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「何科にかかればいいの?」に答えてくれる「総合診療科」を探そう!

体の不調を感じたとき、「どの科を受診すればよいのだろう?」を悩んだ経験はありませんか?

例えば、普段は放っておけば治る口内炎も繰り返し発症すればとても辛いものです。では口内炎の場合はどの科に受診すれば良いでしょう。口の中の疾患なので歯科でしょうか、または皮膚にできるため皮膚科でしょうか?内科的な問題から発生していると考え内科を選びますか?実は口内炎も原因がさまざまで、感染症などが原因となっている場合もあるのです。

そういった悩みにつきそって答えに導いてくれるのが「総合診療科」です。まだ日本ではなじみがなく、総合診療科のある病院も少ない状態ですが、じわじわと確実に数が増えてきています。

総合診療科とは何か、一緒に考えてみましょう。

総合診療科の必要性

病気を患ったときの症状というのは表面的なものであって、実は想像もしていなかったようなところに病巣があったり、病気の原因になっていたりすることがあります。そのため病気をさまざまな角度から調べてみる必要があります。

しかし日本の医療は細分化が進み、医師は自分の研究した分野だけに特化する「専門医」となりました。専門知識は深化していきますが、病気を専門分野の範囲でしか診察できないという現象が起きています。痛みは続いているのに「何の異常もありません」と言われ病院を転々とするというのは、よく聞かれる話です。

そのような問題を解決するためにも、病気を「総合的」に判断する科が必要なのです。

実はアメリカやイギリスなどの欧米諸国では、GPという初期診療の専門分野があります。人々はまずGPで診察を受け、そこで「○○科で診てもらってください」と専門医が紹介されます。日本でも1978年に佐賀医科大学(現在の佐賀大学医学部)で初めて「総合診療科」が創設され、以後少しずつではありますが着実にその数を増やしています。

総合診療科ではどのような診察が行われるのか?

体の不調を感じたとき、はっきり「どの科を受診すればよい」とわかるならば、総合診療科を受診する必要はありません。どの科を受診すればよいのかわからないという場合は総合診療科を利用してみましょう。

その他には、他の病院で「異常なし」と言われたのにも関わらず痛みや不調が続いているという場合も、総合診療科がおすすめです。多角的に病気を診断し、適切な専門医を紹介してくれるはずです。軽症だけれども健康に不安を感じるといった場合も、総合診療科でアドバイスを受けることができます。

かかりつけ医などの紹介状のない初診の方、まずは総合診療科を受診することをすすめる病院も増えてきています。

総合診療科では、まず患者の話をじっくり聞くことから診察がスタートします。不調を感じているところから始まり、必要とあれば仕事に関することや生活スタイル、食事の内容なども問診内容に含まれます。

もちろん体温を測ったり、聴診、触診などといった身体診察も行います。問診と身体診察をさまざまな角度から行い、可能性として考えられる病気を絞り込んでいきます。

総合診療科を受診するうえでの注意点

総合診療科の歴史はまだ浅く、すべての病院にあるわけではありません。まずはお近くで総合診療科のある病院を見つけることから始めましょう。

総合診療科では丁寧な問診や身体診察が行われるため、待ち時間や診察時間に長くかかることが予想されます。外来として受診するのか、予約制であるのかも事前の確認が必要です。そして時間に余裕を持っておでかけください。

診察を受ける際には、問診にしっかり答えられるよう、体の不調や痛みがいつから始まったのか、不安に感じていることなど、受診するまでの経過をまとめてメモをして行かれることをおすすめします。

総合診療科へ行けばすべてが解決するというわけではありません。歴史もまだ浅く、総合診療の専門医もたくさんいないというのが現状です。しかし、「どの科を受診すればよいのか」「病院を転々とたらいまわしされている」「病気の原因が他にあるのでは?」というような悩みに対しては適切なアドバイスをくれるはずです。

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