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なぜ、早朝高血圧(仮面高血圧)は危険なのか!その原因と対処

高血圧の人は日本の人口の約3分の1にあたる、4,000万人にものぼると言われています。そして、この高血圧は、そのまま放置すると心臓や脳などに障害をまねき、最後には心筋梗塞や脳卒中を起こしかねません。

私たちはもっと高血圧に関心をもつ必要がありますね。ところで、最近、「早朝高血圧」という言葉を、良く耳にします。これがたいへん危険であるということで、注目を集めています。今回はこの「早朝高血圧」について考えていきましょう。

早朝高血とはなんでしょう

早朝高血圧は、朝方に高くなる高血圧で、昼間病院などで測っても正常値を示すので、本人に全く自覚がない場合が多く、非常に見つかりにくいため、仮面高血圧ともよばれていいます。

これは、早朝の血圧を定期的に測らないかぎり、発見できないので、自分は正常値だと思っている人の中に、多くの患者さんがいると容易に想像できます。また、脳出血や脳梗塞などの突然死につながる危険な合併症を引き起こす可能性があるので、もし、早朝高血圧と診断されたら、早急に対処しましょう。

早朝高血圧ってなぜ危険なのでしょう?

人間は、昼間は交感神経が優位になり、脳や体は活発に活動しますが、夜、寝ている時は副交感神経が優位になり、脳や体は休んでいます。そして朝、目覚めるときに交換神経に切り替わり活発になることで血圧を上げ、体の目覚めに対応しているのです。

しかし、早朝高血圧症の人は、その血圧が上がり過ぎてしまうので、心筋梗塞や脳梗塞を誘発してしまうのです。体は一生懸命に頑張っているのに、努力が裏目に出てしまう感じですね。

実際に心筋梗塞や脳梗塞の発症は、他の時間帯に比べて、早朝が圧倒的に多くて約3倍といわれています。

朝起きぬけは血液が固まりやすい

朝は、体を目覚めさせるために交感神経が優位になるため、ノルアドレナリンという物質が分泌されます。このノルアドレナリンは、血小板を活性化するはたらきがあります。

そして、この血小板は血液を固まりやすくしてしまうため、早朝高血圧とのダブルパンチで心筋梗塞や脳卒中のリスクが増大してしまうのです。

早朝高血圧に関連の深い睡眠時無呼吸症候群

早朝高血圧の中には朝だけでなく、夜間の間から高血圧の状態がつづくものがあります。これを夜間高血圧といい、もっともリスクが高くなります。これには複数の要因が考えられますが、今、もっとも注目されているのが睡眠時無呼吸症候群との関連です。

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に何度も呼吸が止まる病気ですが、大きないびきをかいていたのが突然、止まるので家族が気づいて発見する場合が多いです。この病気も動脈硬化を促進させるのでよりリスクは高まります。

実は、わたしも睡眠時無呼吸症候群で、いつも、朝の目覚めがスッキリせず、起きて30分くらい、息苦しい感じがつづきます。その苦しさはちょうど、小さいころやった「息とめ」を何回もした後の苦しさに似ています。これは酸欠の苦しさですね、体にいいわけありませんよね。

睡眠時無呼吸症候群があるなら、高血圧の治療と並行して行う必要があります。簡単な対処法としては、「横向きに寝る」といいですよ。これにより気道が塞がりにくくなります。私もやっていますが、かなり効果があります。

早朝高血圧の予防と対策

まず、自分が早朝高血圧かどうか知る必要があります。これは家庭用の血圧計で決まった時間に血圧を計ることで分かります。私は朝起きて朝食前と、夜寝る前、日中の1日3回計っています。これを記録することで自分の1日の血圧のパターンを知ることができます。

いつも朝の血圧が特に高いという場合は、早朝高血圧の疑いがあるでしょう。とくに正常値を超えるような場合は、病院にいって相談することをお勧めします。

普段の生活での対策としては、朝おきたらすぐ、水を飲む習慣をつけましょう。また、寝ている時に汗をかいて水分を失いやすいですから、枕元に水を置いておくのがいいですよ。とにかく水分不足にならないように気をつけましょう。

それと朝目覚めた時に、飛びおきたりするのはやめましょう。すぐに起きないで、布団の中でからだを動かし、すこし慣らしてからゆっくり起き上がるといいですよ。

すでに降圧剤を服用している人は、よく医師と相談して対応するようにしてくださいね。高血圧は万病の原因といってもいいくらいです。充分にケアして健康な生活を満喫していきましょう。

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