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最近急増しているB型肝炎の新たな感染原因と感染を予防する方法

これまでB型肝炎は出産時などの母子間での感染が主な原因だと考えられていましたが、最近になって、母子感染ではない感染原因よってB型肝炎ウイルスに感染する人が増えています。最近、日本で増えつつある欧米型と呼ばれるB型肝炎の感染原因と予防の方法をご紹介します。

欧米型のB型肝炎とは?

現在、日本で最も多い感染症はB型肝炎を含むウイルス性肝炎です。最近の研究ではB型肝炎ウイルスと言っても、遺伝子のタイプによってA~Hに分けられ、その性質も異なることが分かってきました。

B型肝炎を遺伝子によってタイプ別に分けると、これまで日本で起こるB型肝炎のほとんどが、BタイプかCタイプと呼ばれるものでしたが、最近になって、これまで欧米で多かったAタイプのB型肝炎が増えています。

AタイプのB型肝炎は、感染したウイルスが排除されにくく慢性肝炎に進行したり、急性肝炎を発症しやすい、言わば重症化しやすいタイプのB肝炎ということになり、これまで以上に注意が必要です。

B型肝炎の新たな発生源は?

AタイプのB型肝炎が増加しているのは、性交渉が主な原因だと考えられています。日本でも国際化が進み、外国人と触れ合う機会が多くなったことや、性や感染症に対する意識やモラルが低下していることも原因の一つです。

海外旅行先などでの気分に任せた性交渉や、よく知らない人と性交渉を持つときには、必ずコンドームを使用するようにして感染症を予防する必要があります。性交渉でB型肝炎ウイルスに感染する確率は極めて高いものと心得ましょう。

一方、これまでに日本で発生するB型肝炎の主な感染原因となっていた母子間での感染は、その対策が進み、現在では母子間でB型肝炎がうつるということは、ほとんどありません。

また、母子間感染は妊娠や出産時の母子間での血液や体液を介して感染するということで、遺伝とは異なりますので正しい認識を持つようにしましょう。

性交渉の他にも、ピアスの穴あけや入れ墨などで器具を適切に消毒せず使用した場合にも、B型肝炎のウイルスに感染したという事例が多くあげられています。

B型肝炎の予防法

B型肝炎の予防法としては、次のようなことに注意していれば、日常生活においてB型肝炎に感染することはほとんどないとされています。

  • 血液や唾液など分泌物がついたものは、むきだしにならないようにしっかりくるんで棄てる。
  • 外傷、皮膚炎、鼻血などは、できるだけ自分一人で手当てをし、また手当てを受ける場合は、手当てをする人に血液や分泌物がつかないように注意する。
  • カミソリ、歯ブラシなどの日用品は個人専用とし、他人に貸さないように、また借りないようにする。
  • 乳幼児に、口移しで食べ物を与えないようにする。
  • トイレを使用した後は石鹸と流水でしっかりと手を洗う。

B型肝炎はたとえウイルスに感染していても症状が出ることがない場合も多いのですが、病気などで体の抵抗力が弱くなった場合など、何かのきっかけで発症したり他人にうつしたりする危険もあるわけです。

そのため、B型肝炎ウイルスを保持していないか、念のために検査をすることが重要です。自治体によってはB型肝炎ウイルスの検査を無料で行ったり、検査費用を助成しているところもありますので、保健所に問い合わせてみましょう。

今はワクチンの開発も進んでいますので、仮にB型ウイルスに感染していたとしても治療で治るケースも多くあります。自分自身や周りの人のためにも、B型肝炎ウイルスの検査をすることをお奨めしたいと思います。

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