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ジョギングする人は要注意?意外に危険な寒冷じんましんを防ぐ対策

じんましんの原因は色々

蕁麻疹(じんましん)の辛さは経験した人でないと分からないかもしれません。5人に1人は一生に一度じんましんを経験しているといわれます。じんましんというのは何らかの原因でかゆみを伴う湿疹が起こる皮膚の疾患です。

蕁(じん)という難しい漢字は野に生える蕁麻(イラクサ)から由来します。イラクサに触れた時のアレルギー症状にそっくりなことから蕁麻疹と呼ばれているそうです。このように何らかのアレルギー物質に触れて起こることが多いですが、原因はアレルギーではありません。

じんましんには次のようなものがあります。

  • アレルギー性・・・アレルギー体質の人が特定の食品、ハウスダスト、カビなどの原因で起こす。毒虫に刺されて起こるアレルギーや薬物アレルギーでも起こることがある。
  • 物理性・・・外部からの刺激によって起こる。原因はベルトや腕時計の強い圧迫、引っ掻き、温度など。
  • 心因性・・・ストレスや精神的ショックが原因で起こる。
  • 日光性・・・紫外線が刺激となり起こる。
  • コリン性・・・発汗が原因で起こる。

じんましんを予防するにはそれぞれの原因を避けることが必要になります。強いかゆみ、みみず腫れ、皮膚の熱い感じなどの症状を伴い、時に気道の粘膜まで腫れて息苦しくなったり、アナフィラキシーショックといった重篤な症状を起こす場合もあります。

珍しいかもしれませんが、物理性のものには「温熱じんましん」「寒冷じんましん」といったタイプもあります。これは温度差が原因となって起こるものです。

今回は、意外に起こりやすい寒冷じんましんについて説明いたします。

じんましんのメカニズム

まずじんましんが起こるメカニズムから説明しましょう。じんましんを起こすのはヒスタミンという体内の物質です。これは免疫に関わって外部から侵入してきた異物から体を守るマスト細胞の中にあります。

マスト細胞は異物の侵入を察知するとヒスタミンを放出させます。ヒスタミンが放出されると皮膚や神経を刺激してかゆみや発疹を起こしてしまいます。

体質によっては、特定の物質が接触するとマスト細胞が過剰に反応してヒスタミンを分泌させる場合があります。これがよくあるアレルギー性のじんましんです。また、物理的な刺激、ストレスなどによってもマスト細胞が反応して非アレルギー性のじんましんが出てしまう場合があります。

寒冷じんましんとは

寒冷じんましんの場合、皮膚の温度よりも冷たいものに触れることが刺激となり起こります。みみず腫れというより鳥肌のようなぶつぶつとした小さい発疹が出るのが特徴です。手、足、背中、お腹に出やすいです。

寒冷じんましんが出やすいシーンには次のようなケースがあります。

  • 冬の気温が低い環境にいる
  • 冷たい飲み物の入った缶やグラスなどを持つ
  • 冷たい物を食べたり飲んだりする
  • 水で手を洗う
  • 暖かい部屋から寒い部屋に移動する
  • 風呂上がりに体が冷えた
  • 裸足で冷たいフローリングを歩く
  • 運動後に汗が冷えた

 ・・・など

冷たいものに触れた部分にじんましんが出ますが、かゆみが強いので掻いてしまうと周囲に広がってしまいます。

急激な温度差に注意

寒冷じんましんが出やすい人は冷たいものに触れないように注意しながら生活することで発症を防ぐことができます。特に晩秋から冬にかけては起こりやすいので、急激な温度変化を避ける、気温の低い所では防寒するといった対策が必要です。ただし、夏でも冷たい物を食べたり飲んだりする場合にも起こりやすいので注意します。

意外に油断しやすいのが運動している人の体の冷えです。運動中の汗をたくさんかいている時は体が熱くなっているのですが、運動後にその汗が急激に冷えると肌寒くなることがありますね。この冷えは寒冷じんましんの原因にもなりがちです。運動後は汗が冷えないように速やかに着替えたり、シャワーを浴びるなどの対策がおすすめです。

怖いアナフィラキシーショック

じんましんで怖いのはまれにアナフィラキシーショックが起こる可能性もあることです。これはヒスタミンの作用によって起こる急性の発作で、血圧急降下、呼吸困難、意識不明、浮腫といった危険な症状を伴うものです。

短時間で命を落とす場合があるので、これらの症状がみられたら大至急病院へ搬送しなければなりません。寒冷じんましんでもアナフィラキシーショックを起こす場合があります。気付かずに運動を続けて大事になってしまう、といったこともあります。激しく汗をかくようなジョギングなどは気をつけていただきたいと思います。

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