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男の不妊・女の不妊〜不妊について正しく知ろう〜

不妊は男女共に可能性があることを理解する

昔は””不妊が女性に起因するもの””という考え方が多く、女性だけが不妊外来に通うこともありました。しかし妊娠とは片一方の問題ではなく、両者の問題です。両者の条件が揃わなければ成立することはありません。

不妊の原因を探り、解決の糸口を見つけるには、必ず両者の検査が必要になります。男だから不妊の原因はない、女だから不妊の原因はないということは決してありません。男女ともに半々くらいの確率で、不妊の原因を作ると言われています。

自分が不妊症の原因と分かれば、自罰的になり落ち込みやすくなりがちです。周囲が不妊へ理解を示していても、パートナーや両親に対して申し訳ないと思う方が多くいます。自分が原因ではなかったとしても、関係ないというような態度で接せず、できるだけサポートしていくことが大切です。

女の不妊・男の不妊ーその原因とは?

男女の生殖器は構造が違いますので、不妊症は男女で異なる原因もありますし、反対に男女ともに共通した不妊の原因もあります。不妊症のライン引きは難しいのですが、ここでは臓器以外のあらゆる不妊条件に関与する事柄も含めた、不妊の原因についてまとめてみました。

男女共なりうる不妊症の原因

・高齢化
妊娠は年齢の影響を少なからず受けます。特に女性は、個人差はありますが比較的大きく影響を受けます。男性への影響は微妙な差になりますが、もし自然妊娠を望むなら、行為に対する意欲的・肉体的観点から見ると、男性も年齢による影響は避けられないでしょう。

・タイミングや頻度
当たり前のことですが、性生活がなければ妊娠は出来ません。また、いくら健康でも性交のタイミングが合わなければ子どもはできません。このタイミング判断は個人ではなかなか難しいので、病院ではタイミング療法というものを行っています。

・ストレスや不摂生
人間の妊娠は非常に繊細なものです。ちょっとしたストレスや過度なアルコール・タバコも不妊の原因になりますし、暴飲暴食・糖質の摂り過ぎなどで太ったり、疲労などの食欲不足により痩せたり、そういった体重変化も妊娠しづらい条件の1つです。

女性特有の不妊の主な原因

・排卵障害
ホルモンや卵巣など、何らかが理由で排卵されず不妊を引き起こします。

・着床されない
受精しても着床されなければ妊娠には至りません。筋腫や内膜部の炎症、ポリープ、黄体機能が働いていないなど、様々な理由で着床障害を引き起こします。

・感染症
クラミジア感染など感染症にかかっていると妊娠しにくくなります。特にクラミジアは着床しにくくなったり、卵管に障害が起きたりします。

・卵管障害
受精卵が卵管を通れなければ妊娠はできません。卵管が癒着していたり、詰まっていると、受精卵が卵管を通れず不妊の原因となります。

・精子が頸管部を通れない
体が精子を異物判定して精子が通れなくなったり、分泌液が不十分であったりすると起こります。

・中絶や流産、帝王切開によるもの
術中の不手際や予後の悪さが不妊の原因を作ることもあります。

・子宮内膜症
子宮内膜症は性交痛を伴うことがあり、性交しづらかったり、性交できても不妊の原因になることがあります。

男性特有の不妊の主な原因

・無精子症
精液の中に精子が全くいない症状です。クラミジアや淋菌などの感染症が原因のことも。

・精子の数が少ない
精液の中に精子の数が少なく、妊娠しづらくなります。

・精子に元気がない
精子の運動量が悪い症状で、不妊の原因になります。

・精子の奇形
精子の数は十分量で元気よく動いていても、奇形だと妊娠に至りません。

・精液が出ない
逆行しているなどで精液が出なくなります。

・勃起不全(インポテンツ)
病気や心因的なことなど、何らかの影響で勃起できず、性行為ができない症状です。

原因不明の不妊症状も…

医療の発展で不妊の原因はある程度分かってきましたが、依然としてハッキリ分からないこともあります。

今まで妊娠できなかったのに転勤で環境が変わったら妊娠できたとか、これはある側面では悲しい事例かもしれませんが、双方が不妊治療をしても子どもができずに離婚し、その後パートナーが変わったらすぐに出来たなど、科学的なことではハッキリと断定しづらいことも起こります。

受診は自分の状態を知るということ

“”不妊で病院””というと、少し構えてしまう人もいるかもしれません。しかし人間とはそもそも妊娠しにくい生物であり、明確な発情期があるわけでもありません。正しい排卵期や精子の状態を知るには、医療の力なしでは難しいのです。

女性の場合、本格的な不妊治療は痛みを伴ったりするので大変ですが、もし妊娠を希望するのであれば、まずは男女共に自分の体の状態を知ることをオススメします。

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