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蜂に2回刺されると死ぬ?蜂から身を守るために知っておきたい事

巣を作る蜂は繁殖期に活動が活発になり、民家の周辺で蜂に遭遇することも増えてきます。よく「蜂に2度刺されると死ぬ」と言われますが、蜂に刺されるとどのように危険な症状が起こるのでしょうか。危険なケースと蜂の毒から命を守るための対策について説明したいと思います。

蜂の毒とアナフィラキシーショック

蜂の毒には痛みやかゆみを起こす成分が入っており、刺されると患部が腫れ、痛みやしつこいかゆみを伴います。この症状は数日間でおさまります。ただし刺された後に「アナフィラキシーショック」が起こると、とても危険です。

これはアレルギー反応の一種で、めまい、嘔吐、呼吸困難、意識不明などの強いアレルギー症状があらわれます。最悪の場合は反応が起きて30分ほどで死亡することもあり、蜂に刺されて命を落とす人の直接の死因となっています。

アナフィラキシーショックは、蜂毒アレルギーの人に起こる現象で、全ての人に起こるわけではありません。蜂毒アレルギーがあるのは一度蜂に刺されたことのある人、または生まれつきの体質を持つ人です。

「蜂に2回刺されると死ぬ」と言われるのもそのため。前回蜂に刺された時に蜂の毒に対する抗体ができ、次に蜂の毒が体内に入ってきた時には抗体が過剰に反応して重症のアレルギー反応を起こす可能性ができてしまうのです。

ただし蜂に刺されて必ずしも抗体ができるとは限らず、何度刺されても命に別状のない人もたくさんいます。実際、蜂に刺されてアナフィラキシーショックで死亡する人はわずかです。初めて刺されてもアナフィラキシーショックを起こす人もいるわけで、できれば蜂に刺されないようにし、刺されたらすぐ受診することが良いのは、言うまでもありません。

蜂の事故に気をつけたい人の対策

養蜂業を営む人や森林に入ることの多い人、また刺されたことのある人は特に注意が必要です。万が一のアナフィラキシーショックが不安という人は、受診して蜂毒アレルギーの検査を受けるのがおすすめです。

蜂に刺された人は1ヶ月経過してから検査を受けることで分かります。もし蜂毒アレルギーがあるならば「エピペン」を処方してもらい、携帯すると安心でしょう。エピペンはアナフィラキシーの症状を緩和する自己注射器です。

アレルギーの初期症状が見られる時に注射すると、重症化するのを防ぐことができます。そして患部は水で洗ってステロイド軟膏を塗るなどの応急処置をし、エピペン使用の有無にかかわらず、早く受診して治療を受けるようにしてください。

危険な蜂・おとなしい蜂

蜂にはたくさんの種類があり、全ての蜂が危険というわけではなく、中にはおとなしい蜂も存在します。毒性の強さも異なりますが、どの蜂にもアナフィラキシーショックを起こす可能性はあります。巣に近づくと攻撃してくるので、むやみに巣に近づかないようにしてください。

「最も危険な蜂」

スズメバチのメスは攻撃的で毒性も強いです。オスは刺しません。特にオオスズメバチはとても危険です。もし見かけたらそっと後退して立ち去りましょう。

「刺すので気をつけたい蜂」

アシナガバチは民家の周辺でもよく見かける、スズメバチより細身の蜂です。巣に近づいたり、うっかり触れて刺されることがあります。

「おとなしいけど刺すこともある蜂」

ミツバチ、クマバチ、ドロバチ、ベッコウバチ、ジガバチ、ツチバチはおとなしい蜂ですが、触れると刺されることがあります。毒性は弱いほうです。またミツバチは巣に近づくと攻撃してくる場合もあります。クマバチはおとなしいですが体が大きい分、刺された時の痛みは強いといわれます。

通常の生活をしていれば、蜂に刺されて亡くなることはまずほとんどないと考えてください。蜂を見かけてもむやみにパニックを起こさず、冷静に対処するようにしましょう。

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