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血圧が高いのは性格が原因!?高血圧になる高圧的性格を改善する方法

「いい加減にしろ!頭から湯気が出ているぞ」…皆さんは周りの家族や友人からこのような事を言われたことがありませんか?

その時の顔を見てみると目は血走って、ほっぺた(頬)は真っ赤になっています。まさしく頭から湯気が出ていてもおかしくない状態なのです。

「怒り」の感情はこのように顔を赤くさせ目を血走らせてしまうことがあります。しかしこの状況が健康にとってどのような影響を与えているのかを真剣に考えることは少ないですよね。

性格に影響されやすい健康被害を「高血圧」にスポットを当てて考えてみましょう。

性格と高血圧には大きな関係性がある

人間には各個人毎に性格や個性があります。それこそが人間である証なのですが、この性格や個性が病気と大きな関係性があることが指摘されています。

気の短い人には突然死が多く見られる

近所でもすぐ怒ることで有名な鈴木さん(70歳)は、いつも何かで怒っていました。

「道にゴミが落ちている」「子供が挨拶をしない」「政府がけしからん」「雨がふっている」…

理由はマチマチですが何かしら気に入らないことを見つけては、「けしからん!」とむくれた顔で近所を見渡していたのです。

ある冬の朝、鈴木さんはいつもの日課で庭の掃除をしていました。そこへ散歩途中の犬が鈴木さんの庭に近づいて来ます。

心の中で「来るな、来るなよぉ~」と念じた鈴木さんですが、願いは通じず犬は鈴木さんの門で「シーッ」とオシッコをしたのです。

鈴木さんに怒りのスイッチが入ります。飼い主の方を向いて「何をしている…ん…じゃ………」……

そのまま鈴木さんは倒れてしまったそうです。直ぐに救急車が呼ばれ病院で手当をしたのですが、結局鈴木さんはそのまま亡くなってしまったそうです。

病院の検査では鈴木さんの死亡原因は「急性脳出血」でした。そう鈴木さんは怒りのスイッチが入ることで、脳出血を発症させてしまったのです。

このように急激な感情の変化が病気の発症要因となることは珍しいことではありません。特に怒りの感情は血圧を急激に変化させることで、血管疾患を引き起こすことがあるのです。

鈴木さんを殺したのは犬か?それとも…

性格には色々あり「気の短い人」「穏やかな人」「のんびりしている人」「せっかちな人」などがあります。私もどちらかと言えば気の短い人間であり、決してそれをよしとは思っていないのですが、なかなか治すことはできません。

このような性格が、ある病気と大きな関係性を持っていることが考えられています。

「高血圧症」は慢性的に血圧が高い症状の病気ですが、この病気はどうも気の短い人に多い印象を受けます。実は鈴木さんも同じく高血圧が持病であり、健康診断の度にそれを指摘されていました。

医師による鈴木さんの死亡原因も、「寒い野外で急激に血圧が上昇したことにより、脳の血管が破裂した」との説明がされています。

つまりもともと血圧の高かったところで、更に血圧を上げたことにより脳の血管が耐えられなくなったことが原因だったのです。また普段からの高血圧は脳血管を弱めており、「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」も見つかっていました。

そう考えると鈴木さんの死亡原因は、犬のオシッコではなく慢性的な高血圧になりますよね。さらに言えば慢性的な高血圧を引き起こしていた要因こそが、鈴木さんを死に追いやった張本人かもしれません。

真犯人が見えてきましたよ。…「犯人は犬ではない!真犯人は鈴木さんの性格だぁ!」

性格と高血圧の関係を探ってみよう【自律神経と血圧】

ここで問題です…【気の短い人と気の長い人、血圧が高いのはどっち?】

いやいや簡単な質問ですよね。答えは「気の短い人」で誰もが、このように答えると思います。

しかし、なぜ気の短い人の血圧が高くなるのかを知っている人は多くはないでしょう。実は性格と血圧を結び付けるためには「自律神経」が大きな役割を担っていました。

「呼吸」「体温維持」「発汗」…など様々な作用をコントロールする自律神経は、活動期の「交感神経」と安静期の「副交感神経」をスイッチすることで制御されています。

交感神経が優位にある状態では、身体は活発に動かすことができ、筋肉も収縮して緊張状態にあります。反対にリラックスした状態では、副交感神経が優位で筋肉はゆるみ休息状態に入るのです。

