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副作用は大丈夫?これだけは知っておきたい予防接種の基礎知識

子供の健康のためだと受けた予防接種。副作用が心配されて中止になったり、改めて接種が再開されたりと、近年では、「いったい接種していいのか、しない方がいいのかわからない」と言うお母さんの声をよく聞きます。

最近では、子宮頸がんワクチンが問題になっていますが、すでに接種済みの人も心配です。急いで接種しない方が良かったと思っている女性も多いのでは?

私達が主な予防接種の効果や副作用などについての基礎知識を持つ事は、とても重要です。

予防接種とは

病原体を健康な体に入れる事で、事前に体内に入って来た病原体の免疫を作っておき、病気にかからないようにするために行います。

予防接種に使用されるワクチンの主成分は、3種類あります。

  • 生ワクチン(生きた病原体の毒性を弱めてある)
  • 不活性化ワクチン(ホルマリンなどで病原体の毒性をなくしたもの)
  • トキソイド(ホルマリンにより細菌の毒素から毒をなくしたもの)

※一般に、生ワクチンは不活性化より免疫が長期に維持できる。

また、ワクチンには定期接種のものと任意接種があり、定期接種は決められた期間内であれば無料で受ける事ができます。任意の場合は、希望すれば受ける事ができますが、料金は各自治体によって負担額が異なります。

予防接種の副作用

一番心配なのは、副作用だと思います。たとえ定期接種であっても、重篤な副作用が起こった場合や、副作用の発生頻度によって一旦見合わせて検討する事があります。

このため、現在でも子宮頸がんワクチンについては様々な意見があり、議論がなされています。医学は日進月歩と言われ、日日単位で変わりつつあり、予防接種もその一つと言えます。

副作用については、元気な子供にも起こる可能性があったり、それぞれの体質によって違うため、予測不可能です。そのため、接種後は一定の時間病院で様子を観察したり、その後も保護者の注意が必要です。

もし、おかしいと思われる症状が現れた場合、直ちに接種を受けた医療機関へ行きましょう。副作用だと認められると、定期接種であれば国が、任意接種であれば医薬品医療機器総合機構法によって救済措置が受けられます。

主な予防接種と副作用

定期接種

インフルエンザ菌b型(Hib)・・・不活性化
インフルエンザにより、髄膜炎・脳炎・肺炎などの合併症の予防
副作用・・・けいれん・血小板減少性紫斑病
子宮頸がん・・・不活性化
ヒトパピローマウィルスから発症するがんで、早期発見・早期治療で完治する
副作用・・・失神・痛み・アナフィラキシーショック・発熱
風疹・・・生ワクチン
発疹や発熱(高熱もありうる)脳炎や血小板減少性紫斑病などの合併症予防
副作用・・・アナフィラキシーショック・血小板減少性紫斑病
肺炎球菌・・・不活性化
髄膜炎・敗血症・菌血症・肺炎・中耳炎などの合併症予防
副作用・・・けいれん・血小板減少性紫斑病

この他に、ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ・結核・麻疹・日本脳炎などがあります。

任意接種

インフルエンザ・・・不活性化
高熱・関節痛・肺炎髄膜炎などの合併症予防や罹患した場合軽度ですむ
副作用・・・卵を使用するため、卵アレルギーなどに注意
ロタウイルス胃腸炎・・・生ワクチン
嘔吐・発熱・水溶性下痢があり、重症化により毎年死亡例もある
副作用・・・けいれん・血小板減少性紫斑
B型肝炎・・・不活性化
急性肝炎・慢性肝炎・劇症肝炎・肝細胞がんを発症する
副作用・・・アナフィラキシーショック・免疫獲得ができない

この他に、水痘・おたふくかぜ・A型肝炎などがあります。

予防接種についての見解

予防接種は、従来から長期的に行われてきているものであれば、副作用の心配はあまりないと思います。副作用の発症頻度もごく一部に限られた稀なケースがほとんどです。

副作用を心配するあまり、接種を控える事で逆に病気そのものの発症頻度を高くしてしまう事も懸念されます。また、人から人への感染がある場合、病気の蔓延化も心配です。せっかく予防接種によって、発症を抑えられているのですから・・・。

しかし開発されたばかりの新しいワクチンに関しては、より慎重になるべきだと思います。私達1人1人が、新しいワクチンの安全性についてより多くの情報を集めて知識を持ち、慎重な検討しながら接種の良し悪し判断する必要があるでしょう。

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