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大人の女性の1/3が尿モレの悩み!簡単な運動で改善する方法とは?

最近、テレビのCM等でよく見かけるのが大人の女性用の「尿モレパッド」。人に言いづらい女性の悩みがこのようにオープンに語られるのは、ある意味、世の中がそれだけ進歩したということでしょう。

しかしその反面、「テレビで宣伝するくらいだから、この症状に悩んでいる人ってそんなに多いの?」と心配になってしまいます。

そこで泌尿器系の専門データをいくつか調べてみました。すると驚くべき事実が判明したのです。なんと日本では、30歳以上の女性の約3分の1は尿モレの症状に悩んでいるとのことでした。

お腹に力を入れるたびドキッ

さらに詳しく調べていったところ、尿モレが起きる原因の過半数は「腹圧性尿失禁」という症状に集約されるということがわかりました。「腹圧性」とはつまり、お腹に力を入れた瞬間に尿がモレてしまうということ。だからTVのCMでは、くしゃみをした女性が困った顔をするシーンがあるんですね。

日常でお腹に力を入れることはよくあります。重い荷物を持つとき、小走りになるとき、そしてスポーツをするとき……。こんなシーンごとに「モレないかしら?」と気になるのでは、日々の生活もユーウツになってしまうことでしょう。

骨盤底の不具合がすべての原因

お腹に力を入れたとき、ごくたまにチョロッとモレてしまう。それは多くの女性が思い当たる出来事です。しかし、それがなぜ日常的になり、パッドを当てないと生活できないほどになるのでしょうか?

「その原因は骨盤底筋群の不具合にある」という理論で、すべてを説明したオーストラリア人の医師がいます。彼が提唱した「インテグラル理論」は1990年代に発表され、現在では世界中の女性泌尿器治療のスタンダードになりつつあります。

骨盤底筋群というのは、骨盤の底にハンモックのように張りめぐらされている筋肉群のことです。これらの筋肉はじつに微妙なバランスで排泄の機能をコントロールしています。その部分が何らかの事情で傷ついたり、弱ったり、不具合が生じると排尿コントロールがうまくいかなくなるというのです。

出産経験者が90%以上

そして残念なことに、女性が骨盤底筋群を痛めてしまう一番の理由は「出産」です。医療関係者の中には「腹圧性尿失禁の95%は出産経験者」と断言する人もいます。お母さんになる女性たちは文字どおり、自分のカラダを削りながら新しい命をこの世に送り出してくれるのです。

女性にとって大きな悩みの種である尿モレ。しかしその原因は、女性自身が誇りに思っていい「名誉の負傷」というべきものでしょう。であれば、「どうしてこんなことに……」と暗く沈みがちにならず、前向きな気持ちで「よしっ、古傷を治してやるぞ」と積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか?

骨盤底のトレーニングで治る

現代は便利なパッドも発売されていますが、そのままでは症状は改善しません。ご自分で骨盤底筋群のトレーニングを行い、排尿機能を正常に戻す努力をしてみましょう。

その代表的なエクササイズをひとつだけ、ご紹介します。膝を少し立てた状態で寝転んで、リラックスします。意識を骨盤底に集中させ、まず肛門の周辺をゆっくり締めたりゆるめたりします。これを数回繰り返したら、次は膣の周辺を同じようにゆっくり締めたりゆるめたり……。

肛門周辺の筋肉は比較的意識しやすいですが、膣の周辺をはっきり意識するのはすぐにはできないかもしれません。ぜひ静かな環境で、心を落ち着けて行ってみてください。

お腹まわりもスッキリする!

じつに地味なトレーニングではありますが、その効果はバツグン。医学的にも「骨盤底筋群のトレーニングで排尿障害の多くが改善される」という事実が立証されています。

すでに尿モレで困っている方だけでなく、出産経験者の方で「もしかしたら私も……」と不安を感じる方は、予防策として実践してもよいでしょう。

ふだんあまり意識しない骨盤底筋群に意識を集中させることは、それだけで「お腹まわりをスッキリさせる」という美容効果も望めます。エクササイズをあまり特別なものとしてとらえず、ぜひ気軽に試してみてください。

どこで診察を受ければいいの?

尿モレの改善の方法をさらに詳しく知るには、医療機関できちんと教えてもらうのが一番。「どこへ行けばいいの?」とお迷いの方は、「女性泌尿器科」または「尿失禁外来」「コンチネンス外来」などといった名称の診療科がある病院を検索してみましょう。

そういった専門科では、あなたの微妙な気持ちを大切にしながら診療や治療をしてくれることでしょう。思い切って一歩を踏み出すことが、あなたの明るい生活を取り戻すことに必ずつながっていきます!

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