ここで注目したいのが自律神経と血圧の変化で、筋肉が収縮した状態では血管も圧迫されて細くなってしまうので血圧を上昇させてしまいます。つまり交感神経が優位になる状態では高血圧を引き起こすのです。

それでは副交感神経が優位な状態ではどうなるのでしょうか?筋肉が緩和されていることから血管が広くなり血流はスムーズになります。つまり血圧は下降することになり、血管に問題となることはありません。

この自律神経と血圧の関係は「性格と高血圧」を説明する上で重要な要素になりますので理解してくださいね。

性格と高血圧の関係を探ってみよう【防御と自律神経】

自律神経は無意識下でコントロールされている神経なので、私達が脳で命令することはできません。例えば「寒いから体温をあげようっと」と考えても体温は上がらないし、「呼吸やーめた」と言って止めることなんてできるはずがありません。

私達の生命維持を行うのが自律神経であり、それこそが生存本能とも言えるのですね。しかしこの鉄壁な自立神経も個々の性格によって、違いを見せることもあります。

交感神経は活動期に優位になる神経ですが、実はそれ以外にも重要な働きがあります。それが「防御」であり自分に危害が及ぶと考えられる時には、自然に交感神経が優位に立ちます。

例えば道を歩いていて車が飛び出してきた時には、身体の筋肉が「ギュッ」と引き締まりますよね。これは身体の防御反応が働くことで起こるもので、一瞬で交感神経が優位に立って筋肉を緊張状態に変化させています。

つまり身体に衝撃を受けても内臓に影響が出ないように筋肉を硬直させていたのです。高い場所で下を見た時に全身の筋肉が締まるのも同じ理由からですね。

ここでは「車が急に飛び出した=驚き」と「高い所に立つ=恐怖」が交感神経を優位にして血圧を上昇させています。「ドクドク」…このような状況で心臓の音が聞こえてくるのは、血管が収縮して血圧が上昇しているからなのです。

このように人間が急激な変化を感じた時には、防御反応として自律神経の交感神経が優位になります。そしてそれが血管を細くして高血圧を引き起こす原因になるのです。

性格と高血圧の関係を探ってみよう【性格と自律神経】

自律神経は外部的な刺激以外でも大きな影響を受けることがあります。特に感情の変化やストレスには影響されやすく、それが身体に悪影響をもたらすことも珍しいことではありません。

特に「怒り」の感情は身体を興奮させるだけでなく、交感神経を優位にする作用があります。つまり怒りは「攻撃」につながる感情であることから、筋肉を緊張させて動きやすくする必要があります。

そこで交感神経を優位にして、体温を上げてそれに備えているのです。鈴木さんのように普段から怒りやすい人は、日常的に交換神経に刺激が伝わりやすい人で、一日中筋肉が緊張していた可能性があります。

そうなると血圧も慢性的に高くなり高血圧症を引き起こしていたのですね。やはり気の短い怒りやすい性格の人は、高血圧には十分注意しなくてはいけないみたいです。

性格と高血圧の関係を探ってみよう【ストレスと自律神経】

怒りはどちらかと言えば「攻撃的」な感情で、攻撃の準備として交感神経が優位に立っている一面があります。しかし戦いは攻撃だけで行うのではありません。(何の話しをしているのだ?)

攻撃と同様に重要なのが「防御」です。どんなに強い攻撃を受けても防御が完璧であれば、負けることはありません。(だから血圧と関係ないでしょう)

実は交感神経には攻撃以外にも防御を行う作用があることを忘れてはいけません。得意な物よりも苦手な物が出た時に、身体が緊張してしまうのは防御反応により交感神経が優位に立つのが理由です。

例えば嫌いな上司との出張で、話しかけられるのも苦痛な状況では、身体が緊張してリラックスすることもできませんよね。これは嫌いな上司に対する防御反応で、交感神経が優位にあり筋肉が緊張していることで起きるのです。

