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40代から増える尿漏れの原因って何?自力で治せる改善法!

女性の40代から増える尿漏れ。デリケートな問題ですから、周囲に相談しづらいですよね。ひとりで秘かに悩んでいる女性はたくさんいます。かといって病院に行くのも恥ずかしいですよね。それならば頑張って自力で改善してみませんか?

簡単な体操で悩み解消!

尿漏れの問題は、テレビや本などでも多く取り上げられるようになりました。その多くが、尿漏れが起こる仕組みを説明してくれて、とても参考になりますよね。しかし最後には必ず「恥ずかしがらずに病院に行きましょう」と締めくくられます。

はっきり言って、尿漏れで悩んでいる方の多くは、それができたら苦労はしていませんよね。なぜかと言えば、尿漏れの多くは痛みなどの身体的な苦しみはなく、不快さと恥ずかしさであり、ついつい我慢しがちになるものだからです。

しかし実は、尿漏れの多くは、毎日の体操で改善することが可能なのです。もちろん多少の日々の努力は必要ですが、あなたも実践して快適な生活を取り戻しませんか?それにはまず、自分の尿漏れの原因から探ってみなければいけません。

尿漏れの原因の種類

ひとことで尿漏れといっても、実はさまざまな原因があります。まずは自分の尿漏れが、どのタイプにあてはまるか確かめましょう。

【切迫性尿失禁】

尿意を感じたら、あまり我慢できないのが特徴です。またトイレに行けば、排尿は問題なくすんなりと出るのも特徴です。

【腹圧性尿失禁】

「くしゃみ、咳、大声で笑う、椅子から立ち上がる」などの、お腹に圧力が加わった時に、漏れてしまうのが特徴です。このタイプも排尿は問題なく出ます。また尿意を我慢できずに漏れてしまう場合は、切迫性尿失禁と混合してることもあります。

【溢流性(いつりゅうせい)尿失禁】

おしっこが出にくいのが特徴です。またいつもダラダラと流れ出てしまうこともあり、下腹部が膨らんでいることもあります。

【反射性尿失禁】

尿意がきても分からない。そのために一気に大量の尿が出てしまうのが特徴です。

【機能性尿失禁】

痴呆症が原因で起こるのが特徴です。そのため尿をすることに関心がなく、トイレを探さないまま、その場で排尿をしてしまいます。

切迫性と腹圧性の原因が約80%

ご紹介したように、尿失禁といってもさまざまな原因がありますが、実はそのほとんどが切迫性と腹圧性によるものです。アメリカの調査では尿漏れを訴えている人のうち、腹圧性が一番多く25%、切迫性が20%、またこの2つの混合が33%です。

つまり尿漏れを訴えている人の約80%の原因は、切迫性と腹圧性が原因だということです。日本では全体的な調査が行われていないため、ハッキリとしたデーターはありませんが、やはり同じくこの2つの原因が、大半を占めていることに間違いないでしょう。

尿漏れの大半の理由を探る

このように尿漏れの大半は、切迫性失禁と腹圧性失禁です。このタイプにあてはまる人がほとんどということは、この2つの原因を詳しく知ることが、尿漏れの多くの改善に繋がるということです。

腹圧性は筋肉の衰え

では尿漏れの原因で、一番多い腹圧性失禁を詳しくみていきましょう。腹圧性はくしゃみや咳、笑うなどといった、お腹に圧力がかかる時だけに起こり、普段は尿が漏れることはありません。また出産がきっかけで症状が現れる例も多くあります。

尿は膀胱に溜められますが、尿道との出口を締め付けている筋肉があります。尿道を水道にたとえると、この筋肉は栓ですね。この栓がキュっと締まっていると蛇口から水は出ません。しかし栓の締りがゆるければ、水が蛇口から漏れてしまいます。

通常の時でしたら、お腹に圧力はかかっていません。しかし、くしゃみや咳などをすると圧力が一気に加わります。その時にこの栓である筋肉がキュッと締まるので、漏れることはありません。

しかしお腹にかかる圧力の力が、キュッと締め付ける筋肉の力を上回ってしまった時には、チョロッと漏れてしまいます。このことをさらに詳しくみると、2つの原因に分かれます。

【原因その1】
膀胱を支えている膜がゆるくなってしまい、膀胱が落ちてしまうことが原因。尿道を締める仕組みは、ちょうどホースを折り曲げるようにしてキュッと閉じるのですが、膀胱が下がってしまうことで折り曲げにくくなってしまいます。
【原因その2】
尿道を締め付けている筋肉そのものが衰えてしまうことが原因。このことが、腹圧性失禁の原因のそのものであるともいえます。なぜならば、たとえ膀胱が下がってきても、尿道にキュッと締め付ける力があれば、漏れることはないのです。

切迫性は少し複雑

腹圧性が尿道を締める筋肉の衰えという物理的な原因に対して、切迫性は少し複雑です。特徴としては水が流れる音などを聞いただけで、膀胱内にはまだ尿を溜めるスペースがあるのにもかかわらず収縮してしまうことです。

