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免疫力が高すぎるとアレルギーになるって知ってました?

免疫力って何?

最近、やたらと免疫力を上げるとか高めるという表現を耳にしますが、本当に高めることが良いことなのでしょうか?結論から言うと、高ければ高いほど良いということはありません。そもそも免疫力って何なのか考えてみましょう。

免疫とは、いわば身体の警察機構のようなものです。有事の際に敵だと思えばやっつけて、ただの反応だとわかればそれを正常な状態に戻す。そういう仕事をする体内のシステムなのです。

例えば、身体の中に、異物が侵入してきたとします。ばい菌や細菌やウイルスなどです。敵が侵入したとみなした免疫は、兵隊を送り込んで様子を見に行きます。必要ならば戦って、敵を殲滅したり、調和をとったりするのです。

その戦争が激しいと熱が出たり、外に出そうとして咳をしたりと色々な症状が出ます。怪我などの場合は、腫れたり、膿んだりといった反応が出ますが、それが免疫の働きなのです。

免疫は高ければ高いほどいいの?

こう考えると、免疫力が高いのは、まるで軍事力が高いように思えますよね。確かに軍事力が高ければ、敵とみなした時に確実に勝ってくれますので良さそうなのですが、これはあくまで有事の際、つまり敵が侵入した場合のことなのです。

敵が侵入することが少ないにもかかわらず、免疫力がいたずらに高い、つまり敵もいないのに軍隊がやたらとアチコチにいる状態をイメージして下さい。ほんのちょっとの侵入者にも過敏に反応してしまいます。それが、アレルギーなのです。

アレルギーは、生活していればごく当たり前に体内に入り込んでくる物質に、免疫が過剰反応してしまう状態です。反応する対象物質は人によって違います。

ダニや花粉やハウスダストと呼ばれるものであったり、食べ物の中に含まれる成分であったりします。物質には反応しなくても、他にも温度や電磁波、臭いに反応する人もいます。

特に食べ物に含まれる成分の場合、吸収された時点で血中に入ってしまい、体中を敵が動き回っていることになるので、免疫は一斉攻撃をしてしまいます。

1度目はそれでも何とかなったとしても、2度目は指名手配されているので、認識されてしまっていて容赦なくやっつけようとします。身体のアチコチで一斉に戦争が始まってしまうのです。

これが、いわばアナフィラキシーと言われる症状です。そうなると、色んな兵隊が本来の自分の仕事を放り出して、全員が一丸となって敵に向かっていってしまいます。身体はたまったものではありません。ヘタをすると最後には敵も味方も関係なく攻撃を仕掛けてくる場合もあるのです。

また、敵が侵入してこないと、本来身体に必要な物にすら攻撃を仕掛けるようになる場合があります。こういうのを難しい言葉で言うと、自己免疫疾患です。本来は自分の身体を守るためのシステムのはずが、自分で自分の身体を攻撃してしまうのです。

免疫力が低いとどうなるの?

今度は逆に、免疫力が低いとどうなのでしょうか。免疫力が低いというのは、いざという時戦ってくれる兵隊が少ないということでも有り、普段からの防衛が手薄ということでもあります。最近では、低体温症の人などは、免疫力が低いということも言われています。

免疫力が高すぎるとアレルギーになるという説明をしました。では、免疫力が低いとどうなるのかというと、ガンになりやすいのです。

ガン細胞というのは、外から入ってきた敵ではなく、体内で作り出された細胞の突然変異だと言われています。なので、普段から存在しているものですから、それが変化しても免疫力が低いとその変化を見落としてしまうのです。

もちろん、免疫力が低いと必ずガンになるということではありません。その他の様々な要因が重なっていると思います。ただ、極端な話をして、免疫力を捉えているだけです。

その他にも、免疫力が低いと、外敵に対してきちんとした処理ができないので、風邪が長引くとか傷がなかなか治らないとか、感染しやすいとか色々と不健康な要因が増えてしまいます。

大切なのは免疫力のバランスをとること

結局、免疫に限らずですが、両極端に走るよりも、ちょうどいいところでバランスをとるのが一番いいということです。何かあった時にはちゃんと処理してくれるだけの兵隊が待機していて、何も無い時には別の仕事をして身体を助けてくれる存在であること。それが免疫力の理想の状態だと思います。

免疫力が暴走する要因は、いくつかあると思いますが、ストレスも大きく関係しています。ストレスは精神的なもので、物質的な事に直接関わらないようなイメージですが、実際は、ストレスによって、体内のあらゆる箇所に異変が起きたり、正常に作用しなくなったり、バランスを崩してしまったりするのです。

低体温も免疫の動きを鈍くしてしまいます。単純に寒い所では、何でも動きが鈍くなってしまうものです。適温で動きやすい状態にしておくと、免疫も自分でバランスをとりながら、必要な仕事をしてくれるのではないでしょうか。

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