そうなると血圧は上昇して高血圧を引き起こす原因にもなってしまいます。

これらはストレス要因の高血圧であり、ストレスが自律神経を乱すことで起こる現象です。特に慢性的にストレスを浴びている人は、常に筋肉が緊張状態にあることから高血圧症になりやすいと考えられます。

性格と高血圧の関係を探ってみよう【不安と自律神経】

全く「不安」がなく日々の生活を送っている人は少ないかもしれません。しかしその不安が一日中続くようであったら、それは高血圧を引き起こす原因になります。

ストレスの一種でもある不安はちょっとした出来事から、心を支配してしまいます。

「なかなか治らない咳はなんだろう?」「仕事中に地震が起きたらどうしよう?」ちょっとした疑問が不安となり、心をいっぱいに埋め尽くしてしまうこともあります。

不安などのネガティブな感情は、自律神経を刺激して交感神経を優位に立たせてしまいます。つまり高血圧を引き起こす要因になるのです。心配症の人は注意が必要ですね。

性格は自律神経と密接な関係がありようです。つまり性格によって高血圧症を発症するリスクにも差が出るのです。

あなたは大丈夫?高血圧を発症しやすい性格の特徴6つ

性格は自律神経を刺激して交感神経を優位に立たせるリスクが高いことは解りましたが、それでは実際にはどのような性格で注意が必要なのでしょうか?

【高血圧な性格.その1】完璧主義者

理想が高く完璧を目指すことは素晴らしいことで、そこに悪い要素など微塵もないように考えられます。このような人を「完璧主義者」と呼び、全てのことに完璧を求めてしまいます。

完璧主義者には以下の特徴が見られることがあります。

  • 理想が極端に高い
  • 自分に対して理想が高い
  • 自分を自己評価する
  • 他人に対しても自分と同等を求める
  • 完璧じゃないことを恐れる
  • その他

完璧主義者に多く見られるのが「理想の高さ」で、一般人から考えると異常なくらいのレベルを求めています。例えば100点満点で合格が60点とした場合、一般的は80点も取れば満足しますが、完璧主義者は90点でも満足できません。

100点を目指した彼らは90点では敗北したのと同じことになるのです。しかし世の中の出来事で常に100点を求めるのは難しいことで、完璧主義者にとっては苦痛な日々を過ごすことになります。

そしてそれがストレスとなり高血圧を招いてしまうのです。

また完璧主義者は他人に対しても自分の「努力」と「完璧さ」を求める傾向にあります。その対象は家族であったり友人であったりするのですが、そうそう皆が完璧主義者と同じ行動を取ることはできませんよね。

こうしてイライラは募りストレスが増大して、高血圧の症状が強くなってしまうのです。

【高血圧な性格.その2】正義感が強い人

日本人は子供の頃から道徳を教えられていることから、世界でも共通した道徳観を持った民族だと言われています。外国では家族や一族、部族などで共通したルールを持つことはありますが、日本では国民全員が共通した道徳心を持っているのです。

「なんだぁ当たり前ではないか!」と言われるかもしれませんが、実はこれは凄いことだと私は思っています。

しかしこの道徳心が我々の精神を圧迫しているのも事実で、財布を拾っても直ぐに警察に届けなくてはいけないとの強迫観念でも見ることができますよね。

そしてその強迫観念が正義感へと進化してしまうのです。日本では仮面ライダーやウルトラマンなどのヒーローものが人気ですが、これらにはある特徴があります。

「悪人は地獄に落ちる…」これは本来仏教の考え方ですが、ヒーローが言うと「悪人は必ず滅びる」になり同じ意味になります。このように日本では道徳心が正義感を生み出し、それが染み込んだ状態で大人に育って行くのですね。

しかし大抵の人間は大人になる過程で正義感の妥協点を見つけて、厳格な正義感を振り回すことはしません。だって仮面ライダーもバイクに乗るのにノーヘルですよ?正義のヒーローが道路交通法違反では正義もあったものではありません。

