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病気?貧血?意外に理解されていない低血圧の正体について

高血圧のように合併症のリスクはないけれど

血圧が標準より常に高い状態を高血圧、逆に低い場合を低血圧といいます。高血圧は生活習慣病として健康のために予防することが薦められています。

高血圧自体は特に自覚症状が少ないことも多く、元気に過ごしている人も多いのですが、サイレントキラー(静かな殺し屋)と呼ばれるように知らない間に脳血管疾患や心疾患などの命にもかかわる病気を引き起こすことがあるので怖いのです。 

一方、低血圧の場合は高血圧のように合併症を引き起こすリスクがないのですが不快な症状に悩まされる人も少なくありません。

低血圧の正体は?

高血圧と違って低血圧があまり注目されていないのはなぜでしょう。高血圧の場合は日本高血圧学会によって明確に基準値が定められているのですが、低血圧というのは基準があいまいです。

ちなみに血圧は収縮期血圧130mmHg以下かつ拡張期血圧85mmHg以下で正常、さらに収縮期血圧120mmHg以下かつ拡張期血圧80mmHg 以下が健康のためには好ましいとされています。

収縮期血圧が100~110mmHg以下なら低血圧という説もありますが低血圧の基準は存在しておりません。この数値より血圧が低い状態でも元気に過ごせている人もいますが、なぜか体調が悪いという人に血圧が関係していることもあります。そして低血圧と言ってもひとつではなく、いくつかの種類があることをご存知でしょうか?

本態性低血圧

最も多いタイプ。原因ははっきりしていないが遺伝など生まれつきの体質も考えられる。常に血圧が低い状態。

二次性低血圧

(症候性低血圧)…病気や薬の副作用による。

起立性低血圧

起き上がったり立ち上がった時に血圧が急低下するために立ちくらみが起こる。本態性と二次性がある。(本態性…原因不明のもの。二次性…病気が原因で起こるもの。)

食後性低血圧

食後に一時的に血圧が下がる。高齢者や糖尿病に多い。

また、ストレス、入浴、透析などで急性の低血圧を引き起こすこともあります。

低血圧の症状

よく「血圧が低くて寝起きが悪い」と言いますね。血行不良のため脳がすぐに覚醒しないのです。そのほか、倦怠感、頭痛、めまい、食欲不振、吐き気、動悸、息切れなどの症状が起こりやすくなります。

血圧が低くても命にかかわることはありませんが、このように不快な症状を伴うので当人にとってはけっこう辛い場合もあるのです。また、低血圧による立ちくらみやめまいと貧血は似たような症状ですが、それぞれ別のものです。

低血圧…血行不良により脳の血流が低下して症状が起こる。
貧血…血液中のヘモグロビンが不足するために酸素が運搬されにくくなり症状が起こる。

低血圧になりやすい人と原因

低血圧というのは、心臓の拍動によってから送り出される血流も圧力が低い状態です。低血圧の中で最も多い本態性低血圧についてあげてみますと、生まれつきの体質であるため一生低血圧のままということが多いようです。

低血圧、または起立性低血圧というのは女性に多く、特に10~30代の若い女性に多いです。しかし中年男性にもみられ、高齢者にも低血圧が起こりやすくなります。

病気など特にはっきりした原因がない場合には、心臓から送り出された血液を再び心臓へ送り返す力が弱いことも原因につながります。血液は重力によって心臓から遠い下半身に滞りがちです。

この時、ふくらはぎの筋肉が発達していれば脚の血液をスムーズに血液を心臓まで送り返すことができるのですが、ふくらはぎの筋肉が弱いと脚の血流が弱くなり血液が心臓へ戻りにくくなるのです。男性よりも筋肉の少ない女性のほうが血圧が低くなりやすいのです。

低血圧は治らないの?

体質による低血圧は基本的に上げることは難しいですが、病気などはっきりした原因がある場合には原因を解消することが改善につながります。

では体質だから辛くてもあきらめなければならないかというと、そうではありません。日常生活で心がけによって体調を良くすることは可能です。

運動をする

筋肉を増やすことで全身の血行を促進させます。滞りがちな血液を心臓に送り返しましょう。特にふくらはぎの筋肉を鍛えることがポイントです。ウォーキング、ジョギング、階段の昇り降りは効果的です。

栄養バランスのとれた食生活を

低血圧だと食欲不振を起こすこともありますが、バランス良く栄養を摂ることで体調を整えることが元気につながります。塩分を摂ることは血圧を上げるので高血圧の人は控えなければいけませんが、低血圧の人はその作用がかえってメリットになります。ただし過剰摂取はいけません。

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