前のものは、依存性も高く、長期服用に向かないものでした。

睡眠薬ってどんなもの?睡眠導入剤と呼ばれるようになったワケ

睡眠導入剤は、目覚めをつかさどる覚醒中枢の働きを抑え、眠気を起こさせる作用があります。寝つきを良くすることを目的としているため、3時間ほどしたら効果が半減するように作られています。

もちろん症状によって効果を長続きさせるように作られているものもありますが、眠りを促す事に重点を置いて開発されており、それもあって睡眠導入剤と呼ばれるようになってきたのです。

睡眠薬の服用で起こる可能性の高い症状

  • 睡眠薬に依存してしまう
  • 肝機能障害・・・食欲の低下、吐き気など
  • 夢遊病・・・就寝中、自分の意識外で歩き回ったりする
  • 幻覚を見る
  • 精神の不安定化・・・突然激昂したり泣いたりする、落ち着きがない
  • 強い怠惰感・・・力ややる気がわかない、ぼーっとする

とくに睡眠薬への依存は強く見られることが多く、服用をパタリとやめたときに離脱症状や反跳性不眠をおこしてしまう可能性が高いです。

離脱症状・・・薬の血中濃度が急激に変化し起こる症状。軽い痙攣や息苦しさ、湿疹など様々な症状があります。

反跳性不眠・・・急に薬を止めたことにより体が驚いてしまい、より強い不眠症状を招いてしまった状態。

睡眠薬の正しい服用は安眠と健康もたらす…気長に改善を待つという気持ちも大切です

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睡眠薬は不眠の方の症状に合わせて様々なものが出ています。

寝つきが悪い方には即効性があって効き目が短い物。夜間覚醒を繰り返す方には効き目が緩やかで長続きする物、といった感じです。

そのためまずお医者さんにご自身の症状を詳しく説明し、くわえてもしご自身が服用している他の薬があるならばしっかり報告しましょう。

昔に比べてかなり改善されたとはいえ、薬は間違いなく体にとっては異物です。副作用を起こしてしまう可能性は十分あるのです。

副作用を起こさない為にも、必ず医師の指示に従って服用してください。医師はあなたの症状に合わせて、もっとも適した、副作用のでないであろう睡眠薬を処方してくれます。

もし医者にかかるのが嫌だ!という方がいらっしゃるなら、まずは薬局の薬剤師さんに相談してください。症状をしっかり説明できれば、一番適しているものをお勧めしてくれます。

また症状が似ているからと言って、睡眠薬を他人に渡すことは絶対にやめてください。素人判断の”症状が似ている”はあてになりませんよ!副作用がでてもしも大変なことになってしまった場合、責任をとれますか?

薬の減らし方には種類がある

減量方法には「漸減法」と「隔日法」があります。

漸減法・・・薬を毎日飲みながら薬の量を減らしていく方法

隔日法・・・まず薬の量を減らし、睡眠の状態を確認しながら薬を飲むのを1日おき、2日おきというように間隔をあけていく方法

睡眠薬の種類によって漸減法と隔日法を使い分けて減量していきます。医師があなたに合った方法で調節してくれますので、しっかり指示に従いましょう。

減量中に不眠が再発してしまうことはよくあることです。不眠が再発してしまったら、1段階前の量に戻してしばらく様子を見ます。再び安定した眠りができるようになったら、また減量を始めていけばいいのです。

不眠の再発で「睡眠薬を止められなくなるのでは?」と不安に思うかもしれませんが、心配は無用です。少しだけ不眠の完治に時間がかかるようになってしまうだけで、より強い不眠症状がでるということはありません。

ただ、不安に思う気持ちが強すぎるとそれがストレスになり、不眠を招いてしまう可能性があります。ご説明したように、完全に解消されるまでの時間が少しのびただけですので、気落ちせず気長に睡眠薬と付き合って行こう、と考えてくださいね。

寝酒は逆効果なうえに他の病気のリスクを上げるNG行為

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睡眠薬は危険な気がする…と、睡眠で悩む人の中で、その解消に寝酒を習慣化している人が30%もいるそうです。

しかしこれは海外では考えられないことです。そもそも飲酒による睡眠は、導入時点では効果があっても夜間覚醒や早朝覚醒の可能性を増やしてしまいます。

飲酒により体内に発生するアルデヒドという毒物の分解のため、体内の交感神経が刺激されることになり、これが眠りを浅くさせているのです。

またお酒自身のカロリーもさることながら、飲酒によって食欲を刺激されることも多々あります。これは肥満や糖尿病などへの大きな原因になります。また睡眠時無呼吸症候群のきっかけになることも言われています。

そしてもっとも恐ろしいのがアルコール依存症です。早く寝なければいけない、という意識が強すぎて寝酒をはじめ、わずか2年間でアルコール依存症になってしまった人もいます。

寝られないことのプレッシャーが寝酒を呼び、結果的にアルコール依存症にまでかかってしまうことは決して珍しいことではないのです。

本物じゃないとダメ!睡眠薬には偽薬効果はありません

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ブラセボ効果という言葉を聞いたことはありますか?いわゆる偽薬効果というものです。実験などで一方のグループには本物の薬を、そしてもう一つのグループには本物の薬と偽って、小麦粉等で作った効果の出ない物を与える実験です。

これは時として、偽薬でも効果が出ることがある事で知られています。この実験を糖尿病を併発した高血圧の方たちを対象に行ったところ、偽薬を使った人たちは、使わなかった人達に対して3分の1しか効果が得られなかったという実験結果もでています。

この実験を睡眠薬でも行った結果、睡眠薬を服用したグループは夜間覚醒が平均1.2回であったのに対し、偽薬を服用したグループでは夜間覚醒が平均4.7回も有ったという結果が出ました。

この事から、睡眠薬はブラセボ効果の無い薬であり、確実に睡眠へ導いてくれる薬であると言えます。

さらに睡眠薬は夜間覚醒を抑え、質の良い睡眠をもたらすということがおわかりいただけるでしょう。

良質な睡眠を規則正しくとることは、健康な生活に必要不可欠です。逆に不眠はすべての病気の原因とも言えます。これを解消する近道は、睡眠薬の正しい服用に有ると思います。

自己判断で選び服用したのでは、不眠の解決どころか副作用によって他の病気すら招きかねません。しっかり用法や容量を守り、不眠とゆっくり闘っていきましょう。

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