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C型肝炎は肝ガンになることも!まずは気軽にC型肝炎検査をして

C型肝炎はほとんど症状の出ないまま進行してしまう病気で、気付かないまま放置してしまうことも少なくありません。そしてそのまま肝硬変、肝ガンになってしまうこともあります。

肝ガンは死因の上位を占めており、その肝ガンの70~80%はC型肝炎が原因とされています。つまりC型肝炎を早期に発見し治療を開始していけば、肝ガンによる死亡者を減らすことができるのです。

C型肝炎が進行し肝ガンに

C型肝炎はC型肝炎ウイルスに感染することで発症します。体に入ったウイルスは肝臓に住みつき、それに気付いた体は免疫システムを作動させ、ウイルスを排除しようと攻撃します。しかしその影響で、肝臓の細胞は傷つき炎症を起こしてしまいます。

実は肝炎で肝臓の細胞を破壊していっているのはウイルスではなく、ウイルスを排除しようとしている免疫システムなのです。壊れてしまった肝臓の細胞は、自分自身の再生能力ですぐに修復されます。痛みなどは特になく、気付かないままに進みます。

しかし慢性化して破壊と修復を繰り返すようになると、やがて肝臓は硬くなってしまいます。これが肝硬変です。肝硬変になると、年7%が肝ガンを発症します。10年で7割の人が肝ガンになってしまうのです。

C型肝炎が進行すると、いずれ肝ガンになってしまう危険性があるのです。それを防ぐにはC型肝炎を早期に発見して治療を行うことです。そのためには、まず検査を受けることが一番大切なのです。

検査はこのように行われます

C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、血液検査で分かります。そして今では新たにC型肝炎に感染することはほぼないため、一生に一回受ければ大丈夫です。検査は保健所や医療機関で、ほとんどの場合無料で受けることができます。

検査ではまず、C型肝炎ウイルスに対する抗体があるかどうかを調べます。ウイルスが侵入してくると体はそれを排除するため、すぐにそのウイルス専用の抗体を作ります。その抗体があれば、C型肝炎に感染したことがあるということなのです。

ただし抗体があったからといって、現在C型肝炎にかかっているというわけではありません。ウイルスが排除された後でも抗体は残っているのです。そのため抗体があった場合には、次に、今もウイルスがいるのかどうかを検査します。

この検査でウイルスがいないと分かれば、以前感染したもののすでにウイルスが排除されて治っているということです。今もウイルスがいれば、C型肝炎ということになります。何の自覚症状もなく肝機能も問題ない状態でも、C型肝炎ウイルスに感染していることはあります。

それがC型肝炎の恐いところなのです。通常の血液検査で行われる肝機能の検査だけでは感染が確認できないのです。現在も体内にウイルスがいることが分かった場合には、遺伝子の型やウイルスの量、炎症がどのくらい進んでいるかなどを調べていきます。そして治療方針を検討していきます。

こんな人は一度検査を受けて!

現在では新たに感染してしまう可能性はほぼありません。しかしC型肝炎ウイルスについて詳しく分かる以前に行われた輸血などで、感染してしまった人が多くいます。1992年以前に輸血をしたことのある人、血液凝固因子製剤やフィブリノゲン製剤を使ったことのある人などは感染の可能性があります。

手術の時の止血や帝王切開の時にも使われていた製剤のため、それらの経験がある人も一度検査を受けておくとよいでしょう。タトゥーを入れたり、自分でピアスを開けた経験があるという人も注意が必要です。

過去の検査で肝機能に異常があると言われた人も、検査を受けたほうがよいでしょう。それ以外にも、どこで感染したのか分からないけれど感染していたという患者さんもいます。自分は大丈夫だろうと思っていても、念のため一度検査をしておくことをお勧めします。

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