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汗染みは恥ずかしい!暑くないのになぜ大量に脇汗かいてしまうの?

私たちが毎日かく汗には種類があります

汗をかく本来の理由は体温調節が主な役割です。身体の温度を適切に保つために、体温が上がると発汗させ汗を蒸発させる事によって温度を下げてゆくのです。この働きは物理的な熱によるもので、「温熱性発汗」といわれる作用です。

この場合は全身に汗をかきます。ここで注目することになるのは「精神性発汗」。暑い寒いに関係なく噴出す脇汗は感情によるものになります。ところかまわず脇に染みを作ってしまう前に心を落ち着けてみましょう。

脇に大汗が集中してしまう理由

「精神性発汗」は概ね、手の平、足の裏、額、そして脇に現れます。汗は汗腺という細管状の腺から分泌されていて、この場合は「エクリン腺」という汗腺より、水が主成分のサラサラとした分泌物である汗がでます。

全身における汗腺の分布は平均しておらず、部分的に密度が違っています。手の平と足の裏においては250/c㎡と一番多く密集していて手足の甲、脇や股間も次いで汗腺の密集地帯となっています。

この密集地帯に属する脇に「精神性発汗」が起こるというのですから、困りものです。では「精神性発汗」はどのようにして引き起こされるのでしょう。ストレス、緊張、不安、興奮、恥ずかしさ、痛み、驚き、恐怖、これらの情緒的な心のゆらぎが引き金になります。

中枢から抹消へと伝達する役目を持つ「副交感神経」が精神的な刺激を受け取り、発汗・体温調節の制御に働きかけ「交感神経」により汗が出る仕組みになっています。

「副交感神経」「交感神経」が共に属する「自律神経」は自分の意に関さない部分での身体の働きを司る神経ですので、脇汗をかきはじめたら自覚がなくとも何らかの精神的変化が起こっているのが読み取れます。

脇汗はコントロールできるもの?

残念ながら人は脇汗をかくこと対し不可抗力だということが分かりました。これら感情による「精神性発汗」である脇汗、手汗等は人によって大きく差がありますが、万人に起こりうる生理現象です。

実は皆同じ悩みを抱えていると思えば気持ちも楽に持てるのではないでしょうか。神経が細やかな人ほど「精神性発汗」が頻繁に起こりやすい傾向にあるので、あまり思い悩まず、おおらかな気持ちでいられると良いですね。

汗ジミ憎んで汗を憎まず

脇汗をかくのは恥ずかしい事ではありません。恥ずかしいのは脇の汗染み。汗染み対策には多くの方が試行錯誤されているのでは。お手ごろなものをいくつかご紹介してみます。

・制汗剤

スプレータイプ、ロールタイプ、パウダー等。香りつきも多く人気です。ミョウバン水も薬局などで手軽に入手できる材料で自作の制汗剤になります。

・汗取りパット

洋服の内側に付けるタイプ、ブラジャーに付けるタイプなど。使い捨てや洗濯で繰り返し使えるものもあります。

・フィルムシート

脇に直接貼る透明なシート。表面はサラサラで使用感も殆どなく目立ちませんが、汗を吸い取るわけではないのでシートの中には汗が溜まる事も。他の方法と併せることによりさらに高い効果を発揮します。
 

・汗取りインナー

脇の部分に汗取りが着いているインナー。キャミソール、タンクトップ等タイプは様々。ファッションにあわせて選べます。

・防水スプレー

洋服の脇の部分に防水スプレーをかけます。防水が効いている部分は濡れないので効果は抜群。制汗剤などと組み合わせれば完璧です。

脇汗から体調不良を知る

これまでは一般的な「精神性発汗」による脇汗についてでしたが、滴り落ちる大量の脇汗は「局所性多汗症」である可能性があります。この症状は「自律神経」の乱れによっておこります。

「局所性多汗症」などと銘打ってしまうと病的な印象を受けてしまいますが、滝のように汗をかいているだけなら命の危険はありませんし、痛みもありませんので、治療をする等の考え方はご自分次第。

しかし、エチケットの域を超えて、生活に支障を感じる程のお悩みがあれば、皮膚科、内科の受診をお薦めします。現在は病気として保険の適応が受けられます。

「自律神経」の乱れからくる「多汗症」には精神的なもののほか、ホルモンバランス由来のものが多くあげられます。ホルモンのバランスが崩れてしまうと「自律神経」に大きな影響を及ぼします。

更年期障害や甲状腺疾患などが代表的に挙げられますが、循環器疾患、内分泌異常、代謝異常、中枢神経異常など様々な要因でホルモンバランスは崩れてしまいます。このような場合は、ただ大汗をかくだけではない症状も現れるので、その際は病気の可能性も疑いぜひ医療機関での診療をうけましょう。

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