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卵子が老化している!?晩婚化が引き起こす不妊症の正体に迫る

子供が作れない背景

日本は少子化と叫ばれてから、何年たったでしょうか?女性の社会進出や価値観の変化から、男性も女性も結婚適齢期がどんどん遅くなり、初産の年齢が高くなる傾向にあるようです。

しかし、キャリア形成が重要な年代でもあるため、出産は遅くなりがちです。このような状態になりますと、男性・女性に限らず生殖機能が低下してしまい、不妊症になるリスクが高くなります。

妊娠をしやすい年代を過ぎてしまってから妊娠を試みても、女性の卵子が退化(老化)してしまい、妊娠できないケースが激増しています。

日本の将来を担う子供が少なくなることは、国家の存亡に係わり重大なことですが、国がバックアップをして妊娠中の検診や育児費用や教育費・治療費等を無料にするなどの必要があります。

若い年代でも子供を育てやすい環境を作るような思い切った政策が必要です。また、授乳しないため乳がんにかかりやすい上、妊娠しないため卵巣に負担がかかり卵巣がんにかかりやすい危険性をはらんでいます。

統計を分析してみても、明らかに20代で出産を経験している女性の方が、女性特有のがんの発生率が低いことがわかっています。

どうして不妊になってしまうのか?

不妊とは、出産を望んだ夫婦が避妊をしない生活を2年以上営み、妊娠にいたらない状態を指します。女性は、30才代半ばを境に卵子の数の低下や質が低下し、妊娠がしにくくなるといわれています。

実際に、30才代半ばから40才代にかけて卵子の老化が加速度的にすすみ、40代においては妊娠の可能性はかなり低くなります。

卵子内の細胞数が圧倒的に少なくなるため(卵子の老化)、受精しても細胞分裂がうまくいかず子宮内に着床しないため不妊・流産や生まれても障害が残る可能性も否定できません。

一方、精子の老化はあるのでしょうか?出産時の父親の年齢が高いと、小児がんや糖尿病などの病気になりやすい等の報告はあるものの、受精そのものに関しては女性に比べて影響は少ないようです。

しかし、年齢が高い男性の精子は、数や卵子内に入り込める強い個体が少ないことも影響しているのかもしれません。これらのことについて、諸外国に比べると教育・啓蒙活動が圧倒的に遅れているのは事実です。

国家繁栄をどのように位置づけているか、各国がこの問題にどう対応しているのかがよくわかります。ヨーロッパの国々では、出産に関する費用・育児・教育・医療に関する費用は政府が負担するような政策をとっており、若い夫婦が経済的に安心して積極的に出産するという成功例も出ております。

また仮に、高齢出産したとしても、99%以上は正常に生まれてきており、高齢出産が赤ちゃんに与える障害の確率はほとんど問題にならないと思います。

問題は、受精に至る前の過程になりますので、医学的なアプローチが必要になります。しかし、これら不妊治療の研究も歴史が浅く、治療成功率も今ひとつというのが現状でなないのでしょうか?

日本でも一部補助金を用意していますが、複雑な治療はすべて保険診療が適用にならず、また、治療費が高額になるため一部の裕福層しか実施できないため、治療負担が子供をあきらめざるを得ない状況になっています。

また、金額をかけて治療を続けても必ず妊娠する保証もなく、医療側・患者側両方にその判断も苦悩の連続です。

不妊治療の進め方

不妊治療は、段階を追って勧められます。

・タイミング法

まずは、超音波検査や基礎体温を測って卵子が子宮に降りてくる「タイミング」を予測し、自然な妊娠を目指します。

・人工授精

男性の生殖機能に問題がある場合(精子を生産する機能が低下している・精子を送り込む管が詰まり、精液が生産されない等)の場合、男性の陰嚢から精子を取り出し濃縮した精子を子宮の奥に注入する方法です。このようにできるだけ自然妊娠に近い方法で行います。

・体外受精

以上の方法で妊娠に至らない場合は、卵巣から吸い取った卵子を取り出し、濃縮した精子をかけて受精させ、受精卵を子宮に戻す方法がポピュラーです。

しかし、卵子を取り出すためにホルモン投与を行うことが多く、女性には負担のかかる方法です。また、男性の精子の働きが弱い場合は、顕微鏡で精子を卵子に強制的に受精させる「顕微授精」を行いますが、35才以上ですとまだ成功率は17%程度です。

結局この治療を何回も繰り返すことになりますので、長い期間と費用が莫大になってきます。また、顕微授精は高度な技術が必要なため、限られた施設での実施となります。

また、実際の費用に交通費・通院代・検査代等を考えますと1回数十万~100万円単位になります。この費用は全額自費になりますので、施設によって金額がまちまちです。体外受精は、自然受精に比べてリスク・費用の負担が大きいことを理解しておいてください

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