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ロボット手術・マイクロマシン治療も夢じゃない!医療と科学の今

ロボット手術とは

ロボット工学や医学の進歩によりロボット手術は急速に進歩し続けています。ロボット手術と言うとロボットが自動で手術する場面を思い浮かべますがそうではありません。医師が手術を補助するロボットを使って手術を行うことをロボット手術言います。

元祖はアメリカで開発され急速に世界中に普及しています。最も有名なものはアメリカの企業が開発したダ・ヴィンチと呼ばれるロボットで3本のア-ムと1本の内視鏡ア-ムを持っています。

ロボット手術のメリット

ロボット手術のメリットは、まず第一に手術を受ける患者さんの侵襲を最小限に抑えることが出来ると言うことです。一般的な手術では、患者さんのお腹を切開し患部を取り除いたり縫い合わせたりします。

このお腹を切り開く手術のことを開腹手術と言います。開腹手術ではお腹を切り開きますので皮膚に傷をつけるだけではなく、皮膚の下にある筋肉も切り開かなければなりません。そのため、痛みが長く残ったり筋肉の働きが落ちたりしてしまいます。

ロボット手術では、お腹を切るのではなく小さな穴を数か所お腹に開けて、そこから内視鏡と言う機械を患者さんの身体の中に入れて手術します。従って、手術の傷が小さい・手術後の痛みが少ない、回復が早く入院期間が短縮できるなど患者さんの負担が大きく軽減されます。

二つめは、ロボット手術は繊細で正確な手術が可能だと言うことです。ロボットア-ムの動きは、ヒトの指の動きをより繊細に正確に行います。それにより患部をミリ単位で正確に患部を取り除くことが出来ます。人間の手では不可能な動きも可能となります。

また、手術部位を何倍にも拡大した視野のもと手術することが出来るので正確に臓器と臓器を縫い合わせたりすることが可能です。三つめは感染を予防できることです。

お腹を切り開くことなく小さな穴から最小限の手術器具しか体内に入れないので、外部からの細菌が体内に入り込むことを防止できる清潔な手術が可能となります。

四つめは、ロボットを使って遠隔操作による手術が可能であることです。手術をする医師が患者と同じ手術室にいる必要がなく、離れた場所から遠隔操作することも可能です。

マイクロマシンによる医療

マイクロマシンとは、日本語では微小ロボットと訳されます。薬のカプセルに良く似たカプセル形状の大きさのもの中に超小型カメラと移動装置が内臓されておりその大きさは10mm前後の大きさです。

現在、日本で認可されて臨床応用されているものは、カプセル内視鏡です。内視鏡とは食道や胃などの上部消化管や腸などの下部消化管を観察する細長いチュ-ブで検査に用いられます。

旧来の検査方法では、口や鼻、或いは肛門から食道、胃や腸にそってチュ-ブを入れて体の中の状態を観察するものでした。所謂、胃カメラや大腸ファイバ-などがこれにあたります。しかしこれらは、いずれも検査を受ける患者さんにとっては大きな苦痛と負担を強いるものでした。

それに代わってマイクロマシン内視鏡は、薬程度のカプセルを口から飲み込むだけで食道、胃、腸と身体の中を食べ物と同じように動き回ってくれます。

そしてその動きの中で胃や腸の様々な所で臓器の状態をカメラで撮影し、その画像のデ-タを体外に送信してくれます。最後は便といっしょに体外に排泄されるので苦痛がいっさいありません。

マイクロマシンもロボット手術も生体を傷つけることなく患者さんへの肉体的、精神的苦痛を低減する方法として大いに期待されています。近い将来にはお腹を切り開く手術は無くなっている日がくるかもしれません。

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