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肝炎は予防できる!肝機能をみるみる改善する食事のポイント10

とかく日本にはお酒を飲む機会が多くあります。春は花見や歓送迎会、夏は暑気払い、冬のクリスマスや忘新年会…。お酒を飲む機会に比べて、お酒を控えるきっかけは、せいぜい年に1度の健康診断くらいなものではないでしょうか?

その数少ない肝臓病を見つける機会を見逃すと、後々取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。肝炎など肝臓病の予防と、肝機能を改善する方法をご紹介します。

肝臓の重要性

肝臓は人間の臓器の中で最も大きな臓器です。ということは、肝臓は脳よりも大きくて重い臓器だということです。肝臓が胃や心臓よりも大きいことは知っているかもしれませんが、脳よりも大きいことはあまり知られていないかもしれません。

そんな人間の臓器で最も大きい肝臓ですから、その大きさに見合った重要な働きをしています。肝臓の働きは大きく分けると3つあります。

まず1つ目は、私たちが食べた食べ物は、胃で分解され腸で吸収されるわけですが、その栄養を体の各部分で使いやすいように、分解したり合成したりする働きです。

2つ目は、ご存知の通りアルコールなどに含まれる有毒物質を分解して無毒化する働き。3つ目は、脂肪を分解する胆汁を作る働きです。

この3つの働きはどれをとっても、生命を維持していく上でなくてはならない働きと言えます。肝臓は体にとっての化学工場ともいえる重要な臓器なので、大切にしてあげなければいけません。

肝臓病が起こる2つの原因

肝臓の病気は大きく分けると2通りの原因があります。1つは、肝炎を起こすウイルスの感染によるもの。もう1つは、お酒の飲み過ぎや過食による肝障害や脂肪肝です。

お酒の飲み過ぎや過食による肝臓病は、自分の生活習慣を振り返ってみれば、思い当たることがあるはずです。そして結局は、お酒を飲みすぎない、過食をしない、適度な運動をする、という生活習慣の改善が必要だという事にたどりつきます。

飲み過ぎや過食が改善できないのは、厳しい言い方をすれば、自分がだらしのない不摂生な生活をしているからです。そんなことは小学生でも分かることで、弁解の余地はないのかもしれません。

一方、ウイルスによって起こる肝炎の場合は、生活習慣とは原因が異なり、極端に言えば自分では防ぎようがありません。実は、肝炎が起こる原因の90%は、このウイルスによるものなのです。

肝機能を改善する10の方法

アルコールの飲み過ぎや過食、場合によってはウイルス性の肝炎によって、弱くなった肝機能を改善する方法はいくつか考えられます。とりわけ効果が高く、誰にでもできる10の方法をあげていきたいと思います。

1.野菜をたっぷり食べる

野菜には肝機能を改善させるビタミンやミネラルがたっぷりと含まれています。肝臓でもビタミンが合成されていますが、肝機能が低下すると、その合成能力も衰えるため、その分、たくさんのビタミンを補給する必要があります。

野菜をたくさん摂るポイントは、生野菜だけで摂ろうとするとカサは大きく見えますが、実際の量は思うよりも大分少ないので、煮たり茹でたりして食べるとたくさんの量を効率的に食べられます。

2.塩分を控える

肝臓では、全身の血管から水分が染み出さないようにするため、アルブミンという体液を調整する物質が作られています。肝機能が低下するとアルブミンの合成が少なくなり、体がむくんだり、腹水というお腹に水が溜まるようになります。

アルブミンが少ない上に、さらに塩分を多く摂ると、体の水分量がさらに増え、肝臓への負担も大きくなります。肝炎の予防には、塩分を減らして、肝臓に負担をかけないようにすることが大切です。

3.食物繊維をたくさん摂る

肝臓は体内にある毒物を解毒するという重要な働きをしています。アルコールから分解されるアセトアルデヒドを解毒する働きはご存知だと思います。

また、外から入ってくる有害物を解毒するだけでなく、体内でも自然に有毒な物質が作られており、その解毒も肝臓で行っています。例えば、たんぱく質が分解される時にできるアンモニアも、体内で作られる毒物の1つです。

アンモニアは尿や便として排泄されるだけでなく、肝臓で解毒をして体への影響を防いでいます。また便秘になると、便から出る有毒物質が体内に溜まり、その解毒も肝臓が行うことになり、肝臓の負担が増えることにもなります。

食物繊維をたくさん摂り、便秘を解消することは、体内で作られる有毒物質を減らし、肝臓への負担を軽減することができるので、肝臓病を防ぐことにもつながります。

4.抗酸化物質を摂る

肝機能を改善させるには、肝臓で解毒をする時に作られる活性酸素の量を少なくして、肝臓へのダメージを減らすことが重要です。抗酸化物質を含む食べ物をたくさん摂ることで肝機能が改善します。抗酸化作用の高い食べ物には次のようなものがありますので、積極的に摂るようにしましょう。

ビタミンC…ブロッコリー
ビタミンE…うなぎ、アーモンド
β-カロテン…ニンジン、カボチャ
イソフラボン…納豆、豆腐
カテキン…緑茶
リコピン…トマト、スイカ
クロロフィル…ホウレン草、ニラ
クルクミン…ターメリック(ウコン)

5.鉄分を控える

鉄分は酸素と結びつくと活性酸素を大量に作ってしまうため、肝炎や肝機能が弱っている時には、鉄分は控えなければいけません。

誤解が多いのは、お酒を飲んだ次の日などで、二日酔いの状態の時に鉄分を多く含むシジミをたくさん摂ってしまうことです。シジミには鉄分が多く含まれているので活性酸素が作られ、肝臓には大きな負担となってしまうので注意して下さい。

6.卵料理を食べる

卵には肝臓の機能を回復させるメチオニンというアミノ酸が豊富に含まれています。肝臓の細胞を再生させる働きをするので、できるだけ卵料理を多く食べるようにして下さい。

7.牛乳よりチーズがオススメ

チーズも肝機能を高める食材です。チーズは良質なたんぱく質を豊富に含んでいるので、肝臓の細胞を回復させる働きがあります。チーズは牛乳から作られますが、牛乳よりも消化や吸収が良いので、牛乳よりもチーズとして食べたほうが良いのです。

8.タウリンが肝臓を守る

イカやエビ、タコなど甲殻類に多く含まれるタウリンも、肝機能を改善する効果が高い食べ物です。先ほどもあげましたが、シジミやアサリにはタウリンが豊富に含まれているので、鉄分を摂り過ぎない程度に、積極的に食べるようにして下さい。

9.クエン酸をしっかり摂る

お酒を飲んだ後や次の日に体がだるくなるのは、一時的に肝臓でエネルギーがたくさん使われて、他の部分で使うエネルギーが不足するからです。

クエン酸を摂ると、たんぱく質や脂肪を分解することでエネルギーが作られるので、肝臓に十分なエネルギーが送られるとともに、他の部分へもエネルギーが補充され、肝臓の負担が軽くなります。

体の疲れやだるさも軽減しますから、クエン酸を多く含む梅干やレモンを摂るようにすると、肝臓の疲労も少なくなります。

10.お茶をたくさん飲む

お酒を多く飲んだ時には、お茶をたくさん飲むようにして下さい。お茶に含まれるタンニンやサポニンは、肝臓での解毒作用を助ける働きををします。また、お茶に含まれるカフェインも、利尿作用を促すので、アルコールを早く排泄できます。

どれも簡単にできることばかりですから、肝臓病の不安がある人も、予防を心掛ける人も是非実践してみることをお勧めします。

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