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苦しいって怖がられる胃と大腸の内視鏡検査と最新カプセル内視鏡

吐き気との闘い

内視鏡の歴史は結構古く、日本では1950年代に開発されました。その後、デジカルカメラの普及により極小レンズが発達し、口から挿入して胃や十二指腸を直接観察できるのは画期的でした。

しかし、患者の吐き気や苦しさをおざなりにしてきましたが、さらに口径が細くなった鼻からいれる内視鏡(経鼻内視鏡)が出来てから、ほとんど吐き気はなくなり、医師と話ができると評判です。そして今は、カプセル内視鏡という技術革新によって画期的な検査機器が誕生しています。

カプセル内視鏡

カプセル内視鏡は、小さなカプセルの中に高精度なレンズと写真を何万枚も保存できるメモリーチップが内臓されています。これを薬のように飲み込み、胃や大腸の中の様子をひたすら撮り続けます。

当然、痛みや苦しみはありませんが、カプセルの回収は便の中から探さなくてはならず、その点では今後改良の余地がありそうです。最初は、胃の検査用、そして2013年になって大腸の検査用として開発されてきました。

従来の胃部内視鏡や大腸内視鏡では、届かない小腸を観察するのが最初の目的でしたが、消化器官すべてを網羅できるようになってきました。

しかし、まだカプセルの大きさが一般の方が服用する錠剤カプセルよりかなり大きく、体の小さい方や女性では飲み込むのが大変かもしれません。一度カラダに入るとひたすら撮り続け、数万枚にもなりますので情報量は莫大です。その中から異常を発見できるのです。

また、今まで内視鏡では届かなかった小腸を直接撮影できるのは画期的なことで、いずれ人間ドック等の健康スクリーニングの中心になることでしょう。現在では、実施できる施設や検査料金に難がありますが、将来的なポテンシャルは大きいと思います。料金についても検査件数が多くなれば、コストも下がってくるでしょう。

内視鏡の技術的進歩

やはり、現在では内視鏡が消化器系検査の主流です。デジタルカメラの技術を応用して、レンズ口径が小さくなっても広い範囲が見えますし、患部を450倍にも拡大し、がん細胞かどうかその場で診断することも可能になりました。

特筆すべきは、画像の鮮明さです。試しに、指を写すとはっきりと指紋もわかるほどです。微妙な色や形もこの優秀なレンズで全てはっきりわかります。また、がんの初期で表面だけであったりポリープ程度であれば、内視鏡で切除が可能です。

内視鏡か?カプセルか?

内視鏡も日々進歩しており、技術も目を見張るものがあります。しかし、内視鏡が届かない小腸のような臓器があるのも事実です。一方、カプセル内視鏡は、開発されて年月がまだ浅い検査方法なので、これから研究の余地がまだまだあります。

たとえば、カプセル内視鏡の今後の問題としては、下に落ちることは可能ですが上に上がることは不可能です。患部を見つけても、通り過ぎてしまうことになります。

このようにそれぞれに長所短所があるので、医師とよく相談して選択しても良いと思います。カプセル内視鏡で、早期発見し内視鏡で手術という患者にとってはベストチョイスなのではないのでしょうか?このようにカラダにメスを入れなくても良いので、負担の少ないこれからの医療のスタイルになって行くことでしょう。

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