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エボラが日本に上陸!?エボラ出血熱の正体と感染予防を徹底解明

世界的な感染が警戒されているエボラ出血熱。日本にもエボラの感染が拡がらないとは言い切れません。もし日本にもエボラが上陸したとしたら、どのような方法で感染を防げば良いのでしょう?

エボラ出血熱の正体を徹底解明

エボラの感染を予防するためには、エボラについて正確な知識を身につけることから始めなければいけません。特に今までに経験のない病気の場合、風説の流布や、間違った対処法が拡がりやすいので注意して下さい。信用できる正しい知識や情報をもとにして対処することが重要です。

エボラの発生原因は?

エボラ出血熱は、エボラウイルスの感染によって起こる感染症です。1976年、中央アフリカのスーダンで初めて感染が確認されました。もともとは、コウモリに自然発生的に生じたウイルスが人間に感染したものではないかと考えられています。

致死率は?

エボラ出血熱が他の感染症と異なるのは、その致死率の高さです。エボラ出血熱を発症した場合の致死率は、少なくとも30%、高い場合は90%以上にも上ります。致死率に差があるのは、ウイルスのタイプによって致死率が異なるからです。

治療法は?

現時点で、エボラウイルスに対する有効な治療薬や治療法はありません。万一ウイルス感染が拡大した場合には、感染を防ぐ手段がほとんどないのです。エボラ出血熱は、人類にとっては、初めて遭遇する未知のウイルスといえます。

余談ですが、エボラという名称は、エボラ出血熱が初めて確認された患者が住んでいた地域にあるエボラ川という川の名前を取って、エボラウイルスと名前が付けられました。

エボラに感染するとどうなるのか?

エボラウイルスに感染すると、今までのウイルスとは比較にならない驚異的な速さで、ウイルスの増殖が始まります。エボラウイルスは感染力が極めて高く、たった2~3個のウイルスが体内に入ってくるだけで、あっという間に全身に広がっていきます。

体内に入ったエボラウイルスは細胞に取りつき、次々に破壊し始めます。皮膚や粘膜細胞だけでなく、血液を通って全身の筋肉や器官、臓器などに侵入し、細胞の破壊を続けます。ウイルスが細胞を破壊するスピードは、体が壊れた細胞を修復する能力以上に速いので、細胞の修復が間に合わず、組織が崩壊していくので、全身から出血が起こるのです。

その後、あらゆる臓器は機能しなくなり、ついには死んでしまいます。これがエボラが出血熱と呼ばれるゆえんです。

なぜアフリカに多く感染が広がっているのか?

アフリカの国々で感染が拡大しているのは、アフリカの国の埋葬習慣と関係があります。アフリカの多くの国の習慣として、人が亡くなった時に遺体を丹念に洗い流し、死んだ人の体を清めるという習慣があります。

この習慣によって、ウイルスを保持する患者の血液や体液が、同じ葬儀に参加した家族や参列者、医療従事者や埋葬をする業者などに感染していることが、原因の1つと考えられています。また、アフリカ諸国では、エボラ出血熱に対しての認知や教育が不十分であったり、医療従事者が不足しているという事も、背景にはあると考えられます。

エボラ出血熱の症状

エボラの初期症状は、風邪の症状とよく似ています。発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、食欲不振、倦怠感などの症状が現れます。ウイルスに感染してから発症するまでの潜伏期間は3日~1週間程度なので、感染してから数日の間にこうした症状を発症します。

その後、ウイルスが体内で増殖するとともに、さらに症状が悪化して、口腔、歯肉、鼻腔、皮膚、消化管など、あらゆる部分から出血が始まります。さらに症状が進行すれば多臓器不全を起こし、亡くなってしまいます。

エボラウイルスの人から人への感染経路

エボラウイルスは、感染した患者の血液、汗、唾液、排泄物、涙などのあらゆる体液が、何らかの理由で別の人に触れた場合、触れた人の皮膚や粘膜の細かな傷口からウイルスが侵入することで感染します。

今のところ、飛沫感染など空気を媒介とした感染は確認されていませんが、唾液や痰の中にもウイルスがいるのですから、今後ウイルスが変異して飛沫感染が起こらないという保障はありません。万が一に備えて、防御法を考えておく必要があります。

ウイルスが日本に上陸すればアウトブレイクも!?