それでも純粋に正義を信じた人がやがて正義感の強い大人になってしまうのです。正義感の強い人は他人の行動が気になって仕方がありません。

「あっ煙草を吸いながら歩いている」「ガムを吐き出した」と他人の行動が気になってしまいます。また「あの子供、元気がないけどいじめられていないかな?」などと他人の心配までしてしまいます。

この状態では自分の精神をリラックスさせるなんてできるはずがありません。常に自分の周りに気が向い、交感神経がビンビンに働いている状態です。さらに一瞬も気を抜くことができないので、疲労も溜まってしまうでしょう。

極端に正義感が強い人は、このように周りの状況が気になりすぎて高血圧を引き起こしてしまうのです。

【高血圧な性格.その3】潔癖症の人

最近ではテレビで特集することもある「潔癖症」ですが、これも高血圧を引き起こす性格の一つです。

「潔癖症」は「綺麗好き」と混同して説明されることがあるのですが、両者には大きな違いがあります。綺麗好きはあくまで汚れている環境が嫌いなだけで、掃除をすることで満足感を得ることができます。

しかし潔癖症はそうではありません。汚れたものを嫌悪しそれに対して恐怖や不安を覚えることさえあります。これは一種の「不安症候群」であり、場合によってはパニックを引き起こすこともあるのです。

また近年増加している潔癖症ではある特徴があります。それが「細菌」であり、なんと彼らは、細菌を肉眼で見ることができると言うのです。まあこれは嘘でしょうが、それくらいに細菌を忌み嫌っているのですね。

潔癖症の人は外出時に気が休まることはありません。電車に乗っても、会社に行っても、レストランに行っても周りは細菌だらけなのですから、常に身体を防御体制に置かなくては行けないからです。

そうなると交感神経は休まることもなく、筋肉は緊張し血圧は上昇するのです。潔癖症は見えない細菌との戦いと同じであり、一日中気を休めないで戦い続けるしか道はないようですね。

【高血圧な性格.その4】人間嫌い(人見知り)の人

私も若い頃は「人見知り」でした。初めて会う人とはなんだか気まずくて、話をすることもできなく妙に緊張していたような気がします。誰とも直ぐに打ち解けて簡単に仲間意識が持てる…最近の若者を見ているとちょっと羨ましいですね。

しかしこのような人見知りがいなくなったのかと言いますと、そうでもないようです。特に「引きこもり」「うつ病」などの症状は対人関係がきっかけになることが多く、その一因として人見知りの性格が関係しているのです。

私もそうでしたが人見知りの人は、他人に対して防御姿勢を取ることがあります。つまり他人と楽しく話しているようでも、心の中は身構えており気を抜くことはありません。

他人と話すことがストレスなのですから、これは仕方がないことです。そして心の中で「早く会話が終われ!終われ!」と念じているのです。

近年では人見知りが進化して「人間嫌い」が注目されています。これは対人関係が面倒くさく、人と接することを極力避ける性格なのですが、ある意味では人見知りが進化した形態とも考えられます。

ここで重要なのが人見知りや人間嫌いの人が、不用意に他人と接することは、自律神経を大きく刺激してしまうことです。防御反応は交感神経を優位にして、筋肉を緊張状態にします。

また血管は収縮して血圧は上昇してしまうでしょう。現代社会において他人との接触を完全になくすことは生半可なことではありません。

【高血圧な性格.その5】世話を焼きすぎる人

友人でも会社の先輩でも「世話好きな人」っていますよね。「あーしなさい」「こーしなさい」と命令ではないのですがアドバイスをくれて、そのようにやっているのかまでチェックしにきます。

また食事でも栄養バランスを考えて色々言ってきます。「野菜食べた?」「油控えている?」「お酒はほどほどに」皆さんの周りにもこんな人いますよね?

