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知っておくと便利!干し柿で高血圧予防 

「柿が赤くなれば医者は青くなる」といわれているくらい、柿の栄養価が高いことは知られています。また柿は干すことによって栄養価が変わります。干して減る成分もありますが増えるものもたくさんあり、その中でもカリウムは高血圧の予防につながります。

干し柿の甘さの秘密

柿には甘柿と渋柿がありますが、甘柿も渋柿も実際の渋の量は変わらないのです。

ではなぜ渋柿が渋く感じるかと言いますと、渋の正体であるシブオールといわれるタンニンの一種には水溶性と不溶性があり、水溶性は食べると溶けて渋みを感じますが、甘柿の場合は熟すにつれて水溶性タンニンから不溶性にかわるため渋みを感じないようになるので、甘柿ではほとんど感じない渋も、渋柿では感じるわけです。

渋柿は熟しても不溶性になりにくいので、アルコールなどで渋抜きをおこなったり、干し柿にしたりすることで、渋みを感じずに食べられるようにしています。

柿は干すことで水分が抜け糖度が高くなるので、甘さは甘柿の約4倍にもなります。表面に白い粉が吹いていますが、カビではなく糖が染み出たもので柿霜(しそう)といわれ、果糖とブドウ糖が結晶となったものです。

昔砂糖が少なかった時代には貴重な甘味料として大切にされましたので、柿霜がたくさんついていることがおいしい干し柿の証明ともいわれています。

「和菓子の甘さは干し柿を以って最上とする」ということが言い伝えられていますが、干し柿の甘さは、和菓子の基準とされています。干し柿の甘さを超えた甘さになると下品になるとも言われているほどです。

干し柿のパワー

まず生柿・干し柿の主要栄養素の比較をしてみましょう。いずれも生柿・干し柿の順で100g中の比較です。

【エネルギー 60kcal ・ 276kcal】
【カリウム 170mg ・ 670mg】
【カルシウム 9mg ・ 27mg】
【マグネシウム 6mg ・ 26mg】
【植物繊維 1.6g ・ 14.0g】
【ビタミンA 120㎍  ・ 320㎍】
【ビタミンC 70mg ・ 2mg】

干し柿のカリウム・マグネシウムは、生柿の約4倍、カルシウム・ビタミンAは約3倍、植物繊維は約8倍もあるのに対して、ビタミンCはほとんどなくなっています。注意するところは、干し柿はエネルギーが高いことですので、体にいいからといって食べすぎはカロリーの取り過ぎになります。

柿を干すことによって変わる成分がたくさんありますが、たとえば植物繊維は大幅に増えますので、干し柿2個で、一日に必要な植物繊維は摂れることになりますが、この場合もカロリーには注意が必要です。

また、カリウムは血圧を下げる働きがありますし、3倍ほどに増えるカロチンは体内でビタミンAになりますので、肌や眼の健康や風邪の予防など病気の回復の力になります。

干し柿で高血圧予防

生の柿の約4倍もあるカリウムが、高血圧に効くといわれている成分ですが、なぜカリウムが高血圧に効くかといいますと、塩分を摂りすぎることが血圧上昇につながりますので、高血圧の患者は特に減塩をする必要があります。

カリウムは体にある余分な塩分を排泄する作用があるので、高血圧の人は勿論塩分量を減らす必要はありますが、それと同時にカリウムをしっかり摂ることも大切になってきます。

渋柿を食べたときに舌の残る渋みのシブオールというタンニンは水溶性であるため、食べると唾液に溶けて渋さを感じますが、このタンニンという成分が高血圧を抑える効果があり、脳梗塞や脳卒中の予防にもつながります。

渋柿は干されることによって甘くなりますので、シブオールの渋みを感じることが少なくなり自然にタンニンを摂ることができます。昔の人が渋柿をなんとか食用にと考えて作った干し柿で、健康に良い効果があるということは素晴らしいことです。

ただタンニンは摂りすぎると鉄分の吸収を阻害することがありますので、注意が必要です。体への効果抜群の干し柿ですが、摂り過ぎに注意をして、じょうずに食べて高血圧予防に役立ててみませんか。

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