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血圧を下げるなら「うどんより蕎麦」高血圧を救うルチンを含む食べ物

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平成25年国民健康・栄養調査報告では高血圧の患者さんの数は、以下のように発表されています。

男性の収縮期(最高)血圧の平均値は135.3mmHgであり、平成19年から減少傾向である。女性の収縮期(最高)血圧の平均値は129.5mmHgであり、10年間で減少傾向にある。

収縮期(最高)血圧が140mmHg以上の者の場合は、男性38.3%、女性29.6%である。

このように、男性は約4割、女性は約3割で高血圧の方がいるということがわかります。

高血圧は塩分を減らさなければならないということは周知ですが、減塩を意識しても長く続かなかったり、血圧がなかなか下がりにくい!といきどおりを感じている人も少なくないのでは…?

そんなあなたに朗報!食べ物の中に血圧を下げる成分があるのです。それはそば粉に入っているルチンという成分ですが、さてどのような働きをしてくれるのか?

蕎麦の中にあるルチンという成分が高血圧に効く訳とそのパワー

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ルチンは近年注目を浴びているポリフェノールの一種であり、水溶性ビタミンのような働きをする事からビタミンPとも呼ばれたりします。

あまりビタミンPという名称を聞かないのは、ビタミンPにはルチン以外の物質も含まれることや、欠乏症が現れないことが理由で正式なビタミンとされていないなどの理由が挙げられます。

このルチンが高血圧に効く理由は血管の弾力性を上げるからです。高血圧の場合は流れる血液の圧力が高く、その結果血管の壁を厚くして弾力性を無くしてしまうのです。

ホームセンター等で販売されているホースを想像していただけるとわかりやすいかもしれません。買った当時はホースはすごく弾力性がありますよね。しかし長く使っているとホースが硬くなってしなりが悪くなってしまう…それと同じ原理なのです。

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ルチンには血管の補強作用があり毛細血管を強くする効果があります。弾力が失われた血管を修復する作用があるので、高血圧の改善や脳血管疾患などの予防に繋がります。

また、血管を構成するコラーゲンの生成に不可欠なビタミンCの吸収を促進する作用もあり、様々な面から高血圧を改善してくれるのです。

ルチンはポリフェノールの一種であると説明しましたが、それはつまりルチンにも抗酸化作用があるということを示しています。抗酸化物質は身体の中の過酸化物質を取り除く作用があります。ルチンの場合は、血液中の異物の処理を助け、正常な血液の状態を保ってくれるのです。

また、血管や血液だけでなく、膵臓にも作用することが知られており、インスリンの分泌を促すことがわかっています。

インスリンは細胞が血液中のブドウ糖を吸収するために必要なホルモンであり、インスリンが正常に作用することは糖尿病の予防にも繋がります。間接的ではありますが、こういった面からもルチンは高血圧を予防してくれているのです。

ルチンはこうした効能から、血管補強薬の成分として使われています。

また、ルチンを含むそば粉を主食としている地域では、小麦粉を主食としている地域よりも血圧が低いという調査結果もあります。高血圧の予防、改善には非常に頼もしい存在であると言えるのです。

他にもある嬉しいルチンの効果

ルチンは血圧を下げる以外にもいろいろな効果を持っています。

  • 血管を拡張し、血流をよくする
  • 抗酸化作用がある
  • 痔を治りやすくする
  • ヒスタミンを分泌させにくくする
  • 動脈硬化を予防する
  • 糖尿病を予防する
  • 血友病を予防する

血友病とは、血液を固める遺伝子が変異を起こし血液凝固作用が働かない病気です。男性に多く内出血を起こします。

こういった血液の病気について優秀な働きをすることがわかります。血液の健康を考えるとルチンを摂らねば…!と感じますよね。

蕎麦をもっと効果的に食べよう!ルチンの効果を増やす食べ方

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蕎麦の中でも韃靼(だったん)蕎麦には桁外れのルチンが含まれており、なんとその含有量は普通の蕎麦の120倍ほど!ルチン摂取のことを考えるなら韃靼そばが一番でしょう。

ルチンは水に溶ける性質を持っているため、そばを茹でた汁はそば湯として飲むとより多くのルチンを無駄なく摂取できます。

具には長芋を選びましょう。長芋は血圧を低下させる作用のある物質の構成成分であるコリンという物質を含んでいます。ルチンと共に摂取することでより血圧を低下させる効果が期待できます。

ただ、普段よりも濃い味付けになる可能性が高いので、つゆの味付けや醤油の量は加減してくださいね。

ナメコにはペクチンという食物繊維の一種が含まれており、血圧を正常化する作用を持っています。ナメコに限らず、シメジやマイタケなどのキノコは食物繊維が豊富でローカロリーなため、そばを食べる際には是非取り入れたい食品です。

蕎麦はルチンを多く含むからといって食べすぎはよくありません。糖尿病の予防にもなると書きましたが、蕎麦は糖質も多いので、食べるとしたら週に1回程度がベストです。

蕎麦以外の食品にも!血圧を下げるルチンがたくさん含まれる食品

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蕎麦以外にもルチンが多く含まれている食品があります。

  • 柑橘類(レモン、みかんなど)と柑橘類の皮や房皮
  • さくらんぼ
  • あんず
  • いちじく
  • アスパラガス
  • レバー

以上のような食品にもルチンが含まれているため、そばアレルギーをもっている方でもルチンを摂ることができますね。

蕎麦以外でルチンをとろう!手軽にルチンをとれるレシピ

そこでみかんを使った、簡単なレシピをご紹介します。ぜひ、お昼や晩ご飯に一品追加してみてください。

【みかんの酢の物】

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(材料1人分)

  • みかん缶・・・30g
  • きゅうり・・・1/2本
  • 塩もみ用の塩・・・適量
  • 乾燥わかめ・・・小さじ1
  • 酢・・・小さじ2
  • みかん缶の汁・・・小さじ2

 
(作り方)

  1. 乾燥わかめは水で戻して置おく
  2. きゅうりは薄い輪切りにし、塩もみをしてしんなりさせ絞り、水でさらして塩分を抜いておく
  3. 調味料を混ぜる。酢とみかん缶の汁をボウルに混ぜておく
  4. 調味料をあわせたボウルに、みかん缶、きゅうり、わかめを入れ和える
  5. 器に盛ってできあがり

高血圧は生活習慣の改善で改善できるものです。今は降圧剤を服用している人も、食習慣を変えることで徐々に薬の量を減らすことが出来るはずです。

またまだ高血圧と診断されていない人も、家族に高血圧の人がいる場合は高血圧のリスクが比較的高いと言えます。うどんかそばで迷った時にはそばを食べて、血圧に気を配ってみてはいかがでしょうか。

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