もし、日本にウイルスが上陸した場合、感染に対応できるだけの準備ができているかは疑問です。ウイルスの検査機関や感染者の隔離施設などが、不十分であるという指摘もあります。万一の時の自己防衛を考え、準備しておくことが必要なのです。

万一に備える!エボラウイルスの感染予防

エボラ出血熱自体、未知の病原体ですが、感染を予防する方法は、これまでに流行したウイルス感染症の予防法を応用することで、エボラウイルスへの感染も予防できると考えられます。今できる最善の方法を実行していくことが大切なのです。

一般の人が行う予防の際に、必要なものはマスクと手袋です。マスクや手袋を正しく使うことは、他の多くの感染症の予防にもつながるわけですから、想定するウイルスが何であっても、この機会に正しい使い方を身につけ、習慣にしておく事が大切です。

感染予防には手袋の着用が義務化される

万一、日本国内でエボラウイルスが検出された場合に、まず真っ先に行わなければいけないことは手袋の着用です。仮に国内で感染が確認された場合には、一般の人でも手袋の着用などが義務化されると予想されます。

エボラウイルスは、感染者の血液や唾液、汗など体液に触れる事で感染します。患者の体液がついた何らかのものに素手で触れた時、目に見えない小さな傷口からでもウイルスが体内に侵入しますので、手袋は常時着用しておかなければいけないのです。

日常生活で触れるもの全てにウイルスが付着していると考えなければいけません。電車やバスなどの公共機関、キャッシュディスペンサーやエレベーターのボタンなど、不特定多数の人が触れるものには、決して素手では触れないことです。

感染を予防する正しい手袋のつけ方

感染予防のために使用される手袋は、医療用のものになるでしょうが、現時点では、普通の防寒用の手袋などで練習しましょう。防寒用の手袋でも、正しい使い方をしなければ、インフルエンザのような現在流行している病気を防ぐ効果も半減します。

手袋をつける時は手を良く洗って、手についたウイルスや細菌が手袋の内側に触れないように注意して下さい。手にウイルスや雑菌がついたまま手袋をすると、手袋の内側にはウイルスや細菌がついたままの状態になり、次に手袋をつけた時に、自分で自分にウイルスを移してしまうことになります。

細菌が付着した場合には、手袋の中で増殖することも考えられます。ですから、手袋は自分専用のものを使うようにして、家族間で使い回しをすることがないようにしておきましょう。また、手袋の内側は、除菌スプレーなどでこまめに消毒したり、時々天日で干したりして、手袋の中が常に清潔な状態であるようにしておくことも大切です。

正しい手袋のはずし方

手袋をはずす時は、片方の手袋をはずした後、はずした手で手袋の外側に触れないようにして下さい。はずした手袋の内側を持ち、もう片方の手袋の外側に素手が触れないようにしながら、両方の手袋を外すようにして下さい。

こうする理由は、手袋の外側の部分はあらゆるものを触っていて、ウイルスや雑菌がたくさん付着しているので、その部分を最後に素手で触ってしまったら、手袋をしている意味がなくなってしまうからです。

いつもは特に考えもせず手袋を着脱しているかと思いますが、万一の時には、こうした手袋の着脱法が身についているかが、とても重要になります。エボラウイルスだけでなく、新型インフルエンザやノロウイルスでも同じ対処法が有効だといえますから、手袋の正しい着脱法を身につけておくことは必要です。

2.マスクの使用による感染予防

次に大切なのはマスクの使用法です。現時点では、エボラウイルスは空気感染や飛沫感染する可能性は低いのですが、ウイルスは時間とともに変異するものなので、将来、飛沫感染や空気感染が起こらないとは言い切れません。万一の事を考え、ウイルスを吸い込むことがないように、マスクを正しく付ける習慣も身につけておくことが必要です。

ウイルス感染を防ぐマスクのつけ方

正しいマスクのつけ方は、まず顔のサイズに合ったマスクをつけるということです。大きすぎても、小さすぎてもいけません。子供には子供用のマスクを付けるようにして下さい。素材や形にはこだわりませんが、長い時間つけていても痛くならないものが良いので、プリーツ型のマスクをお奨めします。

マスクをつける時は、できるだけマスクの表面に触れないように、耳の部分や端のほうを持ってつけるようにして下さい。手についたウイルスがマスクの口にあたる部分についてしまうと、表面についたウイルスが口に触れた時に、感染してしまうからです。

次に、マスクをしっかり伸ばして、鼻からアゴまですっぽりと覆うようにして下さい。鼻にあたる部分にノーズフィッターがある場合には、鼻の形に合うように中の芯を調節して、鼻とマスクの間に隙間ができないように、しっかりと固定して下さい。

