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脂質異常症なら卵は食べちゃダメ?卵とコレステロールの嘘本当

卵からは本来、鶏の雛が生まれてきます。卵には臍帯のような外から栄養を与えるための管などないので、卵が産み落とされた状態で、殻の中には雛になるための全ての成分、栄養が含まれていると分かります。つまり卵にはたんぱく質やビタミンなどの成分が、人間にとっても良いバランスで含まれているのです。

卵の弱点はコレステロール?

完全栄養食品とも言われる卵。しかし、唯一懸念されている点はやはりコレステロールではないでしょうか。卵は一日に一個までと言われたことがある人も多いはずです。卵とコレステロールの関係を説明する前に、コレステロールがどんな働きをしているかを簡単に説明しましょう。

すっかり悪者扱いのコレステロールですが、身体にとっては必要な成分の1つです。例えば、60兆個ある細胞の膜を構成しています。さらに、身体の機能を調節するステロイドホルモンの構成成分であり、食事からとった油脂分を消化・吸収するための胆汁酸の成分でもあります。本来コレステロールは、なくてはならない存在なのです。

しかし現代では、血液中のコレステロールが多い、高コレステロール血症が多く見られます。この場合のコレステロールはLDLコレステロールを指しています。コレステロールはそのままでは動けないため、たんぱく質の船に乗って移動しています。LDL(悪玉)とHDL(善玉)はたんぱく質の種類で分けられています。

LDLが悪玉だと言われるのは、肝臓から末梢組織にコレステロールを運ぶ役割をしているためであり、HDLはその反対の働きをしているため善玉と呼ばれています。LDLコレステロールの高い状態が続くと、血管の壁に付着して、動脈硬化が進行すると言われています。

健常者の卵の食べ方

コレステロールは、必要な量の80%を肝臓から合成し、20%は食事から摂取したものを利用していると言われています。したがって、一度や二度、コレステロールが多い食事をしたからと言って、すぐに血液中のコレステロール濃度が上がるわけではありません。

一般的に、特に疾病を抱えていない人は一日二個までなら、一日に摂取して良いとされているコレステロールの量を超えることはありません。ただ、コレステロールが含まれているのは卵だけではありません。肉やマヨネーズにも多く含まれているので、注意が必要です。

脂質異常症の場合

中性脂肪値が高い、コレステロール値が高いという人は、疾病を抱えていない人よりも卵の摂取量に注意する必要があります。それでも、一日に一個までならコレステロールの摂取基準上は問題ありません。病気ではない人と同じように食べることができます。

脂質異常症の場合、血液中の脂質異常の改善の為に、食事を見直さなければならない場合があるでしょう。その際には、他の食品とのバランスを考えなければなりません。例えば、牛肉、チーズなどのコレステロールが多い食品を食べる日には、卵を控えるなどの工夫が必要です。

卵は栄養が豊富で、しかも肉などに比べて手軽にたんぱく質を摂取できる優れた食品と言えます。インスタントラーメンを食べる時には、そのまま食べるよりも卵を1つ落とすだけで栄養価は一気によくなります。しかし、どんなものも食べ過ぎは禁物です。何より、バランスよく食べるということが大切なのです。

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