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精神科の代用ではない?心療内科と精神科の違いとは?

精神科と心療内科の違いは?

「心療内科」という看板をあげたクリニックをよく目にするようになりました。心療内科は1996年から厚生省によって外部標榜が認められるようになった診察科です。精神科と心療内科の違いを簡単に説明すると

精神科…精神疾患を診察する科
心療内科…心身症を診察する内科の一種

ということになります。

心療内科はどんな病気を診察するの?

心身症というのはストレスなどの心因性の原因によって体に症状が出る病気の総称です。病気には細菌感染や炎症で起こる「器質的」な障害と、検査をしても器質的な異常はなくストレスによって体に症状が出る「機能的」な障害とがあります。

心身症は機能的な障害にあたります。心身症には自律神経失調症、気管支ぜん息、胃潰瘍、高血圧、アトピー性皮膚炎、月経不順、過敏性腸症候群、関節リウマチ、不整脈などがあります。

これらの病気は器質的な原因で起こることもあるのですが、心身症は体の症状を改善する治療を行っても効果がなかったり、ストレスなどで発症していることが明らかなのが特徴です。

内科は体の症状を改善するための治療を行いますが、心療内科は患者の心理面や周辺環境との関係もみながら治療していく診察科です。

精神科とは別?

基本的には精神科と心療内科は別になります。ただし、精神科医が精神科と心療内科の両方を標榜にあげているクリニックも多く、実際には精神科と心療内科が競合している形になっているといえます。

基本的に精神疾患の場合は、薬物療法によって脳の中枢神経をコントロールしたりカウンセリングを行うといった専門的な治療が必要になり、内科とは治療の専門分野が異なります。

例えばうつ病、双極性障害、統合失調症、不安障害、パニック障害、適応障害、自閉症などの精神疾患は、精神科の治療が必要となります。

こんな時はどちらに行けば良いの?

心療内科のクリニックは内科医・心療内科医が担当している場合と、精神科が担当している場合があります。心療内科は内科ですので、基本的には精神症状より体の症状が強い場合に受診するところです。

ただし、精神科医が担当している場合には軽いうつ病や神経障害を診てもらえることもあります。受診する前には自分の症状が診てもらえるのかクリニックに問い合わせて確認してみるとよいでしょう。ストレスから起こる病気はどこに行けば良いのか迷うものですが、

うつ状態だ→心療内科
うつ病→精神科
体の症状を治してほしい→心療内科
体の症状もあるが精神症状が大きい→精神科

という選択がふさわしいでしょう。

精神科に行くのは抵抗がある?

現代はストレスの多い社会のため、こころが風邪をひいて心身が疲れ切った状態の人も少なくありません。自分でも「これってうつ?」「さすがにちょっと精神状態がヤバいなあ、医者に行った方がいいのかな?」と自覚する人もいると思います。

最近は自分の健康管理に気を配って積極的に精神科を受診する人が増えています。しかし精神科に偏見を持って受診をためらう人も少なくありません。また、内科のほうが受診しやすいために精神科の代わりに心療内科に行ってしまう人もいます。

心療内科の治療で治る症状なら問題ないのですが、ケースによっては心療内科ではなく精神科の治療が必要になってくる場合もあります。

例えばうつ病は、専門の治療を受けないでいると症状が悪化し自殺の可能性も出てくるほど油断できない病気なので、早く精神科にかかったほうが良いのです。

最近は、解放的でリラックスできる雰囲気の精神科クリニックも増えており、受診しやすいところが多くなっています。治療を行わずに苦しみ続けるのは辛いです。実際に受診してみて「もっと早く受診すれば良かった」と思う人も少なくありません。

どこに医療機関があるのか、どの診察科に行けばよいのか分からない場合は、各都道府県の医療機関検索サイトから検索すると分かりますよ。

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