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H7N9やH5N1で死者・・・渡航者が鳥インフルエンザを予防するには

人にも感染する鳥インフルエンザ

2013年から中国、香港、台湾で、「H7N9」という鳥インフルエンザウイルス感染が報告されており、2014年に入っても依然として感染者や死亡者が出続けています。

本来、鳥インフルエンザというのは鳥から鳥に感染するウイルスでヒトに感染するものではありませんが、進化してヒトに感染するようになることもあります。

致死率が高く確実な予防法や治療法もないので、パンデミック(国際的に爆発的な大流行が起こること)の起こった時が懸念されています。私達の一人一人が鳥インフルエンザについて正しい知識を持ち予防を心がけたいものですね。

H7N9とH5N1

パンデミックが懸念されるウイルスにH7N9とH5N1があります。どちらも野鳥が感染源とされるA型インフルエンザウイルスです。

H7N9

A型インフルエンザの一種です。生きた家禽(ニワトリ、アヒル、ハトなど)や市場で売られている食肉からヒトに感染していることが推測されています。

ヒトからヒトへの感染は確認されていませんが、ウイルスがヒトに接触するとヒトに感染しやすい型に突然変異を起こす可能性が高いとされています。

発症すると季節性インフルエンザに似た症状がみられます。高い確率で重症化しやすく、特に高齢者は要注意です。

H5N1

A型インフルエンザの一種です。野鳥、生きた家禽、市場で売られている食肉からヒトに感染することもあるとウイルスです。

過去に動物への感染がみられた時には一斉に殺処分して流行を食い止めてきました。ヒトからヒトへの感染は報告されていません。

しかしH5N1は動物の間で変異を繰り返して毒性の強いウイルスに変わっていく可能性もあり、もしヒトに感染するとパンデミックを起こす可能性もあると推測されています。

発症すると季節性インフルエンザに似た症状がみられます。体力のある若年層にも発症しやすく、ウイルスのタイプによっては致死率がとても高いので危険です。

気をつけたいのは渡航者

感染は生きた家禽や食肉を扱う業者が鶏の糞、唾液、血液に触れることで起こっているので、家禽やウイルスに感染した人と接することがなければ、普通に過ごしていて感染することは少ないと考えられます。

感染に気をつけたいのは鳥インフルエンザの感染が発生している地域に渡航予定のある人です。

鳥インフルエンザの感染が発生している地域については、外務省の「海外安全ホームページ」を見て確認することができます。現在、鳥インフルエンザ感染のある地域に渡航の制限は出ていないので、渡航する人は自己責任で感染を予防するようにしてください。

鳥インフルエンザの感染が発生している地域では

  • 家禽に接触しない
  • 石鹸やアルコールで手洗いを
  • うがいやマスクをする
  • 市場や人ごみを避ける

といった対策を心がけましょう。また発熱や咳のようなインフルエンザの症状がみられたら至急、医療機関を受診してください。

肉や卵を食べるのも危険?

鳥の肉や卵を食べることによるインフルエンザ感染は報告されていません。感染が定かでない卵や肉を食べるのは不安ですが、消費者はしっかり火を通して食べれば問題ないとされています。

70℃以上加熱すればウイルスは不活性化します。生肉の血液がついた調理器具はよく洗浄して消毒しておきましょう。

神経質になり過ぎないよう、でも心の準備を

国内では2009年に流行した新型インフルエンザが思い出され不安になりますが、鳥インフルエンザと新型インフルエンザは別のものです。新型インフルエンザというのは進化によってヒトからヒトへ感染するようになったウイルスのことです。

鳥インフルエンザの感染がみられても、その地域からの輸入品で感染するといったことはないので、神経質になり過ぎないようにしてください。

ただしウイルスは今後どのように進化するか分かりません。常に最新の情報をチェックするなどして心の準備はしておきたいものです。

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