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高血圧の薬はやめることができない?降圧剤の正しい認識とは

高血圧の治療を病院で始めると多くの場合、すぐに降圧剤の服用が処方されます。とにかく血圧を下げて、動脈硬化を防ぐことが最優先されるからです。降圧剤は一度服用すると止められないと言われていますが、本当にそうなのでしょうか?

降圧剤での治療は、即効的に動脈硬化による心臓病や脳梗塞のリスクを減らすことができるし、絶対に止めることができないということもありません。まずは正しい認識を持つことが必要でしょう。

高血圧患者の現状について

厚生労働省が実施している平成20年の「身体調査」では日本の高血圧の患者数は、796万人で潜在的な患者を含めると3,000万人といわれています。およそ4人に1人が高血圧ということになり、まさに国民病と言えるでしょう。

高血圧は放置していると動脈硬化を促進させて、心筋梗塞や脳梗塞等の生死にかかわる病気になり、命を落とすことにもなりかねません。しかし、実際に病院で治療している人は、高血圧患者の3分の1にも達していません。

後の人たちの多くはそのまま放置している事が考えられます。その中には降圧剤の服用による治療への不安が原因で、病院での治療を躊躇している人が多く見受けられます。

薬物治療と生活習慣改善による治療の違いは?

高血圧の治療は、降圧剤による薬物治療と食事や運動などによる生活習慣改善に分けられますが、この2つの治療方法は意味が全く異なります。

降圧剤による薬物治療は、動脈硬化のリスクを減らすためにまず血圧を下げることを優先した対症療法で、厳密には治療ではありません。これに対して生活習慣の改善による治療は、高血圧の改善や完治を目的にした治療です。

降圧剤は止めることができる

降圧剤は一時的に薬の作用によって血圧を下げているだけですので、薬を止めれば上がってしまいます。これは当然の理屈ですよね。一度薬を飲み始めると血圧はある程度下がりますが、自分勝手に止めると血圧が急に上がったりするので、継続して飲むように指導されます。

このことが「降圧剤は服用すると止められない」という認識を一般的にしている原因と思います。しかし、降圧剤の服用とは別に、食事や運動などの生活習慣改善により血圧を充分下げることができれば、降圧剤を止めることもできるのです。

ただ、生活習慣の改善は、患者の自己管理になるために継続が難しく、結局のところ薬を止められないというのが現状ではないでしょうか。

降圧剤を止めるタイミング

降圧剤を止めるタイミングは、その人の病気や状態により変わってくるので一律に言えるものではありません。そこで自分の例を参考にして説明してみたいと思います。私は高血圧と糖尿病があり、現在は降圧剤と生活習慣改善で治療しています。

病院での治療をする前の血圧は平均で150/95くらいでしたが、降圧剤を飲み出したら135/85くらいまで下がりました。並行して、30分のウォーキングや今流行りの「ふくらはぎもみ」を実践したところ、半年でさらに下がり、今では平均で122/80までになりました。

自分の血圧コントロール目標が135でしたので、充分クリアーしています。主治医の先生に相談して薬を止めることを相談したら、低くコントロールされてきているので、薬を止めることを前提に様子を見て行きましょうと言われています。

私は、降圧剤の服用はあくまで暫定という認識で、薬に頼りきらないで目標を持って生活改善に取り組めば、降圧剤は止めることができると信じています。

ただし、患者さんの持病や年齢、体の状態によって状況が変わってきますので、あくまでも信頼する主治医と相談して、自己判断で止めることはしないようにしましょう。

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