しかしこのケースではストレスは「言った方」「言われた方」のどちらにあるのでしょうか?確かに毎日のように言われる人には大きなストレスがかかり、「うるせぇな」みたいな感情が芽生えてしまいます。

しかしこのような人は無視をすることで、このストレスからは解放されます。しかし言った方はどうでしょうか?きっと心配で心配でどうしようもない感情が芽生えるに違いありません。

つまり「世話を焼きすぎる人」は常に自分だけでなく、他人の動向も気にしなくてはいけないことから大きなストレスを日常的に受けていることになります。

このような人は常に気を張らなくてはいけないことから、神経はビンビンになり交感神経も緊張状態にあることから高血圧になるのですね。

【高血圧な性格.その6】優しい人

「優しい人」と高血圧は関係ないように思えますが、優しさにはいくつかの種類があることを忘れてはいけません。

  • 天然型優しい人:性格的に穏やかで神様のような天然系良い人
  • 努力型優しい人:優しい人になろうと努力している苦労人
  • ビジネス型優しい人:何かを狙って優しい人を演じる腹黒い人

この中で「真に優しい人」は神様なので、血圧が高くなることは少ないでしょう。しかし他の2つはどうでしょうか?両方共ちょっと無理しているように感じられますよね。

この無理が我慢を生んでしまうことから、交感神経を優位に立たせてしまうのです。我慢はストレスの一種であり、これを日常的に浴びていると血圧が上昇してしまいます。

「あっこの野郎失敗しやがったな!」と心で思っても、言葉では「いいよ…大丈夫!私がやるから気にしないで」と言ってしまう良い人ぶりが、血圧をピュッと上げてしまう原因ですよ。

このような性格の人はきっと周りにもいるでしょう。もし自分に該当したら血圧には十分注意して下さい。

「高圧的性格」に注意しなくてはいけない

子供の頃にクラスにいじめっ子がいたと思いますが、この性格が大人になっても治らなかったら、それは「高圧的性格」となります。実はこの高圧的性格が高血圧と大きな関係を持っているようです。

正義感も潔癖も高圧的性格が原因

「高圧的」とはどのような意味でしょうか?文字を読むと「高い所から圧力をかける」と解読できますが、正しくは「一方的に相手を上の立場で押さえつける」ことを言います。

つまり高圧的性格とは「常に自分が上の立場にあって、相手を自分の意見に従わせる性格」であり、他人の意見を必要としないことです。

先程紹介した高血圧になりやすい性格の中でも「完璧」「正義感」「潔癖」「世話好き」などは、その根底に高圧的な性格が隠れているのです。

確かに正義のヒーローが高圧的性格でなかったら、「お前らの悪事はゆるさん!」ではなくて、「君たち悪事はできるだけ止めたほうがいいよ」になってしまいますよね。

高圧的性格はストレスを溜めやすい

周りから見ていると高圧的性格の人は、好き勝手言っているのでストレスとは無縁と考えられていますが、実はそれは正しい認識ではありません。

自分の意見と違う人を見かけると、その考えに異を唱え、完全に納得するまで話しをします。そして本当に納得したかが気になって仕方がなくなります。さらに思い通りにならないことがあってもイライラしてしまうのです。

また高圧的性格であっても立場上それを言えない人もいます。接客業で客がトンチンカンなクレームを言ってきても、頭の中では「何いってんだ」と思っていても、言葉に出すことはできません。

「はい、その通りですね」「申し訳ありません」心にもないことを言っていることで、ドンドンとストレスは蓄積されてしまうのです。そうなると客を見るだけで防御反応が出ることになり、血圧が上昇することになります。

更に最悪なのが高圧的性格なのに「内向的」な人です。このような性格の人は内面と外面が全く違うことから、大きなストレスを溜めやすく、それが自律神を乱して「自律神経失調症」を引き起こすことがあります。

上手にストレスを解消しないと、自律神経失調症からうつ病などの精神疾患へ進行することもありますので、注意が必要な性格だと言えます。

高血圧にならないための高圧的性格を改善する方法

性格によって高血圧を発症させないためには、高圧的な性格を直すことが大切です。例えば完璧主義者であっても高圧的でなければ、他人を許すこともでき血圧の上昇を招くことはないでしょう。

つまり高圧的性格を解消することで自律神経の乱れを解消することが可能なのです。そこで高圧的性格にならないための克服法を紹介します。

完璧主義や物事に対するこだわりを捨てる

何事も完璧であれば気持ちのよいことは理解できますが、毎回全てが完璧ある必要はないと思います。仕事においても顧客に対して完璧であることは重要ですが、そのプロセスの全てに完璧を求める必要はありません。

