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不妊治療の年齢の限界と自然妊娠のボーダーラインについて

十年一昔という言葉もあるように、時代の流れと共にいろいろな事が変わっていきます。晩婚化や高齢出産についても一昔前とはかなり変わってきています。

晩婚化の原因の一つに自立した女性が増えているというのもあります。昔は25歳が結婚適齢期とも言われていましたが、今は結婚適齢期という言葉でさえ死語になりつつあります。

芸能人や有名人にもこの傾向が見られる事もあって、40代になってから第一子を授かる事も増えています。この影響から特に結婚を急がなくてもいいと考える人も増えているのかもしれません。以前は35歳から高齢出産だと言われていましたが、今は40代までなら大丈夫と考える人も増えています。

不妊の原因

結婚すれば子供ができるのは当たり前と考える人もいますが、女性の体というのはとてもデリケートなので、精神的な事や環境の変化にもかなり影響されます。

不妊症の定義は結婚後通常の夫婦生活があるのに、2年以上子供ができない場合です。本来不妊症ではないのに、ストレスなどが原因でなかなか妊娠できない時、2年というタイムリミットがストレスやプレッシャーとなりさらに妊娠しにくい状態を作る事もあります。

そこで考えるのが不妊治療ですが、不妊の原因にも様々な事が絡み合っています。ストレスがなくなった事で自然妊娠するというケースもありますし、不妊治療にも段階があるので最初はタイミング法といって、自然妊娠を目指します。

不妊症でも体に問題がなく、ストレスなど精神的な事が原因だった場合は、タイミング法を実践するにあたり、食事や生活習慣なども見直すのでこの方法で妊娠する人もいます。

しかし不妊治療に関する研究が進むにつれて、卵子の老化が不妊の原因になる事もわかってきています。

自然妊娠と不妊治療の限界

女性は年齢を重ねるにつれ、卵子やそれを作り出す卵巣の機能も低下して行きます。しかし生理があるうちは妊娠する事は可能です。確かに可能ですが、妊娠というのは卵子と精子が出会い、受精卵となり、それが子宮にたどり着き着床して初めて妊娠となります。

当たり前のように思われている事ですが、生理があっても卵子が老化してしまうと妊娠の確率はかなり低くなって行く事も確認されており、年齢が高くなるほど確率は下がっていきます。

タイミング法でも結果が出ない場合には、体外受精や人工授精といった次のステップに進んでいきます。妊娠を強く希望する人ほど、不妊治療に対する期待も高まります。しかし体外受精でも100%妊娠できるというわけではありません。

今は40代での妊娠や出産も増えているので、40歳を超えてから不妊治療を開始する人もいますが、35歳を過ぎたら体外受精で妊娠する確率は約16%、45歳では1%以下まで下がってしまうという事実はあまり知られていません。

もちろん個人差もあるので、40代になってから不妊治療を始めても妊娠できる人もいますが、確率として考えると、不妊治療の限界は43歳までと言われていますので、不妊治療を開始する年齢は早いほうが望ましいとされています。

体外受精でもこの確率だとすると、自然妊娠ではさらに確率は下がってしまいます。

世界の不妊治療と日本の不妊治療

海外では日本と比べても不妊治療に対するサポートや制度は充実しています。例えばイギリスやフランスでは、いくつかの条件はありますが不妊治療を無料で受ける事ができます。無料で不妊治療を受けられるというのは、日本では考えられない事ですね。

しかしこれには年齢制限があります。イギリスでは39歳まで、フランスでは42歳までとなっています。

一方日本では不妊治療には高額な費用がかかる事は周知の事実です。一部健康保険適用の治療もありますが、多くの場合、治療費は自己負担です。ただし不妊治療をサポートする制度はあります。

国や市町村の自治体から助成金が支給されます。これにも年収や回数など条件はありますが、不妊治療に年齢制限は設定していないので生理があれば不妊治療はできるという事になります。

医学的に見た場合、不妊治療の限界は43歳と言われています。これもやはり卵子の老化が一番の原因になるという考えがあるからのようですね。この事から日本でも不妊治療のサポートを42歳か43歳にするべきだという声も上がってきています。

不妊と卵子の老化が大きく関係している事もありますが、子宮など体全体も老化していくので、染色体異常や流産や早産といったリスクも高くなってしまいます。不妊治療を開始する年齢は早いほどいいと言われるのは、こういった理由も関係しているのですね。

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