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飲み合わせの悪い薬が無いと知られていたリバロに変化がありました

脂質異常症の人が増加していくにしたがって、脂質異常症の治療薬もそれに比例して増えていきました。沢山ある脂質異常症の中でもよく使われている「リバロ」。今まで、この薬は他の薬との飲み合わせに極力、問題がないとされていました。

しかし、添付文書の改訂でリバロとの併用に注意すべき薬剤が2剤ほど書き加えられました。それはマクロライド系の抗菌剤であるエリスロマイシン(エリスロシン 他)と抗結核剤のリファンピシン(リファジン、リマクタン 他)です。

リバロがどの薬と一緒に飲んでもいいとされていた理由

商品名リバロの成分名はピタバスタチンカルシウムと言います。ピタバスタチンがスタチン系薬の中では、他の薬剤との相互作用が比較的少なかった理由は、薬物代謝酵素のチトクロームP450による代謝をほとんど受けることがないとされていたからです。

指摘した2剤が併用注意に挙げられた理由

この2剤は先述したチトクロームP450を挟んでリバロと相互作用を起こすのではありません。リバロの肝臓への取り込みに係っているのはチトクロームP450とは違う別の系で、この系を介して相互作用を起こしてしまうのです。

リバロと以前から、数少ない飲み合わせが悪い(併用禁忌)とされていた免疫抑制剤シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル 他)と先述した2剤が同じ系で代謝されていることがわかりました。

リバロとの併用で出現してしまう副作用は?

指摘の2剤(エリスロマイシン、リファンピシン)とリバロを一緒に飲みますと、リバロの肝臓への取り込みが阻害されて血中濃度が上昇し、急激に腎機能の低下がみられてきます。それに伴って、横紋筋融解症などの重篤な副作用が出やすくなる恐れがあります。

横紋筋融解症の初期症状として、筋肉痛や脱力感があります。このような症状が現れたら飲むのを止め、すぐに主治医に相談してください。

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