たまには息抜きをするのも大切ですし、少しのミスは修正することで対処は可能です。仕事の内容ではなく「ミスをしない」ことに注力しているとしたら、それは単に個人のこだわりでしかないのです。

人間は失敗をする生き物だと言うことを理解して、まずは完璧とこだわることを少し忘れてみましょう。きっと心が楽になるはずです。

他人に対して許す心を持つ

他人の動作を見ていると色々な所で気になることがありますよね。しかしそれをいちいち注意していたら、それは高圧的な態度を取るきっけかになってしまいます。

人間には個性があってそれぞれのプロセスがあります。結果が同じであればプロセスが多少違っていても、それは許容するべき行為なのです。

多少遠回りであってもそれは、その人の個性であり、特徴なのですから許す心をもっていちいち指摘するのは止めるようにしましょう。人間同士を比較しても意味がないことを、しっかり頭で理解することが大切です。

自分にご褒美をあげるのも大切

高圧的性格の人には他人に厳しいだけでなく、自分に対しても厳しいことが見受けられます。「自分がこんなに頑張っているのに、アイツは…」などの感情は、更に自分を追い詰めてしまいます。

そこで大切なのがまずは自分を認めて褒めることです。自分の努力を自分自身が認めないと、その感情が他人に対して向いてしまうので、意識しなくても高圧的性格になってしまいます。

自分を認めることは精神をお落ち着かせて、安心感をもたらす効果が期待できます。そうなると他人のことは気にならなくなり、性格も穏やかになるでしょう。

「頑張ったから自分にご褒美」…これはアリですね。

断る勇気を持つことが大切

実は面白いことに高圧的な性格の人は、他人からの依頼に対して「NO」を言うのが苦手です。これはプライドと関係しているのかもしれませんが、「できない」と言うことで下に見られるのを嫌うことが原因だと考えられます。

しかしできないことはできないので、本人的にはプチパニックとなり、周りの人間に対しても厳しい態度で接するようになります。

何でもできる人間などはいないのだから、できない依頼には「NO」を言えるようにしましょう。

物事に対して勝ち負けの考え方を捨てる

高圧的な性格の人の特徴として「負けられない」「絶対勝つんだ」などの口癖がありますが、これはその人にとって物事全てに勝敗があることを示唆しています。

しかし人生全てを勝ち負けで表すことは不可能で、意味のない努力を延々と続けることになるでしょう。人生においては結果も重要ですが、そこにたどり着くまでのプロセスを大切にするようにしましょう。

もしかしたら「勝ち」よりも「引き分け」程度が一番面白い生き方かもしれませんよ。

性格的なことでいえば、以下のようにまとめることができます。

高血圧になりやすい性格 高血圧になりにくい性格
物事にこだわる 物事にこだわらない
気が短い 気長である
常に完璧を求める 常には完璧を求めない
常に人と比較をする マイペースである
落ち込みやすい 感情の浮き沈みが少ない
自己否定感が強い 自己肯定感が強い
人に気を使いすぎる 適度に気を使う
Noと言えない Noと言える
負けるのが嫌い プロセスを大切にする
小さな幸せを感じない 些細なことを楽しめる

ストレスを上手に解消する

高圧的な物言いをしたくなくても、つい言ってしまうことがあります。「本心ではないのに…」と後から反省しても、それは後の祭りになってしまい、周りの人も離れてしまう可能性もあります。

ストレスは人を追い込んで高圧的な態度を取らせてしまう原因です。高圧的な態度は自分の中に溜まっているストレスを、他人に対して吐き出している行為と考えられます。

そこで上手にストレスを解消する方法を紹介します。

【まずは定期的な運動でストレス解消】

ストレス解消には運動やスポーツは効果的で、ジョギング、水泳などの有酸素運動は身体だけでなく精神的な負担を解消してくれます。

反対に負荷の強い運動や対戦型のスポーツはストレスを増大させる可能性があることから、ストレス解消にオススメすることはできません。

毎日である必要はないので、週に一回程度は軽く汗を流す習慣を付けるようにしましょう。

【ゆっくりとお風呂に入る】

お風呂は日本人独特のストレス解消法です。近年では湯船に入らないでシャワーで済ませる人も多いのですが、これでは身体を冷やしてしまいストレス解消にはなりません。

40℃程度のお湯にゆっくり浸かって身体と心を温めるようにしましょう。きっと1日のストレスが解消されることでしょう。

【のんびりダラダラ過ごす】

完璧主義者には考えられないかもしれませんが、ダラダラ過ごすことはストレス解消に効果があります。掃除や洗濯などいつもの習慣は忘れて、1日のんびりと過ごしてみるのもよいのではないでしょうか?

