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自覚症状なし?いいえ、高血圧はこんな症状で気づいてください

日本人の生活習慣病の中でも患者数の多いのが高血圧です。成人男性の35%、成人女性の26%が高血圧(最高血圧140mmHg 以上)なのだそうです。

しかし病気という割にはっきりした自覚症状がないために、見過ごされることも少なくありません。高血圧が「サイエントキラー」と称されていることはすでに多くの人がご存知かと思いますが、それほど危険な病気なので予防と早目の治療が必要なのです。

自覚症状はない?

高血圧は血圧測定によって気づかされることが多く、自覚症状から気づくことは少ない病気です。高血圧は病気なのに自覚症状は起こらないのでしょうか?

いいえ、高血圧も症状はあります。ただし症状が乏しくほかの病気とまぎらわしいため、高血圧を疑うことが少ないのです。普段は症状がなくても、体調が悪くなったり疲れが溜まった時などに高血圧の症状が出やすくなります。

高血圧の自覚症状とは

これらの症状がよく出るようになったら血圧を気にしてみてください。

頭痛

後頭部の頭痛を感じることがあるとされています。

中には急激な血圧上昇によって起こる「悪性高血圧(高血圧脳症)」の場合もあります。脳の浮腫が起きて神経が圧迫されるために痛みを感じます。早朝の頭痛・吐き気・目のかすみも特徴です。

腎機能障害、脳・心臓の血管障害を伴い重症化する可能性が高いのですぐに受診する必要があります。

肩こり

高血圧によって肩の血行が悪くなるために肩こりが起こることがあるとされています。

めまい

血圧が変動する際にめまいが起こることがあります。午前中に起こりやすいので注意してください。

耳鳴り

耳の近くの血流が妨げられるために耳鳴りが起こりやすくなります。

…ただしほかの病気が原因で起こっている場合もあります。受診してはっきりした原因を確認するようにしましょう。

高血圧の対処法

加齢と共に血圧は上昇していきます。自覚症状が乏しくても高血圧を防ぐために血圧管理を意識しましょう。

まず定期健診を受けて血圧に異常があれば医師の指示に従って治療を行います。家庭用の血圧測定器は家電店に市販されているので普段から血圧を自己管理するのもおすすめです。

血圧が高めの人は次の対策を行います。

  • 塩分摂取を控える
  • カリウムの多い食品(野菜・果物)をとる
  • 飲酒・喫煙を控える
  • 適度な運動を行う
  • 規則正しい生活をする

そしてほかの生活習慣病(肥満・糖尿病・脂質異常症)をしっかり予防してください。

高血圧がサイレント・キラーと称される理由

高血圧の人が肥満・糖尿病・脂質異常症にかからないように気をつけなければならないのは、これらの病気が組み合わされると命に関わる合併症が起こりやすくなるからです。

高血圧を放置すると脳や心臓に動脈硬化が起こりやすくなり、脳卒中や心筋梗塞といった合併症のリスクを高めます。

これらの合併症は知らない間に体内で進行し、ある日突然に発症して人の命を奪うこともあるため、「サイレント・キラー(沈黙の殺し屋)」と称されているのです。そして原因となる4つの生活習慣病は「死の四重層」とも呼ばれています。

そして上記で挙げた「頭痛」「めまい」「耳鳴り」は、高血圧からひきおこされた脳卒中の症状である可能性もあります。自律神経失調症や更年期障害などと間違えられやすい症状でもありますが、高血圧の人はすぐ受診するようにしてください。

「沈黙の殺し屋」「死の四重層」…恐ろしい響きを持つ言葉ですよね。この怖さをかみしめて合併症が起こる前に早目に高血圧を予防したいものです。

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