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出産をお考えの女性必見!帝王切開が増加している理由と注意点

近年、帝王切開で出産するケースが急増していると言います。20年前と比較すると、19%と倍以上に増えていて、現在も増加傾向にあります。以前は帝王切開と言うと、母子の生命に危険がある場合や、定期健診で明らかに自然分娩が困難だとわかっている場合のみに行われるものでした。

WHOでは、母子の健康のリスク回避の目安として、10%~15%内にするように示しているので、19%というのがいかに高い数値かという事がわかると思います。日本で最も高い都道府県は栃木県の23.5%で、これは、WHOの基準値の倍近くになります。

帝王切開率と周産期死亡率との関連についての関係性は不明で、相関関係はないとされています。では、なぜ帝王切開の施術率が増加し続けているのでしょうか?

この帝王切開とはどのような手術なのでしょうか?またメリット・デメリットについて是非知っておきたいものです。特に、これから出産する女性や出産をお考えの女性は必見です!

帝王切開とは

帝王切開とは、母体や胎児に何らかの異常や問題があり、自然分娩が困難だと診断された場合に、腹部子宮を切開し胎児を取り出す手術で、通常1時間程度で行われます。帝王切開になる原因は主に下記の場合です。

  • 骨盤位(逆子)
  • 多胎妊娠
  • 地頭骨盤不均衡(母体の骨盤より、胎児の頭囲が大きい)
  • 前置胎盤(胎盤が子宮の出口を塞いでしまっている)
  • 子宮筋腫(子宮にできる良性の腫瘍がある)
  • 前回の出産が、帝王切開だった場合
  • 高齢出産(35歳以上の出産)

この他にも、妊娠中毒症などで母子の生命に危険があったり、母親の持病などで妊娠継続が困難だと診断された場合にも行われます。

帝王切開は、臍から下の腹部を縦・横のどちらかに、およそ10㎝切開し、子宮を横に切開し胎児を取り出します。腹部を切開するので、当然自然分娩よりも母体の回復は遅くなります。

帝王切開でも、産後の悪露は1カ月程度続きますが、量は自然分娩より少なめです。

帝王切開のメリット

  • 予定帝王切開の場合、出産日時がわかっているので、事前に準備や心構えができる
  • 出産時の痛みが無い

帝王切開のデメリット

  • 腹部に傷跡が残る
  • 入院が4~5日程度長くなる
  • 前回の帝王切開の癒着があると、次回手術時間が長くなる場合がある
  • 全身麻酔の場合、産声を聞く事ができない
  • 前回の施術の経過や状況によっては、行えない場合がある

帝王切開によるリスク回避

この他にも帝王切開のリスクはありますが、今や5人に1人が帝王切開による出産をしています。これは、出産による胎児の状態を考慮し、より安全性を重視するようになった事や、医療技術の進歩により、安全に手術ができるようになった事が上げられます。

また、出産時のトラブルや医療事故で訴訟問題に発展してしまうと真相究明がかなり困難になるので、産科医師がより慎重になり、少しでも自然分娩に問題があると、帝王切開を行う傾向にあるのも大きな要因です。

出産での医療事故

産婦人科での医療事故は、多くの場合、分娩時に伴う母体や新生児の異常によるものが多く、両者を合わせると70%近くにまで及びます。また、そのうちで、30%が死亡という最悪の結果になるというデータもあります。

出産時は特にトラブルが多く、「子供は元気に生まれてくるのが当然」という思い込みが、いまだに浸透している日本では、そのギャップが訴訟問題に発展するケースが多くあります。言ってみれば、確率は低いが稀に起こる事のある重い障害に対して、医者側の常識的な見解と患者側の常識的な考えのズレから訴訟問題になるのです。

安全な出産のための病院選び

出産は、女性にとって一生のうちで最も重要なイベントなので、このような結果にならないためにも、産婦人科の病院選びは、慎重に検討したいものです。選び方のポイントはいくつかあります。

  • 自宅から近い場所にあり、交通手段充実している
  • 緊急時のために、産科医が365日・24時間いつでも対応してくれる
  • 定期健診やその他の場合の診察が、休日や夜間でもできる(働くお母さんは安心)
  • マタニティー教室がある
  • お母さんと赤ちゃんの両方に対応してくれる(産婦人科医・小児科医のしっかりした連携ができている)
  • 設備の充実した医療機関との連携がしっかりしている(緊急時の対応)

信頼できる医師を選び、状況をきちんと説明してもらった上で、十分納得してから手術を行うようにしましょう。

出産は、他の科に比べて、予期せぬトラブルが発生する確率が多くあります。自然分娩・帝王切開のどちらにしても「元気に生まれて当然」という固定観念を無くして、より慎重になるべきではないでしょうか?

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