毎日ダラダラ生活しているようでは問題かもしれませんが、ストレスが溜まっている時にカチッと生活することも問題です。たまにはいいじゃないでしょうか?

【思いっきり感情を出そう】

ストレスは感情を表に出さないことで蓄積されてしまいます。「大人だから」と怒りや悲しみを封印して、心に仕舞うことは大きな負担になってしまいます。

楽しいことには大いに笑い、悲しいことには大泣きして感情を表面に出してストレスを解消しましょう。

でも「家で大泣きしたらビックリされる」こともあります。そのような時にはカラオケがオススメで、カラオケで大声を出して歌うだけで心に隠していた不満を吐き出すことができます。

「課長のバカが~♪」…歌詞を変えるのはほどほどに。

【深呼吸が案外効果的】

緊張した場面で「ちょっと深呼吸しようか?」とアドバイスされることがありますが、深呼吸は緊張した筋肉をほぐしストレスを解消するには有効な方法です。

特に肺呼吸ではなく「腹式呼吸」を行うことで、自律神経が交感神経から副交感神経へ切り替わることも解っており、ストレスだけでなく血圧を下げる効果も期待できます。

1時間に1回程度は深呼吸する癖をつけてみるのはいかがでしょうか?

高圧的な態度をついとってしまい後悔することがあります。それは性格ではなくストレスが原因かもしれません。

自己暗示で性格を修正する

日本人が道徳に縛られているように、人間は言葉の暗示によって性格が構成されている側面があります。つまり子供の頃から言われ続けてきた言葉は暗示となって、大人になっても性格に大きな影響を与えているのです。

さらに注意しなくてはいけないのが「自己暗示」で、肯定的な自己暗示であれば問題ないのですが、否定的な自己暗示である場合大きなストレス要因になってしまいます。

落ち込んだ時に「自分はだめな人間だぁ」「俺は一人ぼっちだ」などと声に出して呟いてしまうと、その言葉が耳から入って暗示となってしまいます。

そうなるとその言葉がストレス要因となり、自律神経を乱し高血圧の原因となるのです。反対に肯定的な自己暗示ならどうでしょうか?

「自分は落ち着いている」「自分は冷静で怒らない」「他人のことは気にしない」と唱えると、心は静まり他人の行動がストレスになることは少なくなります。

そうなると今まで高かった血圧にも良い変化が訪れることになるでしょう。「言霊(ことだま)」は言葉に宿る力のことを言いますが、自分の性格を変えるためにぜひポジティブな自己暗示をかけてみましょう。

決して否定的な言葉ではなく、肯定的な言葉を使うようにして下さい。

言葉は心で思うのではなく言葉として耳から入ることで暗示になります。毎日ポジティブな暗示を行うことで嫌な性格を直せるかもしれません。

性格がもたらす高血圧はストレス解消から

性格によって血圧が高くなるのはある意味で仕方がないことですが、なかなか性格を修正することもできません。特に大人になると今までの生活習慣が身に付いており、それを変えることも至難の技です。

しかしその性格はストレスが引き起こしている可能性があるのを忘れてはいけません。もしかしたら本来は穏やかな性格なのに、ストレスと呼ばれるエッセンスが混ざることで高圧的な性格になっているのかもしれないのです。

自分が高圧的な性格で高血圧であったなら、まずは溜め込んでいるストレスを解消して本来の性格を見極めるべきだと思います。

生まれながらに高圧的な赤ちゃんはいないのですから、きっと皆さんにも変化が生まれるのではないでしょうか?性格を見直して高血圧にならないように注意しましょう。

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