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輸血治療には用心を!国内初のシャーガス病患者で献血が大騒ぎ

ここ最近で話題になった献血騒ぎはごそんじですか?

1ヶ月ほど前になるでしょうか。献血をした東南アジア系の男性がシャーガス病にかかったというお話です。献血の恐さと血液製剤の恐さを知らされた事柄でした。

献血したその男性は以前にも献血をしたことがあり、そのときに採取した血液は異常無かったため、各医療機関に配布されたあとでした。

今後このようなことが無いようにしてもらいたいですが病気によって、潜伏期間がことなるため、献血したときにはみつからないケースもあります。これが血液製剤の恐ろしいところです。

シャーガス病とはどのような病気ですか?

この病気はもともと日本には存在しませんでした。今回の騒ぎはこの病気の潜伏期間が長いということが仇になったといえるでしょう。この病気は中南米にしかいない大型のカメムシの仲間でサシガメという虫にさされることが原因です。

サシガメは刺すと同時に自身の体内にいる原虫をさした動物に送り込みます。それが発見されるのには原虫が大きくなり、検査できるほどまでに大きくならないとわかりません。

主な症状は筋肉痛、心筋炎、また心疾患、心肥大、肝臓、膵臓、リンパ節の腫れなど重篤な症状がでます。直すためには身体の血液中にいる原虫を取り除かなければなりません。お薬もありますが効果はさされた直後にしか効果がなく、発症してからはお薬はありません。

血液製剤のこわさ。

献血によって採取された血液はとうぜん、検査がすんで異常がなければ各医療施設に送られます。手術の際に大量の出血を伴う場合にはどうしても輸血が必要です。そのため血液型のあう血液を輸血するのです。

輸血だけではありません。ヒト由来の血液製剤もあります。どういうことかといいますと、血小板を入れ替える療法やいろいろな血液製剤の使い方があります。しかし今回のように潜伏期間が長く、血液採取の時には異常が無い場合は当然、使われるわけです。

しかしこの場合、後にこの血液が持っていた病気が稀に発症する場合があります。そのため今回のようなことが起きたのです。血液製剤での治療法は当たり前のようにあるのですが、実際は医師によって意見が分かれるところもあります。

今回のように後に病気が発症するケースがあるからです。昔で言えばエイズ訴訟のようなものです。あれは検査結果を怠慢していたことですが、実際のところ後で未知の病気が発症する確立も高いということを知っていただけねばなりません。

それを同意したうえで使うことになります。今のところ病気によってはこのような方法が一番良い場合もあります。気をつけていただきたいことは今回のようなケースは稀なケースですがかなりリスクもともなことも理解しなければならないことです。

選択は患者さんの決めるところです。ぜひ医師とよく相談してから決めることが大事となっていきます

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