そのため、尿意を感じてしまうと我慢することができず漏らしてしまうのです。ではなぜそのようになるのでしょうか?切迫性失禁は大きく分けて3つの原因に分かれます。

【原因その1】
膀胱炎や膀胱結石など、膀胱の病気が原因。この場合はまず、もともとの原因である膀胱を改善しなければいけません。
【原因その2】
中枢神経系の病気が原因。パーキンソン病や脳卒中などにより、尿を我慢するという神経そのものに障害が起こるため、漏れに繋がってしまいます。
【原因その3】
尿道自体が塞がってしまうのが原因。前立腺肥大症や腹圧性失禁の手術のあとなどに、尿道が狭くなってしまうこともあります。

これらの3つの原因の他にも、更年期により膀胱そのものが小さくなってしまうことが原因の場合もあります。

また切迫性失禁の共通の特徴である強い尿意は、自律神経が関係していると思われます。膀胱の筋肉は、自律神経の1つである副交感神経で管理されているのに対して、尿道を締める筋肉はもう1つの交感神経によって管理されています。

ホルモンのバランスの崩れなどによって自律神経が乱れてしまうと、副交感神経が異常に強く働いてしまい、膀胱の筋肉が強く縮こまってしまうのです。このため尿を溜めるスペースが少なくなり、強い尿意を感じるとされています。

大半の尿漏れを改善できる体操!

では、いよいよ尿漏れを改善する体操の仕方をご紹介しましょう。病院に行かずに治したい方にはまさにうってつけです。尿失禁の大半の原因である、膀胱の出口の筋肉を鍛えあげることで、大きな改善を実感することができるはずです。

しかしひとつだけ、この尿失禁対策の体操をする上で注意があります。それはとてもシンプルで簡単すぎるからこそ、ついついおろそかになってしまい、毎日続けれる人があまりいない、ということです。筋肉はすぐには強くなりません。

最低でも3ヶ月続ける必要があることをしっかりと認識しておいてください。

尿漏れ改善体操

【あおむけ姿勢】
あおむけになり、足を立ててひざを開きます。この状態で膣と肛門の筋肉をキュッと締めてやりましょう。そしてそのまま5秒間静止します。これを10回繰り返してください。
【四つんばい姿勢】
ひじを立てて足を軽く開いた格好で四つんばいになりましょう。新聞などを読んでいる時にするといいかもしれません。その時に同じように膣と肛門の締め付けを5秒間、10回繰り返してください。
【テーブルにもたれ姿勢】
テーブルや机に両手をつき、足を少し開きます。炊事の合間などに流しを利用してやるのも良いでしょう。同じように膣と肛門の締め付けを繰り返してください。
【座った姿勢】
椅子に座った姿勢で足を軽く開きます。この椅子に座っての体操は、通勤途中でも仕事中でもどこでも人知れず実行できるので、一番やりやすいでしょう。同じように膣と肛門の締め付けを繰り返してください。
※コツと注意点※
上手に体操を行うコツは、おならを我慢するような感覚、もしくは排尿する時にピタッと尿を止めるような感覚でやってみてください。

注意点としては、上半身はリラックスして行うことです。どの姿勢タイプの体操でも構いませんから自分の生活パターンの中で取り入れやすいものを選んで実行してみてください。そして必ず、1日に合計50回以上はしてください。

腹圧性と腹圧性&切迫性以外

自力で改善できる体操をご紹介しましたが、注意していただきたいのは、この体操で改善できるのは腹圧性タイプのみということです。ですから切迫性タイプの場合でも、腹圧性と混合しているものであれば、改善できる可能性があります。

しかし、それ以外のタイプの尿失禁の場合は、やはり病院に行って診察を受けることをおすすめします。また腹圧性であっても症状がひどい場合や、どうしても症状が気になって仕方ない場合も、やはり病院で診察を受けた方が良いでしょう。

腹圧性のみの場合でしたら、病気につながるようなことはありませんが、それ以外の尿漏れの場合、その症状の背景に病気が隠れていることがあるので、注意が必要です。

たとえば、溢流性タイプの場合では、糖尿病が隠れていることがあります。また反射性タイプの場合では、神経経路の異常が考えられるので、改善には手術が必要になることもあります。

また腹圧性や、腹圧性と切迫性の混合タイプであっても、3ヶ月体操をしっかり続けて改善しなければ、やはり一度、病院に行って相談しましょう。

尿漏れで生活の質を下げない

「たかが尿漏れだし」なんて思わないでください。尿漏れは確実に生活の質を悪化させていきます。身体的には不快感、臭い、ただれ、水分を控えてしまうことによる脱水など。

そして精神的には、うつ、孤独、自己否定、羞恥心に繋がってしまいます。また社会的には労働の障害、行動範囲が狭くなる、人間関係のトラブルなど、「ただの尿漏れ」ではすまなくなり生活の質がドンドン下がっていってしまいます。

こうならないためにも本当ならば、恥ずかしがらずに病院へ!…なのですが、とりあえず腹圧性タイプと思われる方は、自力でできる体操から毎日頑張ってみましょう。本当に簡単な体操なので、やる気さえあれば必ず尿漏れは改善できます。

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