フィッティングテストをする

マスクを正しくつけることができたか、フィッティングテストをします。頬を膨らませて、マスクの内側にゆっくりと大きく息を吐きます。マスクの端から息が漏れていなければOKです。もし空気が漏れるようであれば、マスクのサイズが合っていないか、つけ方が間違っているので、マスクのサイズをもう一度確認して下さい。

マスクをはずす時は特に注意

マスクをはずす時も注意が必要です。マスクは耳のヒモをはずしてから、口に触れた部分が内側になるように外側から折りたたみ廃棄します。そしてマスクを外した後に、決して手で口や鼻を触らないように注意して下さい。

マスクを外すと口元が急に外気に触れるため、刺激を感じてつい口元を触ってしまうことが多いのですが、決して口や鼻に触れないで下さい。手は短時間でも無意識のうちに何かに触れていることが多く、常にウイルスや細菌が付着しています。

ですから、せっかくマスクで鼻や口を覆っていても、最後に手を口に触れてしまっては、マスクをしている意味がなくなってしまうのです。また、間違っても、表裏を逆にして再使用することは絶対にしないようにして下さい。そして、使ったマスクはそのままゴミ箱に捨てるのではなく、専用の袋に入れて捨てるようにして下さい。

感染予防のための手の洗い方

ウイルスの感染予防のためには、手に付着したウイルスからの感染に注意することがとても重要です。ウイルスは人の手から手へ感染しているのです。手から口や鼻へウイルスが移っていくことが感染の原因なので、手洗いはとても重要です。

手洗いは泡立てから

手を洗う時は、必ず石鹸をつけて洗うようにします。そして、石鹸は水に濡らして良く泡立ててから使うようにして下さい。石鹸を泡立てて使うようにすると、手や皮膚のシワの奥まで石鹸が届くようになるので、予防効果がとても高まります。

また、泡でやさしく洗うことによって、肌の表面に小さな傷をつけることなく手を洗うことができるので、皮膚表面のバリアー機能を傷つけることがないので、手からのウイルスの感染を防ぐことができます。

手洗いのポイント

手を洗う順番は、まず手のひら、次に手の甲、指の間、指先と爪を入念に洗い、最後に手首を洗うようにして下さい。特に親指や手首を洗い忘れることが多いので注意して下さい。洗い終わったら、しっかりと水で洗い流し、清潔なタオルで手の水分をしっかり拭き取って下さい。

また、家族の食事を作る前の手洗いは、いつも以上にしっかりと丹念に手を洗うようにして下さい。爪の間を洗う専用の器具なども市販されていますから、乳幼児やお年寄りのいるご家庭では準備をしておいてもよいでしょう。

アルコールが入った消毒液は使ったほうが良いか?

ドラッグストアなどでは、アルコールの入った手指消毒薬が販売されています。こうした消毒薬には、アルコール濃度が76.9%以上に設定されていて、多くのウイルスや雑菌を除去する効果があります。

水道を使えない状況の時や、外出先などでは、携帯用のアルコール消毒薬を持っておくと便利です。インフルエンザウイルスなど、ほとんどのウイルスや雑菌を殺菌する効果があるわけですから、使ったほうが良いことは間違いありません。

くしゃみや咳の仕方にも注意する

くしゃみや咳をする時にも注意が必要です。くしゃみや咳をする時に手のひらで口を押さえる人が多いのですが、これはやってはいけません。口から飛沫したウイルスが手のひらに付いて、その手のひらであらゆるものを触り、触ったところから次から次へと感染が拡がってしまうのです。

もし、これが家庭内であった場合、あっという間に家族が感染するということになりかねません。くしゃみや咳をする場合は、新しいハンカチやティッシュで手で覆い、飛沫がついたハンカチなどの表面には触れないようにして下さい。男性であれば、衣服の袖の部分で口を押さえてくしゃみや咳をしても良いでしょう。

感染が疑わしい場合の対処法

もともとは、どこの国にもエボラウイルスはいませんでしたが、今では世界中の都市への感染が警戒されています。ウイルスに国境はないのです。もし、仮に感染が疑わしい人が身内や近くにいた場合、とにかく病院や保健所に連絡する必要があります。

また、自分の職場や自分が住む町の状態などには、常に警戒しておく必要があります。これは自分自身や家族の身を守ることにつながるからです。何もしなくても国や保健所が対応してくれると、甘く考えていてはいけません。

今、私たちができる日常生活における防御策を1つ1つ積み重ねていくことが、唯一できる対処法です。普段の感染症対予防について、もう一度、確認しておきましょう。

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