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B型やC型など、肝炎にはいろいろ種類があり!その違いって何?

B型肝炎やC型肝炎という病名を、テレビや新聞などで見たことのある方は多いでしょう。輸血や血液製剤、予防接種での注射針の使い回しなどが原因で、感染が拡大したとしてニュースで取り上げられたりしています。

これ以外にも、肝炎にはA型、D型、E型などもあります。一言に肝炎と言ってもいろいろな種類があるのですが、その違いや特徴はどのようなことなのでしょうか。

肝臓の病気の原因はいろいろあり

肝臓の病気を引き起こす原因で、一番最初に思いつくのはアルコールではないでしょうか。アルコールが肝臓の細胞を壊すために、肝臓は正常に働けなくなるのです。他にも薬の副作用、免疫システムの異常、肥満などが原因となって肝臓が働けなくなることもあります。

このように肝臓が正常に機能しなくなってしまう原因はいろいろありますが、特に多いのはウイルスです。ウイルスが肝臓の細胞に感染し、それが原因となって炎症を起こしてしまうのです。

これはウイルス性肝炎と呼ばれ、ウイルスの種類によってA型、B型、C型…などと分けられています。つまりA型やB型といった肝炎の型の違いは、感染するウイルスの種類の違いなのです。

肝炎ウイルスって?

A型肝炎を引き起こす原因はA型肝炎ウイルス、B型肝炎を引き起こす原因はB型肝炎ウイルス…といったように、ウイルス性肝炎はそれぞれ違う種類の肝炎ウイルスが原因となっています。ウイルスは自分だけで増殖することができません。

そのため他の生物の細胞に寄生して増殖していきます。肝炎ウイルスとは肝臓の細胞に寄生して増殖していくウイルスです。何らかの方法で感染して体に入り込んだ肝炎ウイルスは、肝臓の細胞に住みつきます。

この時、このウイルス自身が肝臓の細胞を攻撃して炎症を起こすわけではありません。ウイルスにとって自分が増殖するためにも肝臓は必要で、壊れて欲しくはないのです。しかしウイルスの侵入に気づいた体は免疫システムを働かせ、ウイルスを攻撃し排除しようとします。実はこの免疫の働きによって肝臓の細胞は壊れ、肝炎になってしまうのです。

それぞれの肝炎ウイルスの違いは?

A型肝炎ウイルス

食べ物や飲み物などを介して経口感染します。昔の日本では感染者が多かったもの、衛生状態が改善されたおかげで最近では減っています。衛生状態のあまりよくない外国などへ旅行して感染してしまうこともあります。2~6週間の潜伏期間後に急激な高熱、全身の倦怠感、黄疸などが出ますが、慢性化することはありません。

B型肝炎ウイルス

血液を介して感染します。感染力が強く、出産の際に子供へ感染したり、性行為によって感染したりします。以前は輸血や予防接種時の針の使い回しによって感染することもありましたが、現在その心配はほぼありません。

1~6ヶ月の潜伏期間後に倦怠感、発熱といった風邪に似た症状が出ることもありますが、何の症状もないまま完治することもあります。ただし中には慢性化し、肝硬変、肝ガンになってしまうこともあります。

C型肝炎ウイルス

血液を介して感染します。輸血や血液製剤による感染が問題になりましたが、現在は安全性の確認されたものだけが使われているため、その心配はありません。タトゥーや不衛生な状態でピアスを開けて、感染してしまうこともあります。

40~100日の潜伏期間後に倦怠感などの症状が出ますが、軽いため気付かないこともあります。その後治ることもありますが、多くが慢性化し、10~20年も経ってから悪化して肝硬変、肝ガンになることもあります。

D型肝炎ウイルス

血液を介して感染します。B型肝炎に感染している人のみが感染し、両方に感染することで症状はより悪化します。

E型肝炎ウイルス

食べ物や飲み物を介して経口感染します。日本ではシカやイノシシなどの肉を加熱が不十分なまま食べて感染することがありますが、慢性化することはありません。海外でまれに大流行することがあります。

F型肝炎ウイルスは一度発見されたものの、その後の研究でその存在が再確認ができず、一般的には認められていません。G型肝炎ウイルスも発見されていますが、詳しいことは分かっていません。他に日本人科学者によって発見され今後の研究が期待される、TTVというウイルスもあります。

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