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子どもと高齢者はレジオネラ菌の症状に注意!温泉で感染を防ぐには

死に至ることもあるレジオネラ感染症

レジオネラ感染症をご存知でしょうか?何年か前には、入浴施設から多くの感染者が出たというニュースも流れていたこともありました。その時にレジオネラ感染症が知られるようになったかと思います。

温泉、水道設備、病院、福祉施設、プールなどでレジオネラ菌の感染が起こりやすく、もし感染症を引き起こすと死に至ることもあります。そのため指導により全国の施設で感染予防対策がとられるようになったのですが、レジオネラ感染症がなくなっているわけではありません。

私達がレジオネラ菌感染症を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか。

入浴施設の利用には注意

レジオネラ菌というのは自然の土壌に存在している菌で、健康な人なら感染症を心配し過ぎる必要はあまりありません。

しかし入浴施設や水道設備でレジオネラ菌の繁殖が起こることがあり、乳幼児や高齢者のように体の抵抗力のない人が感染すると重い感染症を引き起こすことがあるのです。乳幼児や高齢者は、入浴施設の利用で感染症のリスクがあることを意識したほうがよいかもしれません。

入浴施設では消毒対策がとられています

温泉や銭湯などの入浴施設では、レジオネラ菌による感染が起こらないよう、塩素消毒やエアロゾルの抑制(霧状の水から菌の感染が起こりやすい)といった対策が行われています。ですから普通に利用していれば感染症の可能性は低いと考えられます。

乳幼児や高齢者の感染を防ぐなら、念のために浴槽のお湯が口に入るようなことは避けたほうが良いでしょう。打たせ湯など高い所から湯が落ちてきてしぶきが発生しやすい場所もエアロゾルが発生しやすいので注意したほうがよいかもしれません。

かけ流しの入浴施設がおすすめ

特に乳幼児や高齢者の場合には入浴施設をチェックしてから選ぶのも安心でしょう。温泉などの入浴施設にはかけ流し式と循環式とがあるのですが、循環式よりも源泉かけ流しのほうが湯は常に新鮮で衛生的という見方もあります。

もし源泉をかけ流しにしている良質の温泉があれば利用すると良いでしょう。ただし、コストの面から全て源泉かけ流しが実現できる入浴施設は多くないかもしれません。

循環式というのは浴槽に吸い込み口があって、そこからお湯を吸い込んで消毒してから再び浴槽に戻して同じお湯を使うタイプです。消毒や清掃がしっかり行われていれば衛生的なので問題ありませんが、浴槽にぬめり、不快なにおい、汚れが見当たるような入浴施設は利用しないほうが良いでしょう。

また、かけ流しなら100%衛生的とも限らないので、よくチェックして信頼できる入浴施設を選ぶようにしたいものです。

こんな症状がみられたら

レジオネラ感染症には「ポンティアック熱」と「レジオネラ肺炎」があり、危険なのはレジオネラ肺炎です。ほとんどは咳や発熱を伴って数日間で自然治癒するポンティアック熱ですが、まれにレジオネラ肺炎を引き起こすこともあります。

レジオネラ肺炎は2~10日間の潜伏期間の後に高熱、咳、筋肉痛、頭痛などの症状が起こります。重症化すると1週間以内に死に至ることもあります。ただし、早期に抗生剤を投与すれば治療が可能になります。

乳幼児、喫煙者、高齢者、病気療養中の人で入浴施設の利用後に風邪や肺炎のような症状がみられたら、レジオネラ感染症を疑ってすぐに受診してください。

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